剣岳・毛勝三山・鹿島槍・奥大日等の眺めを楽しみながらの大猫・猫又山・南東ルンゼ・ブナクラ峠周回山行を満喫

晴天域は今週も続いている。今年は残雪が多いので、時期的には少々遅い気がしたが、「馬場島~大ブナクラ谷~大猫山~猫又山~南東ルンゼ~ブナクラ峠~馬場島」といった周回ルートを、絶景を楽しみながらの山行を満喫することができた。

残雪期のBCスキーで一番この周回ルートをおすすめする。馬場島を出発点とし、ブナクラ谷を目指す。最終堰堤手前の左の谷「大ブナクラ谷」を直登。標高差約1000mの大猫山まで忍耐のハイクとなる。この大ブナクラ谷の良さは、標高を上げるにつれ見えてくるバックの山々の素晴らしさだ。最初は早月尾根が見えているが、その内に奥大日・大日岳が見え、最後には剣岳が全容を見せてくれる。その迫力に圧倒されながらの楽しいハイクとなる。

大猫山に登り上げると、今度は反対側の大明神山~釜谷・猫又山が目の前に広がる。そして尾根を進むと前には鹿島槍ヶ岳が見える。この稜線ハイクが最高だ。山スキー(BCスキー)をやっててよかったと思う瞬間となる。稜線から猫又谷をハイクしてくるの登山者を見ながら、猫又谷鞍部を通過。ここから猫又山までは長くつらいハイクとなる。右側をトラバース気味に標高を上げていくのがスキー利用にはいいようだ。

5:13 ゲート前に車を止め、MTB 利用でブナクラ谷を目指す。20分間のMTB利用だが帰りのことを考えると楽だ。ブナクラ谷の最後の橋はまだかかっておらず、渡渉が予想されたが、少し上に進むとスノーブリッジがあり、難なく対岸に渡ることができた。ただここも時間の問題だろう。来週には壊れている可能性がある。

6:07 大ブナクラ谷出合に到着。到着して少々愕然とする。雪が繋がっておらず、前半で渡渉を何回かしなければならない状態だ。恐る恐るスノーブリッジを渡る場所もある。此処を時間をかけて通過。その後は雪も繋がり、快調なハイクが続く。標高を上げつつバックを振り返るごとに三人でため息ともつかない感動の声が自然に出てくる。剣岳の姿が少しずつ見えてくると、「大窓すべすべ。西仙人谷はやっぱりやばい。」などと会話が飛ぶ。今回、スキーのまま稜線上に出ることにもチャレンジ。1回目が早々とアイゼンに。2回目は稜線に出てからアイゼン装着。三回目となる今回は、できるだけ稜線に出るのを遅らせスキーで登り上げることに成功した。経験は確実に活かされている。

9:26 稜線に到着。反対側の大明神~釜谷・猫又山が目に飛び込んでくる。この山々も私たちにとって馴染みの山となっている。ここからは楽しい尾根ハイクとなる。尾根上は雪に覆われ猫又谷鞍部までは本当に楽しいハイクとなる。

10:42 猫又谷鞍部を通過。ここから目の前の急斜面を細かくジグを切ってハイク。週末山紀行さんは下を大きく迂回して進んがだが、どちらでもよさそうだ。直登は避け、右側をトラバース気味に標高を上げていく。しかしこの鞍部からが辛く感じる。エネルギーも切れてくるのもあり、脚が重くなってくる。

11:30 猫又山に到着。此処まで6時間17分楽しくもあり、辛くもある長い登りだ。いつものように猫又山山頂発射台で写真撮影。マッタリと昼食をとる。ゆったりと50分ほど休憩。いつものように食事を楽しんだ。

12:19 南東ルンゼに向かって滑降開始。前半は縦溝もあったが雪が緩んで問題なく滑降ができる。このルンゼは標高差が約800ある。最高に楽しい滑降が楽しめる。今回大きなデブリもなく3回目の中で一番きれいな状態だった。ザラメ雪が適度に緩み、斜度があってもなんの問題もなく降りていける。残雪期のスキーを堪能することができた。

12:57 折尾谷との出合でシールを貼りなおす。ここからブナクラ峠まで登り上げる。標高差約200mだが、やはり疲れた身体には長くつらい時間に感じる。今回、先頭を行く週末山紀行さんが急にペースが落ちた。シールが剥がれたようだ。そうこうしていると私の左スキーのシールも剥がれてしまった。シールの粘着性がなくなり、張り付かない状態になってしまった。昔のシールはアザラシの皮をバンドでスキーに括り付けていたのを思い出し、スキーバンドで三か所を固定した。これが大正解。そのままブナクラ峠に無事登り上げることができた。

14:09 ブナクラ峠から最初の岩場をスキーを担いで下り、雪が出てきたところから滑降となった。一気にブナクラ谷を下る。谷の3分の2ほど滑降した標高1200mあたりから雪が切れてくる。スキーを担いで右岸の夏道を進む。少し開け雪が繋がっていそうなのでまたスキーで滑降。

14:48 完全に雪が切れたところでまたまた登山道を進むことにする。前回来た時は、最終堰堤手前まで雪があり、最後の堰堤のクリアーに苦労したが、今回は夏道を手前から利用して高巻く形となった。所々雪が残る登山道をスキーのトップとテールが引っかかるのを気にしながら進む。

15:12 大ブナクラ谷出合に到着。またまた朝と同じように渡渉が待っていた。朝よりも水かさが増えている気がする。少々濡れるのを覚悟で大胆に渡渉に成功。後は、山菜を摘みながらMTBデポ地点を目指す。ちょうどコゴミゼンマイ・フキノトウが出ており週末山紀行さんのお土産に天狗蔵君は大活躍している。やはり日当たりが良すぎる場所は大きくなりすぎているため、日陰の場所を目ざとく物色していく。

15:42 MTB回収。ゲートを目指す。その途中も山菜を探す天狗蔵くん。流石としか言いようがない。いつの間にかビニール袋がいっぱいになっていた。コゴミは天ぷらにしてよし、ゆでてマヨネーズで食べてよし。下りのMTBはやはり楽だった。いつもダラダラとゲートまでが長く感じていた。登り20分であればMTB利用もありである。

16:03 車に到着。今回週末山紀行さんが念願だったこのルートを案内することができた。彼の感想は、「思っていた以上に濃厚でハードで楽しかった。」といった大満足の感想だった。彼との山行は、ペースや体力・技量的にも私達二人にぴったりはまる。今回も少々アドベンチャーありのハードでタフな山行となったが充分満喫することができた。

追伸:来週あたりは渡渉等も多くなり、アプローチに時間がかかることが予想される。今回が最終だったのかもしれない。

週末山紀行さんのブログ

メンバー:週末山紀行さん・天狗蔵君・レッドバロン往路:6時間17分  山頂滞在:49分  復路:3時間44分  計:10時間50分

準備に余念がない。今日はMTBを利用

5:13 スタート

ゲートを通過

ブナクラ谷の新しい道路  珍しくMTBを押している天狗蔵君 MTBはこの上で終了。

スノーブリッジを利用して対岸へ。 来週あたりは落ちているかも。

大猫山への登山道入り口付近を通過 工事が行われ数年前とは様相が違っている。

6:07 大ブナクラ谷出合に到着。 様子をみて愕然と。どこをどう渡ればいいのか。

行くしかない

レッドバロンもへっぴり腰で。

「やったー。」といった顔

崩れている横を慎重に。

雪がつなっがてきました。快調にハイク。

早月尾根が見えてきた。その後ろに奥大日岳

剣岳の頂上も見えてきた。

斜度も徐々に急になる。一番最初に来た2011年5月4日では、この辺りからアイゼンを付けていた。

休憩を入れる。天狗蔵君の携帯が鳴りっぱなし。

休憩場所からの眺め。 「やばい」の一言。

斜度がどんどん急になる。

三つの窓がすべて見える。

ここまで来ると池の平山・大窓の頭・赤ハゲ・白ハゲまで見えてくる。

何処までもスキーにこだわってハイク。

手前が赤谷山 その奥に赤ハゲ・白ハゲ 大窓があって大窓の頭・池の平山 小窓とつづく。そして連休で滑降した西仙人谷がここからはよく見える。小窓の上が小窓の王 三の窓があり、本峰に繋がる。

左端はたぶん浄土山  奥大日岳 大日岳と並んでいる。 手前の雪原は大猫の庭園 池塘がいくつもある。秋は紅葉が綺麗な場所。

やばいトラバースが続く。二人はうまくトレースを付けてくれるので安心。

この体勢やばいです。最後の登り上げ。

 稜線に登りあげて、週末山紀行さんは大満足。

反対側はこの眺め。 釜谷 猫又山 毛勝山は陰になっている。

昨年登り上げた谷 あそこを登って釜谷山に行った。

稜線が楽しそう

9:50 大猫山を通過

まさしくグー

稜線もこんな感じで続く。

いくつかの小ピークもある。 雪があるので難なくクリアー。

後ろ立山連峰 左から不帰の嶮 唐松岳 五竜岳 鹿島槍ヶ岳 と続く。

猫又谷鞍部を通過後の急斜面。 細かくジグをきる。

週末山紀行さんは下を大きく迂回してくる。

猫又山の最後の登り 辛かった

天狗蔵君がカメラを構えて出迎えてくれた。

いつもの発射台で。怖いので上に立てません。

天狗蔵君は少し上に立てた。

最高の笑顔

猫又山の証

お地蔵さんと 奥の毛勝山が見える

お昼にします。

楽しく食事

今日のデザート 冷やして食しました。

白桃最高です。

12:19 南東ルンゼに向かって滑降開始

剣岳の腹の中に落ちていくよう

縦溝もなんの問題もなくクリアー

いよいよ最大傾斜 のどへ。

天狗蔵くんが行きます。

週末山紀行さんも難なくクリアー  雪面が最高に綺麗。

なので私は少々スピードを出して滑降

小回りを活用して降りてくる週末山紀行さん

ちょっと手が上がりすぎ

下に来ると少々雪面もあれてきた。

折尾谷越しの白馬岳から五竜岳

折尾谷に到着

ブナクラ峠を観察

心配な雪庇もないよう  シールを貼り直し約200mの標高差を登り返す。

いつ見ても折尾谷を滑ってみたくなる。

大きなデブリもなく快調。

シールが剥がれたので応急処置 まったく問題なくハイクできました。

ブナクラ峠への最後の登り

お地蔵さんがきちんと立てられています。以前は赤谷山の方を向いていたような。

雪のあるところまで降りることに。 岩が不安定で難儀。

滑降開始

天狗蔵君が一気に行ってしまいます。

面ツル雪面を滑降

雪が切れて歩くはめに

ショウジョバカマが綺麗に咲いています。

下ったところでもう一度スキーを装着

再びスキーを担いで 夏道を進む

カタクリ

イワウチワ

白いイワウチワは珍しい

登山道をスキー靴で歩くのは大変。

最終堰堤を高巻いた結果になります。 前回はこの手前までスキーでこれました。来れるのは5月の連休までか。

15:12 大ブナクラ谷出合に到着 渡渉が大変そう

どうにかクリアー

ニリンソウが最盛期

スノーブリッジを渡って。

この鉄板が橋になるはずだが外されている。 MTBを回収

ここからは楽ちん

コゴミゼンマイを摘む天狗蔵君

大量です。  太くて美味そうなのが見つかったよう。

サンカヨウを発見

大量です。

とばす天狗蔵君

ゲート到着

16:03 車止めに到着。 三人とも充実の表情 お疲れ様。


“剣岳・毛勝三山・鹿島槍・奥大日等の眺めを楽しみながらの大猫・猫又山・南東ルンゼ・ブナクラ峠周回山行を満喫” への2件の返信

  1. 昨日はお世話様でした。
    至近の剱、稜線からの大明神、釜谷、後立山連峰の山群などどれも素晴らしかったです。予想以上でした~。秋にも是非歩いてみたいと思いました。紅葉と澄んだ空気でより眺望もクリアになりそうです^^

    温泉の後は、残りのおにぎりは食べずに我慢したので途中で睡魔に襲われることもなく金沢に戻れました。
    またよろしくお願いいたします。
    p.s.天狗蔵さん、山菜ありがとうございました~

    1. 今日は陸上の審判の後、家にいち早く戻り楽しいブログ作成に没頭することができました。写真を振り返るごとに楽しかった瞬間が思い出されます。シーズンが終盤になり、渡渉に悩まされましたが、非常に満足のいく山行だったと思います。下界は30度ごえで、魚津の蜃気楼がでまくりだったとか。天候にも本当に恵まれました。きっと週末山紀行さんの日頃の行いがいいのでしょう。またコラボお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA