新穂高温泉から笠新道~抜戸岳~弓折岳~鏡平~小池新道周回コースにチャレンジ

今年の夏は不安定な天候が続き、山はなかなかすっきりしない。我慢も限界に達し、好山病の禁断症状が出はじめたため、雨具を着る覚悟で久々の山行を行った。今回は新穂高温泉を起点に笠新道から杓子平を経由して抜戸岳へ。その後は楽しい稜線歩きを満喫しながら弓折岳へ。鏡平から小池新道を下って新穂高温泉に戻る周回コースにチャレンジしてみた。           ※最後にシューズについて紹介

周回コースは、およそ11時間を想定。逆算をして新穂高温泉を3:00にはスタートと考え、前日の夕方に新穂高に入ることとした。この時期は無料駐車場が満車になる可能性があった。また、大きな落石があり、20:00~6:00の時間帯が通行止めになっている。(週末山気候さんは、これに引っかかり6kmの自転車ハイクを余儀なくされた。)

16:00頃に新穂高温泉に到着。無料駐車場は、8割り方埋まっているが、空きがあった。夕食分と明日の食料をコンビニで買い込み駐車場で車中泊することにす。少々窮屈だがまたこれも楽しい。まずは深山荘の露天風呂へ。あまり人もおらず貸し切り状態でゆったりと温泉を楽しむ。17:30頃に車に戻り、持ってきたMTBで新穂高ターミナルへ。何か情報がないか確認することにした。

18:00頃に車に戻ると同時に激しく雨が降ってきた。明日も雨を覚悟しなければならないことに、憂鬱な気分にもなってきた。その気持ちを吹き飛ばすように買ってきたビールを開ける。好山病の禁断症状もあり、新穂高温泉にいるだけでわくわく状態だ。ほろ酔い気分でいつの間にか眠りにはいっていた。

翌日は2:30に起床。満点の星空に気持ちが高揚し始めた。週末山紀行さんとの待ち合わせが3:00だったので慌てて準備をする。携帯を見るとセンター前に来ているとのこと。急いでセンターに向かう。

週末山紀行さんのブログへ

メンバー:週末山紀行さん・レッドバロン

往路:7時間34分 昼食:36分 復路:3時間04分 計:11時間16分
8割り方埋まっている。無料駐車場

前日は、深山荘の露天風呂へ。

20日の朝3:16 穗高岳センター前をスタート。彼は、MTBに乗ってきていた。昨日、11:00頃に駐車場に到着予定にしていたが、通行止めで新穗高温泉6km手前で車を止め、仮眠してここまでMTBで来ていた。MTBを引っ張って登山道を目指す。

最初のゲートでMTBをデポして笠新道を目指す。

4:05 30分で笠新道入り口に到着。いよいよ標高約2400mまで一気に登る。標高差約1000mを3時間が目標。真っ暗な中、登山道を進むが、しっかり整備されているため危険は感じない。登るにつれて少しづつ明るくなってくる

整備された登山道

5:00を過ぎて明るくなってきた。穗高の山々がこのまま見えていればいいのだが。期待はできない。

シナノオトギリソウ

写真を撮る週末山紀行さん

相当ハイクしてきた。

5:30を回って太陽が稜線から顔を出そうとしている。

キレットの間から太陽が顔を出した。太陽が照り始めると気温も一気に上昇。同時にガスも湧き始める。これが夏の山なのだろう。焼岳にかかる雲が面白いので思わずシャッターを押した。ガスが広がると目線は登山道脇の花達に向いてしまう。今までお目にかかっている多くの花が次から次に出てくるが、初めての花もある。トリカブト・ベニバナイチゴの実・エゾシオガマあたりが今年初めての花だった。

急登が続く。

兵馬の平でたっぷりとみたギボウシ

タテヤマアザミだと思うが?

今年は花を見ることができなかったが、ベニバナイチゴの実を発見。

まだまだ稜線は遠い。

ガスが出てきて見えなくなった。

クロトウヒレン

ハクサンフウロが盛り

サラシナショウマ

ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマトリカブト

焼岳に雲がかかっているが空気の層を観ることができる。

タテヤマウツボグサ

ミソカワソウ

エゾシオガマ

ヨツバシオガマ

7:05 稜線に登りあげる。通常約4時間コースを3時間で登りあげた。

目の前に笠ヶ岳が飛び込んでくる。ここは残雪期に穴毛谷を利用して山スキーに来ている場所のため、久々といった感じだった。ここで初めてイワショウブに出会う。

杓子平 ここをスキーで滑降したが大変気持ちよかった。

イワショウブ

シラネニンジン

 

だらだらと杓子平を進む。笠ヶ岳山荘に泊まった方々が降りてこられる。「今日は久々に笠が見れてよかった。ラッキー」といった会話が聞こえてきた。私たちは笠ヶ岳方面には行かないが、笠を眺めれたのでよかった。

モミジカラマツ

笠ヶ岳からの登山者が増えてくる。

ハクサンイチゲが盛り

ガスで全く見えない。

山頂に向かう。

8:23 抜戸岳山頂に到着。この頃は周りが全く見えない状態になっていた。ここの山頂は登山道から少し外れており、狭い踏み跡をたどって山頂に着き、榛松地帯を下って登山道に合流した。

山頂から榛松地帯を下って登山道に合流。

一瞬の晴れ間で笠が見えた。

抜戸岳を振り返る。

楽しい稜線歩きができる。

9:03 弓折岳への分岐点を通過

ウメバチソウ 一つだけ発見

コゴメグサ この後たくさん出てきた。

タカネヤハズハハコ

ママハハコ

 

大ノマ岳のお花畑を進む

9:47 大ノマ岳 たぶん山頂だと思われる場所

ガスが発生すると雷鳥が動き出す。 親が子供を見張っている4匹を引き連れていた。

結構大きくなっている。

ハクサンフウロ畑

右に穗高岳連峰が見えれば最高なのだが。ガスでなにも見えない。

10:22 大マノ乗越を通過。もう少しで弓折岳。

最後の登りとなる。

10:40 到着 ここは山頂ではなかった。

ここが山頂

いつものようにエネルギー補給。

カップ麺はやはり醤油豚骨で。元気が出てくる。

コーヒーもいただく。

11:16 鏡平に向かってスタート

11:23 双六方面・鏡平方面の分岐点を通過 流石に人が多くなる。双六方面に行く登山者も多い。

ここは弓折乗越と名称がついていた。

 

11:48 鏡平山荘前を通過 お昼時で大混雑。ここは休憩無しで通過。

整備された登山道を駆け下りていく。

12:12 ここまで24分 早い。

今年初めてのオオバミゾホウヅキと出会う。

登山道の傾斜も緩く 整備も行き届いているため、ハイスピードで降りていく。

12:42 秩父沢を通過 休憩している人を横目に飛ばす。

登山道も平らになってきた。

13:04 車道に到着。後はだらだらとわさび平を目指す。

下ってきた小池新道

13:18 わさび平小屋を通過

13:27笠新道口に到着 4:05にここをスタートして13:27に到着なので、9時間22分で一周したことになる。

14:06 ゲートに到着。ここで週末山紀行さんはMTBで6キロのダウンヒル。

センター前を通過して

14:20 無料駐車場に到着

いつものように中崎山荘でお風呂に入り汗を流す。

久々の山行だったが、なまった身体にはいい刺激となった。このコースは、槍ヶ岳~奥穗高にかけての稜線を眺めながら楽しむことができるコースとなっている。周回の場合最初の笠新道が重要だろう。急登を3時間でクリアーできたことでその後に余裕を与えてくれた。一気に標高を稼ぐことができるため、その後に出てくるアップ・ダウンもたいして苦にならなかった。大ノマ岳周辺の稜線は大日岳から奥大日岳に向かう稜線に似ている。七福園のお花畑に似て高山植物も多く咲いていた。楽しんで稜線歩きができるコースとなっている。

今回、週末山紀行さんを誘っての山行だったがなぜか彼との山行はいつも天気がいい。今回もガスは出たが雨にあうことなく終了できたのは、ありがたかった。今回も多くの花たちを楽しみながらの充実の山行となった。

私の愛用シューズ紹介

昨年の蓮華温泉~白馬岳~旧鉱山道~蓮華温泉の山行から使用しているサロモンのトレランシューズ。ランニング系ではなくウォーキングでの使用を基本とした靴。サイズは28.5cmを選んでいる。つま先に少々余裕をもたせ、爪を痛めないようにしている。ソールもしっかりしており、だいぶすり減ってきたが、まだ使用に耐えられそうだ。もちろんゴアテックス使用で防水もしっかりしている。使用前に防水スプレーをかけて持っていく。重いザックを担ぐのであれば登山靴がいいのかもしれないが、昔の歩荷の方々が地下足袋で荷を運ぶことを考えると、重くなっても使用が可能かもしれない。今後検証を進めていきたいと考える。

利点は、日本の登山道に大変向いている気がする。樹の根っこや岩等のグリップ力がいい。中敷きは少し硬めの物に変更し、フィット感を高めている。ここまで14回の山行に耐えてきている。剣岳日帰り・奥穂高ジャンダルム周回など岩場の多いルートや行程の長い周回コースでの使用にも耐えてきた。耐久力もある。脚にあったシューズは手放せなくなる。


コメントを残す