称名川旧道調査に同行 奥大日から称名川へ

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剣岳を見ながらの楽しいハイク。

昨年の秋にも同調査に同行し、大日平から称名川のボトム往復にチャレンジ、過去に体験したことのない藪漕ぎを行いました。
今回は、雪のある時期に室堂から称名川を下り、旧道の調査をすることに。
私達の役割は、称名川にかかっていた、弥陀ヶ原と大日平をつなぐ吊り橋の位置の確認です。そこまで素早く移動するための方法として、スキーを活用することにしました。
この時期は、称名川のほとんどが雪に覆われた状態になっています。山スキーの本を紐解いてみると、奥大日の山頂から称名川のボトムまで滑降し、その後大日平の下(今回の旧道の場所)から登り上げ、大日平を滑降し、牛ノ首から称名滝に下りてくるコースが載っていました。なかなか報告にないルートです。
土曜の午後から立山駅に集合。帰りのことを考え、自転車を称名滝にデポすることに。

14:20のケーブルで室堂を目指します。美女平でバスに乗ると深い睡眠状態に。気付くと雪の大谷でした。
この日は、雷鳥荘で宿泊です。初めて泊まった雷鳥荘にびっくり。宿には多くのBCスキーヤー、ボーダーが宿泊しています。
早々とラウンジで生ビールを飲んでくつろぐ人も。(こんなBCスキーを経験したことのない私達はびっくり。)
夕食も豪華絢爛です。私達も美味しくお酒をいただき、早々と就寝です。
翌日は、4:30に朝食。5:23に雷鳥荘を出発します。本隊は、徒歩で称名川を下り、行けるところまで行って引き返す予定。私達二人は、旧道地点まで行って写真を撮ってくることになりました。
先ずは、奥大日岳を目指します。称名川へ降るルートを探しながらハイクしていきます。晴天に恵まれ、剣岳を眺めながらの楽しいハイクとなりました。
8:03に奥大日岳山頂に到着です。すばらしい眺めが今日も私達を出迎えてくれました。山頂に未練を残しながら、8:44に滑降にかかります。やはり一番雪が繋がっているのが奥大日山頂直下のルンゼでした。
出だしは、そこそこの急斜面で、雪も固くしまっているため気が抜けません。日があたり緩んだ斜面を順調に滑降していきます。ここは縦溝もなく滑りやすい状況でした。南斜面なので雪の状態が気になったのですが、9:02に称名川ボトムに到着することができました。
称名川は、しっかり雪に覆われています。今年は、稜線上の雪溶けが早かったのですが、谷にはまだまだたくさんの雪が残っています。ちょうど下りたったところに滝があるはずですが、それも埋まった状態でした。
見ると、本隊が下った足跡が残っています。意外と早くここまで来ていたことにびっくり。
スキーであとを追うと、すぐに追いつくことができました。
9:14本隊の3人と合流。私達は先に進むことにします。
なかなか見れない称名渓谷の風景に感動しながら、快調に進みます。小さな滝がいくつも現れ、写真を撮りながらの楽しい移動となりました。
9:34不動滝が見える場所に到着。大日小屋の裏からこの滝を望むことができますが、滝の直下で写真撮影は、なかなかできないと思います。その迫力に感動しながら先を進みます。
不動滝を過ぎると、雪が切れ、川の流れが見える場所も出てきました。きわどいトラバースもしなければならなくなってきます。
ここで快調な移動が裏目に。旧道跡を通り過ごして、下の廊下まで入ってしまいました。両側にそそり立つ絶壁の中を進むにつれ行きすぎていたことに気付き、戻って旧道跡を目指します。
11:09旧道跡らしき場所を発見。やはり雪があるとイメージが違っています。ここで写真撮影にかかります。
雪が一番積もっている場所をトップまで上がり、弥陀ヶ原方面の写真撮影をしていると、本体の3人が見えます。
いろいろ事情があったらしく、戻らずに旧道跡付近まで来てしまいました。この後本隊とともに大日平から帰ることに。
13:44昨年の秋にも利用した谷筋の雪渓をハイク。斜度は、毛勝山の最後の斜面ほどでしょうか。天狗蔵君が細かくジグを切ってくれるおかげで、本隊3名も順調にハイクすることができました。
15:26大日平の上部に到着です。雪渓を詰めていくと上部までつながっています。本隊3名の体力が心配になってきます。3名ともそれなりに年齢を重ねておられるベテランです。大日小屋で休息を入れながらゆっくりと下っていきます。
夏道をたどるのですが、雪があり、急斜面になっているところもたくさんあります。本隊のメンバーは、やはり雪の急斜面の下降に時間を有してしまいました。17:30牛ノ首にどうにか到着。
この後のことについては、諸般の事情から記載できませんが、旧道の調査に参加したことで、なかなか見ることができない称名渓谷の素晴らしさに接することができました.。

メンバー:天狗蔵君・レッドバロン・本隊3名

奥大日~称名川軌跡H27.5.16
赤はスキーで移動  青はアイゼン又はアイゼン歩行者と共に移動

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5:23雷鳥荘出発

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今日も素晴らしい日の出が見れそう。

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地獄谷も噴火しないでしょうね。

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6:10太陽が顔をだします。

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思わず彼も写真を撮ります。

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奥大日の雪庇もだいぶなくなりました。

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剣岳を見ながらの楽しいハイク。

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これから行く称名渓谷。深い溝が刻まれています。

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室堂一帯の稜線の雪がなくなっています。

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この角度の剣岳もいいですね。

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猫又方面 大ブナクラ谷の雪も少なくなっています。

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8:03山頂に到着

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滑降準備

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どの斜面を滑るか検討。やはり奥大日直下のルンゼが一番良さそう。ただし、出だしは急斜面です。
固くしまった雪に少々びびり気味。

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8:44ダイブ開始。標高差600m レッドバロンが最初にドロップイン>

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日が当たり緩んだ斜面を探して滑降

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底が見えてきました。しっかり繋がっているので一安心。

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対岸も称名川に降りれそうです。

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快調に滑降

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斜度的にはお手ごろ。

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>9;02 ボトムに到着。底から上部を撮影。

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素晴らしい滑降ができました。

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下っていきます。

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正面に桑崎山を見ながら進むことに。

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なかなか見ることのできない滝も現れます。

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滑降してきた称名川

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9:40不動滝が見えてきました。

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マイナスイオンがたっぷりとあります。

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このあたりから雪割れが始まり、川の流れを見ることができます。

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慎重に通過。

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ここは、スキーを外して通過するしかありません。この位置も吊り橋がかけられそう。

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たぶんここに吊り橋がかかっていたのではと思われる場所。雪の影響が受けづらいと考えます。

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快調すぎたのでゴルジュ帯に入ってしまいます。ここからの眺めも迫力がありました。

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いくつもの滝が現れます。

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10:44 引き返すことに。なかなか見れない光景に少々感動気味。

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戻ってきました。

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旧道跡の調査開始。

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対岸のトップまで上がってみました。

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13:44雪渓を詰めて、大日平に向かいます。

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最後の詰めの急斜面。

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大日平の少し上に登り上がります。

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小屋で小休止。

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大日岳もだいぶ雪が溶けました。

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17:30牛ノ首到着。少々時間がかかりました。
今回は、ここまで。このコース条件が整えば、日帰りも可能かもしれません。
終始、渓谷の素晴らしさに感動の山行でした。