先週は最悪の天候で最悪のBCスキーでした。もしかするとワースト1かもしれません。
神様は、1週間真面目に働いたBCスキーヤーに最高のご褒美をくださいました。それは金曜日の午前中に雪を降らせてくれ、その後に晴天域を北アルプス全域に与えてくれたのです。
悪い時があれば、必ずいい時があるものですね。
今シーズンは、まだ地元の「僧ヶ岳」へは行っていません。天狗蔵君は、一人で行ったようですが、雪の状態もよくなく楽しくなかったようです。
今回は、いつものメンバー3人で(大ちゃんはスノーボードなのでアップダウンやトラバースの多いこの山域は苦手なようです。)晴天の僧ヶ岳を満喫することにしました。
地元なので出発もあせりません。別又の発電所の手前まで車で入ることができました。現地に到着してびっくり。車が7台も止まっています。もうスキーやかんじき等で出発した後でした。後でわかったのですが、地元「魚津岳友会」の方々と、単独者2名でした。
こんなマニアックな山に多くのBCスキーヤーが集まっていることに驚かされます。私たちの後にも4名のBCスキーヤーがハイクしてきていました。
この山は、YASUHIROさんが紹介してからBCスキーヤーも増えたのではないでしょうか。
6:38 別又発電所横の除雪最終地点からハイク開始です。林道沿いにハイクし、尾根への取り付き地点に向かいます。
今回は、林道が大きくカーブしているところから杉林にスムーズに上がることができました。(昨年はこの取り付きでもたつきました。)杉林の中は急登となります。いつものように天狗蔵君が先頭になってトレースに沿ってハイクしていきます。これがハイペースなのです。(寝不足の身体にこたえます。)
50分ほどで杉林を抜けました。導水管工事用の林道に出ます。(地図にはありません)
林道を進むと、オウム真理教問題に取り組んでいた弁護士、坂本堤(当時33歳)さんの奥さまが殺害され、埋められていた場所の横を通過します。いつもここで手を合わせます。
その後、再び林の中に入っていき、尾根沿いにハイクしていきます。スキーのトレースとかんじきのトレースの2本があるのですが、やはりスキーのトレースが楽なのでそちらを使います。
8:48 標高1018m地点を通過。トレースのおかげで非常に順調です。
9:26 池尻の池がある鞍部を通過。ここまで小ピークをうまくトラバースしてトレースが伸びていました。
ここも右の斜面から左の斜面にうまく回り込み絶妙なトレースが付いています。先頭は相当ベテランの方とお見受けしました。
9:46 本日滑降予定の谷が見えてきました。ここで上の急斜面を見上げると4名のかんじきの登山者がいます。あっという間に追いついてしまいました。ご挨拶しながら前を見ると天狗蔵君が、
「前の人 幸ちゃんに似てない?」と一言。近づいていくと声がまさしく「幸ちゃん」です。
この方とは、今の「ミルキーウエイクラブ」の親クラブ「ブルースカイスキークラブ」に入会した時からの顔見知りです。かれこれ30年以上になります。
幸ちゃんは、本物の登山家です。昭和50年、日本の女性たちが世界の最高峰をめざしました。エベレスト日本女子登山隊です。田部井淳子さんが有名ですが、幸ちゃんはその中のメンバーです。今でも精力的に海外の山を飛び回っています。(クスミンに会わせたい女性登山家です。)
ちょっとネパールの友達に逢ってくると言って行ってしまうそうです。(今は山岳写真家としても活躍中)
幸ちゃんと話し込んでいるうちに梅さんは相当先まで行ってしまいました。
10:36 成谷山をトラバースして進みます。ここからが素晴らしい眺望を満喫しながらのハイクとなります。左は、我が家のある黒部扇状地や魚津市が一望に。右は、毛勝山が手前にあり、駒ヶ岳。その後ろに朝日岳から鹿島槍ヶ岳までが勢揃いしています。
後ろにいたはずの天狗蔵君がいません。相当離れてしまいました。あまりの眺めの良さに写真を撮りまくっていたようです。
成谷山トラバースから1時間ほどで僧ヶ岳山頂に到着です。山頂には、梅さんの他に、魚津岳友会会長さんと、ヤハタさんがいました。ヤハタさんは私と同じ職業で以前から知っています。マンゾクスポーツでお話しさせていただいています。
昨年の僧ヶ岳山行の折に梅さんがクトーを拾ったのですが、その持ち主がヤハタさんだったのです。ブログで紹介したところすぐにコメントがきて、翌日には本人に戻ったといったことがありました。
ヤハタさんに、「クトーを拾った梅さんです。」と紹介。山頂での1年越しのご挨拶となりました。昨年は1日違いでの山行だったのです。
思わぬ再会の後、天狗蔵君が山頂へ。写真を撮り合いながら今日の素晴らしい天候に感謝しつつ滑降準備となります。
12:07滑降開始。
途中、かんじきでハイクしてくる幸ちゃんにご挨拶し、成谷山下の谷を目指します。この谷は昨年も滑っています。斜度的にも雪崩れる心配は薄いようです。12:37写真を撮り合いながらあっという間にトレースに合流です。今回も14分間のパウダー滑降でした。
その後、絶妙なトレースに助けられ、登り返しの苦労をあまりしないまま、40分少々で尾根・杉林を抜け、林道に出ることができました。この林道への最後の下りが大変。一番体重のある私が最後に下ることになり、降りていくと、雪の斜面が崩れ、底が抜けてしまうのです。二人はその後を行くのが嫌だったらしく早々と降りてしまいました。
やっとの思いで林道に到着、車止めに向かいます。この車止めまでの道の両側は、天狗蔵君の実家の地面です。自分の家の敷地内を下って車止めまで移動。やはり天狗蔵君は幼少期に山の中で鍛えられていたようです。
13:29に車止めに到着です。
昨年よりも、遅くスタートし、早く帰還。トレースのおかげとはいえ、2回目となるとエネルギー配分等がわかってくるようです。
とはいうものの標高約320mから標高1855m山頂まで、標高さ約1535mを約5時間でのハイクでした。やはり疲れは心地よく出ています。〆は地元の「金太郎温泉」で汗を流します。(BCスキーには温泉がセットでなければ。)
今回、多くの方々とお逢いし、地元の良さを再認識した充実の山行となりました。
追伸:新幹線利用でBCスキーに来る方が増えるかも。
メンバー:梅さん、天狗蔵君、レッドバロン

往路:4時間59分 山頂滞在:30分 復路:1時間22分 計6時間51分

発電所の横を通過します。かんじき スキーの跡が伸びています。

7:04 林道が急激にカーブしているところから、尾根にとりつきます。
ここが細い雪の急斜面となっており帰りに難儀しました。

今日も先頭は、天狗蔵君です。杉林の急斜面をとばしていきます。

この二人が前にいると、安心して付いて行くだけ。ですがハイペース。

天狗蔵君のヘルメットがリュックからポロリ。それを身を挺して拾った梅さん。ナイスでした。
話によると、これまでもヘルメットを落として戻ったことがあるそうです。ベルトをしっかりリュックにかけてください。

太陽が顔を出し始めます。素晴らしい眺めが目の前に広がっています。話題は、三ッ倉山ルートについてでした。どの尾根を行くのか確認し合います。

小ピークが点在する尾根を、トラバースして下りを入れないようにルートが伸びています。ナイスです。

迷いやすい処にはテープも巻いてあります。岳友会の方々なのか。

成谷山からの尾根に取り付きます。ここも前半は急登となります。前にかんじきの登山者が見え、ご挨拶して一人ひとり抜いていきます。

カメラを構えている女性。何処かで見たことのある。声を聴いてやっぱり。

10:36 成谷山をトラバース。今日滑降予定の谷です。いい感じでパウダーが残っています。

左側のトラバースが終わり、尾根に出ると、毛勝山や駒ヶ岳、北アルプスが目に飛び込んできます。

11:37 山頂に到着 ヤハタさん・岳友会会長さんと記念撮影。

梅さんとヤハタさん クトー繋がりの二人。ここ僧ヶ岳での縁です。
幸ちゃんたちが道をあけてくれました。ありがとうございます。今度BCスキー行きましょう。
3枚目の写真に梅さんの進化見えています。傾きが出てきました。スキーを内側から押せるようになってきました。 胸の向きはスキーの進行方向よりも内側に向いています。これをローテーションといいますが、いき過ぎています。スキーの向きと胸の向きを同じにしていきましょう。なので次のターンに入れないため間延びしたターンになってしまうのです。

標高が下がると雪が腐ってきます。重い雪を蹴散らしながら下ります。
こんな状況の雪は、テールがロッカーになっている板が有効です。太くてもまったく問題がありません。

13:15 林道への細い斜面。雪が緩み私が踏み込むと底が抜けてしまいます。難儀しました。
さっさと下った二人は、下で笑っています。

お疲れ様でした。
顔には満足感があふれています。
昨年は、同じコースを上り6時間40分 下り3時間かけての山行でした。
今回は、上り5時間 下り1時間22分 と信じられないぐらい早かったことになります。
先行者のトレースが素晴らしかったことと、前回は梅さんとはぐれて1時間のロスがありました。それを差し引いても今回の山行は、ハイスピードだったようです。
いつも二人に引っ張られ、ハイクするうちに私自身も相当強くなっているのでしょうか。
いつも眺めている僧ヶ岳です。素晴らしいフィールドに感謝・感謝。





















































