地元「駒ヶ岳」・「僧ヶ岳」を笠谷から シラネアオイ等に大満足

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6月に入り、地元の僧ヶ岳の雪も少なくなっています。標高1800m少々ですので、夏山は暑く地獄となることから、6月の僧ヶ岳が旬となるようです。
今回は、まだ行っていない「駒ヶ岳」にも足をのばすことにします。
「山スキールートガイド105」酒井正裕著書に、笠谷をつめて稜線に登るルートが紹介されていました。これも参考にすることにします。
昨年のこの時期に僧ヶ岳で一緒だった「幸さん」のパートナーの方が一人で登っておられます。
6:00片貝川第三発電所車止めに集合。

到着し、登山の準備をしていると、その幸さんとそのパートナーの方が居るではありませんか。
ご挨拶の方が居るではありませんか。今日私たちが行くコースの情報を偶然もらうことができました。雪渓から最後の稜線までは、ひどいガレ場になっているようです。
例年、片貝山荘上の登山口まで車は入るのですが、今年は雪が多いせいか、第三発電所・南又との分岐点が最終車止めとなっています。ここから登山口までは1時間の行程となるので、やはり自転車持参がよかったかもしれません。
6:14出発。舗装道路をテクテクと。休憩中の幸さん達に追いついてしまいました。その後は、楽しく会話をしながら一緒に林道を進みます。
7:06片貝山荘を通過します。北又谷の出合を過ぎ、林道が大きく曲がって二手に分かれています。右は東又、左は北又方面に。
ここで、幸さん達とはお別れです。二人は、三階棚滝を通過して西谷のコルを目指すとか。いつもパワフルなお二人です。
林道を進むと、笠谷の取水口が見えてきました。ここからは、雪渓を進むことになります。
8:11 取水口でアイゼンを装着し出発です。傾斜の緩い雪渓を快調にハイクすることができました。スキーで来ても相当面白いようです。来年の予定コースに入れることに。
雪渓のわきを見ると、ウドが生えているではありませんか。山菜取り目当てで来てもよさそう。太くておいしそうなウドを天狗蔵君がチョイスし、皮をむいて生で食べてみました。シャキシャキとパセリのように美味のです。
「味噌持ってくればよかった。」と天狗蔵君が一言。
快調に雪渓をつめていくことができましたが、最終の稜線への登り口をどこにするかに悩みました。山スキーのルート図では、駒ヶ岳のすぐ横に出る谷なのですが、雪のない状態では、藪漕ぎが半端ではありません。
やはり、最後は情報どおりのガレ場を選ぶことにします。

10:02 アイゼンを外してガレ場に突入します。最初はそんなに斜度を感じませんでしたが、上がるにつれ登山靴の先端のみ土にくいこむ状態に。ここで持ってきたピック付ストックが威力を発揮してくれました。ピックを土にくいこませ四つん這いで上がります。

最後の5mは横の草付き斜面に這い上がり、どうにかクリアーすることができました。最後の30分は、最高にスリリングな斜面だったようです。後は、駒ヶ岳山頂を目指し、登山道を快適に進むのみ。

11:05駒ヶ岳山頂に到着。ここにきてガスが発生。眺望を満喫することができなくなりました。こうなれば、稜線上の高山植物を楽しむしかありません。ここ駒ヶ岳~僧ヶ岳の稜線には「シラネアオイ」が群生しています。ちょうど開花の時期に当たったため、たくさんのシラネアオイや高山植物と出会うことができました。

12:18 約1時間で僧ヶ岳に到着。雪渓の雪を溶かし、お湯を沸かしてカップヌードルとおにぎりでエネルギーを補給します。その後コーヒーを飲みながら「クスミン 今頃ジンギスカンやってるんだろうな。」なんて会話をし、マッタリした時間を過ごしました。

13:07 僧ヶ岳をあとにします。ガスがかかって眺めは最悪。天狗蔵君に「あんまり早く降りるのやめよう。」などとジャブを入れてみました。なんせ天狗蔵君の名前の由来は、ここ僧ヶ岳の下りを天狗のごとく迅速に下ることから来ています。(決して私も遅いわけではないと思うのですが、その速さは次元が違いすぎるのです。)

13:58成谷山を通過、14:31伊折山を通過。ここまでは彼もゆっくりです。杉林が出てきたころから、周りをきょろきょろ。「行者にんにく」を探しています。結局見つからず下っていくと、いつの間にか天狗蔵君の姿が見えなくなりました。いつもの下りでスイッチが入ってしまいました。一人おいていかれると逆に私の方は、ペースが上がりません。ここでケガをするわけにはいかないので、慎重になってしまいます。

15:25 僧ヶ岳登山口に到着です。後は、ひたすら林道を車止めまで下るのみ。楽しかった今日の反省をしながら約1時間の下りでした。笠谷という初めてのルートからの駒ヶ岳でしたが、昨年行かれた方の情報は大いに役立ちました。最後の稜線までのアプローチが今日の核心部でした。ハラハラ・ドキドキの30分のガレ場登行でしたが、この緊張感がたまりません。バリエーションルートの楽しみの一つです。

綺麗なシラネアオイの群生に心癒され、多くの高山植物に出会いながらの充実の山行となりました。いよいよ夏山登山シーズンの始まりです。

メンバー:天狗蔵君・レッドバロン

北又谷~笠谷~駒ヶ岳H26.6.7軌跡往路:6時間04分  僧ヶ岳山頂滞在49分  復路:3時間16分   計:10時間09分

P6070134.jpg6:14 南又との分岐点 車止めをスタート

P6070136.jpg幸さん達に追いついて記念撮影。ご一緒するのが3回目。 今日は、西谷のコルまでとか

P6070138.jpgこの雪渓があるため、車を下で止めているのかも

P6070140.jpg7:06 片貝山荘を通過

P6070141.jpg楽しく会話をしたり、今日の情報をもらったりしながら林道を進んでいきます

P6070142.jpg安部木谷の新緑が気持ち良く感じます

P6070146.jpg7:28 東又にいく二人とお別れ 気を付けて

P6070148.jpg林道沿いにウドを発見 少しだけリュックの中に忍ばせます

P6070150.jpg林道が下ると笠谷の出合いが近づいてきます

P6070152.jpg8:11 笠谷 取水口に到着

P6070153.jpgアイゼンを付けいざ出発

P6071585.jpg雪が固く絞まっているため快調にハイクできました

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P6071587.jpg斜度もそんなに厳しくないため登りやすい雪渓です

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P6070159.jpg雪面もきれいです。スキーで来たくなる状態

P6071589.jpgどの谷から稜線に上がるか迷うところ

P6070163.jpg雪渓の横にお花畑を発見 カタクリが咲き誇っています。シラネアオイを筆頭に美味しそうなウドまで

P6070166.jpgオオバキスミレ」だと思うのですが

P6070169.jpgシラネアオイが群生で咲いていました

P6070173.jpg太いウドを発見。 皮をむいて生でかじります。 味噌をもってくるべきでした

P6070176.jpg10:02 ガレ場に入ります
10:02 アイゼンを外してガレ場に突

P6070177.jpg上にいくにつれ傾斜が急になっていきます

P6070179.jpg足下がガラガラ崩れるのに耐えながらのハイク。足裏にしっかり力を入れていきます

P6071594.jpg落石を起こさないようにハイク。しかし落ちてしまいます。そのつど逃げる天狗蔵君でした

P6070180.jpg最後の5mは、あまりの急斜面に這い上がることを断念し、横の草付き斜面(細い尾根状)に逃げ、樹につかまってよじ登りました

P6070183.jpg無事に登山道によじ登ります。疲れた顔一つ見せない天狗蔵君です

P6070184.jpg登山道から見たガレ場 どんどん浸食も進んでいるよう

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P6071600.jpg11:05 駒ヶ岳山頂に到着

P6070198.jpg下に見える雪渓が今日ハイクしてきた笠谷。きれいな雪渓です。5月の連休あたりにスキーで来たいところです

P6071601.jpg僧ヶ岳へ行く途中にもう一度ガレ場を覗きます。こんなガレ場をよく上がってきたものです。

P6070200.jpgミヤマキンバイ

P6070201.jpgシラネアオイの群生

P6070207.jpgツマトリソウ

P6070210.jpgツバメオモト

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P6070215.jpg12:18 僧ヶ岳に到着です。 駒ヶ岳から約一時間の道のりでした。高山植物の花を見ながらの楽しい尾根歩きができました

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P6070217.jpgカップラーメンとおにぎりで腹ごしらえ

P6070219.jpg13:07 山頂を後にします。ゆっくり下りることを提案

P6070221.jpg稜線上に雪があるところも

P6070223.jpgミツバオウレン

P6070230.jpgバックは、我が街 黒部市 本当に地元の山なのです

P6071607.jpg僧ヶ岳は、まだガスがかかったまま

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P6070231.jpg幸さん達が行った西谷のコルだと思うのですが

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13:58 成谷山を通過。雪に覆われ、登山道がところどころ消えていますが、ピンクのテープのおかげで道に迷うことはありません

岳友会の方々の親切なのでは(山ちゃんあたりが付けているのでは)

P6071612.jpg14:31 伊折山を通過

P6070235.jpgショウジョバカマ

P6070242.jpgチゴユリ

P6070244.jpg天狗蔵君にスイッチが入ってしまいました。あっという間に視界から消えてしまいます。

P6071614.jpg15:25 マイペースを守り、登山口に到着。

P6070245.jpg空木(ウツギ)

P6070251.jpg16:23 車止めに到着です。お疲れ様でした。

6月には地元の僧ヶ岳・駒ヶ岳を中心とした北方稜線のスタート地点の山々を満喫するに限ります。

幸さんに言われた通り、シラネアオイの花の色がすごくきれいでした。これほどたくさんのシラネアオイ群生地に行ったことがありません。場所によっては7月中旬に咲く場所もありますが、ここは今が旬なのです。

カタクリ、ショウジョバカマ、シラネアオイのピンク色

ミツバオウレン、ツマトリソウ、ツバメオモト、マイツルソウ、オオカメノキの白色

オオバキスミレ、ミヤマキンバエの黄色

ミヤマヤシオツツジのオレンジ色

色とりどりの高山植物を楽しんだ充実の山行でした。