
今年のお盆は、11日の山の日が加わり今まで以上に山への関心が高まっています。晴天が続いているため、黒部川の水位も相当下がっていることが予想されますので、以前から一度は行ってみたかった奥黒部川の源流部へ行くことにします。
今回は、一緒に山行をしたいと要望があったOkidoki君を誘うことにしました。彼もフライフィッシングをやっているのですが、なかなかうまく釣れないよう。運がよければ岩魚と遊ぶことができるかもしれません。しかし、少々ロング山行となるため、釣りをメインにすることはできません。
登山口の折立には、前日に入り前泊し、朝早くスタートすることにしました。私自身もテント泊の経験が少ないため、何を持っていけばいいのか迷うところです。山用ではないテントを二ハリ向かい合わせにセットし、明るいうちから宴会スタートです。折立の駐車場は今まで見たことがないぐらいの車が入っています。下のトンネルをはみ出し、有峰湖の道路沿いにまで停められています。私たちは、運よく下山してこられた方の車が出るのを見はからい、テント場横に駐車することができました。アルコールの力もかり、早々の就寝となりました。
14日は、3時ごろから周りがザワザワと動き始めます。折立のテント場には、30以上のテントが建っていました。私たちも早々に朝食を済ませ、4:14に登山口をスタートします。同行のOkidoki君は、登山は初心者ですが、私の大学の後輩になります。今回は、初めてのロング山行ですので、スタートからガンガンといくわけにはいきません。ですが、早稲田大学の大パーティーを抜き、いいペースでハイクすることができました。5:19に樹林帯を抜け、三角点を通過することができました。周囲は明るくなり、雲ひとつない晴天です。素晴らしい黒部源流の旅が予想されます。6:44に太郎平小屋に到着。五十島さんにご挨拶すると、その会話で、今回過去最高のテントの数だったとか。約300ハリが立っていたようです。テント場も満杯状態で、登山道にはみ出していたとか。ものすごいことになってきます。
エネルギー補給をして薬師沢へ向かいます。途中の左股の橋を7:49に通過。順調に薬師沢小屋を目指します。8:27に薬師沢小屋に到着。ウエーディングシューズに履き替え、黒部川源流に入っていきます。やはり予想したとおり水量は少なく、川の渡渉も難なくこなしていける状態です。なのでざぶざぶ川の中を通るのでいつもより短時間で、赤木沢手前の難所に到着してしまいました。いつもは水量も多く、高巻きする場所ですが、今回は左側からチャレンジ。ビックツリー君は、右側から難なく通過することができました。赤木沢出合いの水量もやはり少なく感じます。
赤木沢を通過すると、広々とした川原が続きます。15年ほど前でしょうか、その広々とした川原で、楽しい岩魚釣りを経験したことを思い出します。今回、川原の中を歩いていても岩魚がまったく走りません。岩魚がたまるような淵があっても姿がまったく見えません。やはり相当抜かれてしまっているようです。ここ黒部川源流の岩魚は確実に姿を消していました。11:44祖父谷を通過します。一瞬どちらに行けばいいのか迷いましたが、地図を確認し右を選択。同じような水量に間違わないように注意が必要です。開けた川原が少しずつ狭まってきます。12:57初めて流れの中に30オーバーの岩魚を発見。何度もチャレンジしますが、毛ばりに見向きもしてくれません。相当たたかれているようです。あきらめて上を目指します。すると足元の流れの中から岩魚が逃げるようになってきました。やっと黒部の源流といった状態です。ただサイズが15cmほどのものばかりです。大きくても20cmほどでしょうか。その上、毛ばりに反応はするのですが、ハリ掛かりまでいかないシビアーな状態です。多くの釣り人にたたかれ、学習した岩魚が残っているようです。なので二人で1時間ばかり岩魚と遊んでみましたが、一匹もハリ掛かりしてくれませんでした。(Okidoki君には釣らせたかった。)
14:51またまた二股に分かれている場所に出ます。ここも水量がほとんど同じぐらいでしょうか。イメージ的には右側が本流に見えるのですが、改めてGPSと地図で確認。ここからは左に折れる場所でした。少し進むと足跡も発見。安心して進むとすぐに雲ノ平からの登山道にぶつかります。ここでトレランシューズに履き替え、三俣山荘を目指します。約50分ほどで到着。山荘の前からは、槍ヶ岳を拝むことができました。ここ三俣山荘も12・13日と大混雑だったようです。敷布団2枚に4人が寝る状態だったとか。今日は敷布団1枚に1人とゆったりした状態です。
荷物を整理し、外に出て二人で乾杯。一日を振り返りながら改めて黒部川の源流部に思いをめぐらし、美味しいビールを楽しむことができました。夕食はシカの肉のシチューです。最近、鹿による高山植物の被害が報告されています。その駆除のために猟師さんがとったシカの肉を利用しているとか。大変美味しくいただくことができました。今日も充実の山行に満足しながら、早い就寝となりました。
メンバー:Okidoki君・レッドバロン

折立~太郎平小屋2時間30分 滞在:15分 太郎平小屋~赤木沢出合い:2時間45分
赤木沢~三俣山荘:6時間09分 1日目 計:11時間39分

二人の寝床完成。昔、部活動で使っていたテントと、ツーリング用の一人用テント。(山岳用ではなかった)

宴会スタート。陸上競技の話で盛り上がりました。指導法について熱く語るOkidoki君です。

珈琲も美味しくいただきます。

明日も早いので20:00過ぎには就寝。

4:14 登山口をスタート。今回の一番のミスは、ヘッドランプを忘れたことです。テント用のライトを手に持って登山開始。

順調にハイクしてきました。

1時間05分で三角点に到着。

鞍部を通過

涼しいうちに太郎平小屋に入りたい。

いつの間にかスピードアップしています。

Okidoki君も頑張ってついてきてくれました。

6:44 太郎平小屋に到着

エネルギー補給をします。

さあ、薬師沢を目指しましょう。

山深い奥黒部の山々

薬師沢の上部に到着。

ミヤマトリカブトが綺麗に咲いています。



二つ目の橋を通過。だいぶ汗をかいているOkidoki君。ダイエットになります。

サラシナショウマ

オヤマノリンドウ

7:49 左股の橋を通過

ウメバチソウ

ミヤマママコナ

樹林帯を快調に通過していきます。

もうすぐ薬師沢です。

8:27 薬師沢小屋に到着

8:45 沢靴に履き替え薬師沢小屋を出発

エメラルドグリーンの流れが目に飛び込んできます。




今日の一番の難所。

私はこの場所を左から攻めることに。

無事にクリアー

Okidoki君は、通常の右側から高巻いて通過。

水量が多いと、とうてい横を渡って行こうとは思わないのですが、今回はこの状況なので。

高巻き開始。

ここにも大きな岩魚が沈んでいるはずです。

9:43 すぐに赤木沢出合いとなります。

感動のOkidoki君

平常心のレッドバロン。なんせここは5回目でしょうか。その中でも一番水量が少ない状態。

赤木沢方面

左側からはいり、右側に移動してクリアー 腰までの沈。

わざと深みに入るOkidoki君。 気持ちよさそう。


開けた川原をハイクしていきます。沢登と言うよりも川原登か。

暑くなると私も腰まで入って冷却。

11:47 釣りを開始してみますが、まったく反応がありません。なので上を目指します。

12:57 プールで30オーバーの岩魚を発見。今回はテンカラ竿で挑戦。
岩魚はまったく毛ばりに反応してくれませんので、諦めて上に進みます。

あまり釣りに集中するわけにいかず、ところどころで竿をだすのみ。

先行者のフライマンを発見。のんびりムード。たぶんどこかでテント泊なのでしょう。
釣れないわけが分かりました。

釣りを諦めハイクに専念。

Okidoki君が粘っています。何度も岩魚が出てきますがフッキングしません。腕なのか岩魚が利口なのか。

白色のミソカワソウを発見。別名がついているのかも。

再度チャレンジしてみますが、やはり無理。(テンカラロッドが使いづらい。)

14:52 最後の二股地点。どちらに行けばいいのか悩みましたが、地図で確認し左に折れて大正解。

15:06 雲ノ平への登山道とぶつかります。まずは一安心。トレランシューズに履き替えます。


だいぶ疲れているはずですが、元気なふりを見せてくれます。ガンバ!

黒部川水源地の石碑 ここが源となっているよう。



お花畑と私

三俣山荘の前で槍がくっきりと見えます。剣と見比べてしまいます。

15:53 三俣山荘に到着。

ビールで乾杯。

鹿の肉を使ったシチュー。美味しくいただきました。このシチューでご飯4杯をペロリ。

明日も早いのおやすみなさい。ゆったり敷布団1枚に一人で寝ることができました。
さあ、明日は黒部五郎岳を回って折立に帰ることにします。天気予報は、雨マークとなっています。明日は忍耐の登山となりそうです。20:00前には布団に入ってしまいました。

こんばんは。のんびりムードのフライマンです。
レッドバロンさんたちに追い越された後しばらく釣り上がって三俣山荘のテン場まで行きましたよ。
我々の前にも沢やさん、釣り人、かなりの人が先行していました。
それでのんびり釣り上がっていた次第です。
小さいながら数はそれなりに釣れましたよ。
grottoさんコメントありがとうございます。ブログを見つけていただき感謝です。私達は、あの日は一匹も岩魚を釣ることができずしょんぼりでした。三俣山荘に入って釣り関係の人がおられたので、話をするとほとんど私が釣っような口ぶりでした。三俣山荘に泊まって毎日黒部の源流を釣りまわっていたようです。そんな人がいればスレてしまうのもわかります。よっぽど薬師沢の方が釣れるようです。
そのストレスを地元に帰って晴らすことができ、大満足です。また何処かの渓流でお会いできましたら声をかけあいましょう。