滝倉山(サンナビキ山)アドベンチャー山行を満喫 谷を間違えて手前でハイク 

晴天の30日は、北方稜線の山「滝倉山」にチャレンジしてきました。この山一帯をサンナビキ山という言い方もしているようです。僧ヶ岳にチャレンジした時、三階棚滝は埋まっていました。このチャンスを逃すわけにはいきません。東又谷から作之丞谷に入り、取りつく山ですが、なんせ険しいことで有名です。今回ハイクする谷を一本手前で入ってしまい険しさが倍増し、アドベンチャー山行となってしまいました。

先週のゲートの位置が第四発電所まで延び、車でのアクセスが良くなりました。4:30に第四発電所に到着すると、すでに7台ほど止まっています。今日は晴天が予想されるため多くの登山者が来ているようです。(立山ほどではありませんが)

4:51に第四発電所をスタート。今日は天狗蔵君も一緒です。先週から林道の雪もだいぶとけていますが、まだ車では無理なようです。いつものようにシューズで僧ヶ岳登山口まで約50分ほどのハイクでした。今日はここを通過して東又谷を進みます。少し行ったところでスキー靴にチェンジ。スキー登行を試みますが、すぐに雪が切れ、スキーを外したり着けたりの繰り返しとなりました。特に林道は雪が切れているところが多く、スキーを持ってのハイクが続きます。

7:17取水口を通過した辺りからやっとスキー登行が安定して行える状態になりました。スキーを外すのにザックを担いだままかがむので、腰が痛くなってきます。取水口からは、べったりと雪が付いた状態のため快調なハイクとなりました。いつもは大きな石の上をあちこち移動しながら進む場所も、今回は一直線に進みます。なのでアッという間に三階棚滝についていました。

7:53三階棚滝を通過します。まったくそこに滝があるとは思えないほど雪に覆われ、あっさりとクリアー。いつも高巻きをする右側の岩場も低く感じます。なので積雪は4mほどあるのでしょうか。

8:10作之丞谷入り口に到着です。ここからは未知の世界です。あまり情報がありません。先週カリスマスさんが、正面の谷を登っているようですが、私たちは地図を手掛かりに、手前の谷からハイクしてみる計画を立てました。

8:57右側にきれいな谷が現れます。方向的にも間違っていないような気がしました。(これが間違い)綺麗な谷なので早めに稜線に出て、稜線伝いに進めばOKとたかをくくってしまいました。この谷を1時間30分少々でクリアー。稜線上から見える毛勝山に二人でうっとり。しかし進むべき稜線の状態に愕然とすることに。細い稜線の上は樹木が生い茂り、雪も切れて崩れています。目指す滝倉山までも相当距離があります。谷を一本手前でハイクしてしまったことに気づくまでには時間はかかりませんでした。目の前に立ちはだかる難所の数々をクリアーしなければなりません。先ずは険しい藪漕ぎをして細尾根に登りあげ、雪のある急斜面を樹木にしがみつきながら進みます。

11:10 最悪の稜線を50分ほどかけて移動し、本来狙っていた谷に出ました。偶然にも先行者の足跡が残っており、それをたどることにします。急斜面のハイク開始とともに天狗蔵君の足が痙攣し始めます。そうこうしていると今度は私の脚も痙攣が襲ってきました。二人とも細尾根の藪漕ぎと急斜面に相当体力を消耗してしまったようです。だましだましどうにか稜線に登り上がることができました。今度は白馬方面の山々が目に飛び込んできます。今まで見たことにない風景がそこにはあります。角度が違うことで山の風景も微妙に変化してくるようです。二人の先行者の踏み跡をたどりながら山頂を目指します。北方稜線の山の険しさを身をもって体験することができました。

12:06 山頂に到着です。二人の先行者に声をかけました。「トレースありがとうございました。」お二方の顔を見てびっくり。昨年の秋に東又谷から毛勝山に行ったときに山頂で大宴会をしておられた、私の近所のM田さんとH野さんでした。こよなく北方稜線を愛する登山家さんです。マニアックな場所にはマニアックな者が集うようです。楽しくお話をして昼食をとりました。山頂から見る駒ヶ岳から滝倉山までの稜線の険しさに、改めて北方稜線が人を寄せ付けない訳を感ずることができます。今回登頂している滝倉山も今の時期だから来れる山なのです。

12:40 山頂を四人で後にします。二人はすぐに下山せず、稜線を進み、「ウドの頭」の方に進んでいきます。私達は、「貫ノ寺谷」方面にいい斜面を見つけ滑降することにしました。雪はザラメで楽しい滑降ができました。滑降したこの谷を利用して滝倉山を目指した方が楽なような気がします。

13:23 東又谷に戻ってきました。ここから見る毛勝山の北面斜面の美味しそうなこと。来週あたりそこを狙ってみてもよさそうです。連休の前半は「馬場島~立山川~剣御前~剣沢~小窓雪渓~西仙人谷~白萩川~馬場島」の1泊2日を考えています。その次のターゲットにしておきましょう。しかし今シーズンは雪が多いため残雪期山行が楽しめそうです。

東又谷を滑降し、25分少々で取水口に到着です。本来ここを歩けば2時間はかかるコースですがスキーはやはり早い。取水口からはまたまたスキーを付けたり外したりしながらの山行となりました。その分時間がかかってしまいます。

14:42 スキー靴からシューズに履き替え、ザックにスキーとスキー靴を括り付けての下山開始です。肩にザックがくいこみますが、後は忍耐しかありません。先週はフキノトウのみが山菜のターゲットでしたが、一週間でコゴミゼンマイが最盛期になっていました。先週まったく出ていなかった場所にいいサイズのコゴミがたくさん出ています。先週だったら花ちゃん・姐さんはさぞ喜んだことでしょう。(摘むのに時間がかかって帰れなかったかも)

15:51 山菜(コゴミゼンマイ・フキノトウ)を摘みながら約一時間かけて第四発電所に到着です。今日は久々に山頂を踏んだ気がします。三回連続で敗退だったことを思い出しました。新たな場所にチャレンジし、アドベンチャー山行を充分楽しむことができましたが、天狗蔵君は、トレースがなかったら痙攣がきたところであきらめていたかも。と言っていました。やはり山頂を踏むという行為は重要なようです。

新たな場所にチャレンジし、改めて北方稜線の険しさと素晴らしさ、そして地元を愛する登山家との出会いを満喫することができた充実の山行となりました。

メンバー:天狗蔵君・レッドバロン

往路:7時間15分 山頂滞在:34分 復路:3時間11分 計:11時間00分

沢山の登山者がスタートした後でした。

4:51スタート 天狗蔵君が眠そう

まだまだ雪が林道に乗っています。

ここの雪がなくなるのは一ヶ月後か

コゴミゼンマイがいい感じです

5:43 片貝山荘前を通過

僧ヶ岳登山口手前にも、たっぷりと雪が残っています。

阿部木谷出合いを通過 向こう側にトトロの樹がある

少し行ったところからスキー靴にチェンジ

北又谷出合いの橋を通過。雪がないので外すしかありません

林道にも雪が繋がっていません。

やっとスキーを履いてもまた切れます。

取水口手前の橋はまだ完成していませんでした。仮設の橋を渡ります。

取水口を通過した後は、スキーで行きます。

斜面が綺麗になってきました

快適なハイク

水の出ているところは慎重に進みます。いつも左側から険しく高巻きする場所

もうすぐ三階棚滝

7:53 三階棚滝を通過 単なるデブリの塊のよう

気持ちのよいハイクができました

東又谷の開けた場所にでてきました。

8:10 作之丞谷に入ります

狭い谷間を進みます

標高1400m付近 開けてきましたがデブリが多い

綺麗な谷を見つけてハイクすることに。デブリがひどいが上は綺麗なよう。

どんどん高度を上げていきます。

角度がやばい

稜線まであと少々

最後は四つん這いで

この谷をハイクしてきました

目の前に毛勝山 大変おいしそうな斜面が繋がっています。

とりあえず稜線を進んでみますが

遠くに剱岳 左側がウドノ頭 平杭乗越 西谷ノ頭 その奥に毛勝山

藪漕ぎの細尾根に突入

南側の雪が切れているので北斜面へ ここは急斜面となっています。樹にしがみつき進むはめに。

天狗蔵君もクリアーしてきました

やっと細尾根を進むことができます。

やっと本来きたかった谷に出ます。脚の痙攣に耐えながらのハイク 奥が駒ヶ岳

痙攣する脚をだましだまし稜線に到着。 毛勝山と剱岳 素晴らし

稜線を山頂に向かいます。

やっと山頂が見えてきました。

もう少しです。

山頂で食事中のM田さん・H野さん お久しぶりです。

私達も腹ごしらえ

今回は高級カップヌードルにチャレンジ  バックは駒ヶ岳

今日も立って食べる天狗蔵君

毛勝山の北面斜面がよさそう

剱岳 やはり存在感がある

右から鹿島槍ヶ岳南峰・北峰 五竜岳 唐松岳

右から不帰の嶮 白馬鑓ヶ岳 杓子岳 白馬岳

白馬~朝日岳方面

ザックに忍ばせてきた「ごろっと白桃」

これが疲れた身体にしみわたります。

天狗蔵君がコーヒーを入れてくれました。

美味そう

毛勝山をバックに

12:40 さあ 出発です。

スキーを装着 滑降開始

滑降開始

谷に落ちていきます。 ザラメがよく滑る。

快適な斜面が続きます。

東又谷に戻ってきました。

広く開けた東又の斜面 三階棚滝を目指します。

13:33 今日いった作之丞谷前を通過

三階棚滝が見えてきました。

三階棚滝を通過するちょっと前に崩れたもの ラッキーでした。

真っすぐに下るのみ

取水口の下の臨時の橋を通過

デブリ地獄

大ちゃんが作っていた橋を通過

林道にも雪がないため スキーを担いで下ります。

雪はとぎれとぎれ

シューズ発見

15:04 片貝山荘通過

コゴミが至る所にでています。

キクザキイチゲ  春一番山野草

紫が綺麗です。

コゴミ畑

15:51 第四発電所到着 お疲れ様でした。

またまた天狗蔵君が目をつむっていました。これで2回連続です。「ハイチーズ」で撮ることにしましょう。

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