富山では気温が37度といった猛暑が続いている。雨もここ数日降っていないので、山岳渓流の水量もだいぶ落ち着いているとの情報を得た。早速、猛暑を避け薬師沢・左俣へ行ってみることにする。
有峰林道の開門が6:00のため、折立スタートはどうしても遅くなってしまう。日帰りでこのコースをまだ経験していないため時間が読めない。2015年8月10日に薬師沢小屋に1泊しての帰りに一度行っている。私的には赤木沢よりもダイナミックな滝があって好きな渓流だ。(といってもあまり渓流は知らないが)
天狗蔵君を誘うとOKをもらった。今シーズンはまだ誰も左股へは入渓していないとのこと。ここは偵察と情報提供・避暑を目的に行ってみることにする。
6:40に折立をスタート。三角点までは1時間をどうにか切ることができた。今日は気温の上昇もあまりなく快調なハイクが続く。鞍部を8:00前に通過。一度も休憩することなく太郎平小屋に9:10に到着した。(2時間30分でクリアー)
9:17休憩もそこそこに薬師沢を目指す。小屋の周りには沢山の高山植物が花を咲かせていた。目を引いたのはミヤマキンポウゲの群生だった。薬師沢までの下りの登山道沿いにはミネズオウ・アオノツガザクラなどが今が盛りと咲いている。そんな花たちを見ながら楽しくハイクを進めていく。
10:11 左俣入渓場所に到着。河原に降りて沢靴にチェンジする。今シーズンモンベルのゴムラバーの沢靴(サワートレッカーRS)を用意した。ブログいわなたろうのFool’s BARでもその良さが評価されている。ここまで渓流釣りで使用してきたが石をしっかりグリップしてくれるため安心して使用ができる。(天狗蔵君のフエルト底との違いが明かとなった)前半の約40分(ゴルジュまで)はダラダラとした渓流が続く。ウォーミングアップにはちょうどいい。
11:12 ゴルジュが目の前に現れる。奥まで行ってみたが水量が多く直登を断念。高巻きをしてクリアーした。このゴルジュ通過後は滝が連続し始める。滝の連続となるがザイルを出すまでの滝はないように思われる。(個人的には)注意すべきは一ヶ所11:32に通過したこのエリア最大の滝の通過だろうか。ここは、正面から見るとルートが分かり辛い。水の落ちている場所まで行くと、岸壁に沿って上がれるルートがある。二人でここを難なくクリアー。
どんどん出てくる滝をクリアーしていく。この連続性が楽しい。正面から水が扇型に広がって落ちている滝を発見。天狗蔵君はこの滝で「滝修行する。」と言い始めた。頭からシャワーを浴びて気持ちよさそうだ。私は水中撮影に挑戦。二人で渓流を満喫した。この後はどんどん傾斜がなくなり水量も減ってくる。12:09最後の小滝を通過後はチャラチャラの流れの中を進む。
12:22 ちょうどいいところで昼食とする。美味しい渓流の水でお湯を沸かして、いつものようにカップ麺とおにぎりでしっかりとエネルギーを補給した。美味しくコーヒーも楽しみ、帰りの鋭気を養う。
12:56 シューズも履き替え北ノ俣岳を目指す。約30で登山道と合流し、13:33北ノ俣岳に到着した。ここでは休憩は入れず、太郎小屋を目指す。北ノ俣岳をこれで数回通過するがまともに快晴に出合ったことがない。いつもガスがかかって何も見えないことが多いように思う。
エネルギーをしっかり摂取したこともあり、意外と脚に力が入る。なのでしっかりと天狗蔵君についていくことができた。北ノ俣岳から1時間以内で太郎小屋に到着することができた。太郎平小屋では左股の状況を一樹さんに報告し、今後の参考にしてもらった。話では私達が今シーズン最初だったようだ。数日前に電話で状況を確認した時は、OKとのことだった。その通り最高の渓流散歩となった。
14:41太郎平小屋をスタート。折立まで1時間30分前後で下ることを目標とした。終始私が先頭で下っていく。天狗蔵君はなかなか前に出ない。快調に下り、1時間で三角点に到着。ここから30分で折立まで下れれば目標達成だ。いつもはここから天狗蔵君に離されてしまう。今日は何処までついていけるかチャレンジだ。脚力にも余裕があり、結局最後まで彼の後ろを追尾することができた。
16:16 折立登山口に到着した。夏山シーズンもこれからだろう。土曜日としては駐車している車が少ない。明日から天候が崩れる予報も出ており、影響しているようだ。今回の薬師沢左俣は、本当に楽しかった。新しく購入したモンベルのゴムラバーの沢靴(サワートレッカーRS)もよかった。傾斜がある岩の上でのグリップ力に用具の進化を感じた。ゴムラバーが向かない岩の状態もあるようだが、ここ左俣の岩たちはOKであった。天狗蔵君が「同じ場所で登ろうとしてもフエルト滑って登れん。」と一言。やはり用具はどんどん進化している。足下が安定すると沢登りも一層楽しくなった。
今日は渓流散歩を満喫することができ、充実の山行となった。
メンバー:天狗蔵君・レッドバロン
折立~太郎平小屋:2時間30分 小屋滞在:7分 太郎平小屋~折立:1時間35分 小屋滞在:14分
太郎平小屋~左俣入口~昼食:3時間05分 昼食休憩:34分 昼食終了~北ノ俣岳~太郎平小屋:1時間31分 計:9時間36分
6:40 折立登山口スタート
7:38 三角点通過

ゼンテイカ

8:00 鞍部を通過
アカモノ
終始私が先頭 いつもと違う。

シロバナタテヤマリンドウ 少々ぼけた 撮影失敗

もうすぐ太郎平小屋
9:10 太郎平小屋到着
休憩7分で左股を目指す。
いい感じで撮れた ミヤマキンホウゲ
小屋の周りにたくさんミヤマキンポウゲが咲いている。
分かれ道 行きは左 帰りは右から戻る。

雪を切って登山道が作られている。
ヒメイチゲ
ミネズオウ 今が盛り。
一斉に咲いている
アオノツガザクラ
薬師沢を目指す。
シナノキンバイ 花が大きい
リュウキンカ 水の多い所にある。
木道をもくもくと進む。
キヌガサソウ
ここのキヌガサソウは何度も撮影しています。
ミツバオウレン
11:12 左俣 入渓場所に到着 水量もバッチリ。
沢靴に履き替える。
楽しい沢登りスタート
いい淵もある。 岩魚もいそうだがロッドは封印してきた。
前半は平坦な渓流が続く。

ここで天狗蔵君の携帯が水没。復活なるか。
キバナコマノツメ 葉っぱが丸いので判断

一番最初の滝
2番目の滝
ここが初めての天狗蔵君は楽しそう。
11:12 ゴルジュが現れる
中を覗きに
行けそうな気もするが 今回は高巻きを決定 3番目の滝

上からゴルジュを覗く。
4番目の滝
5番目の滝
6番目の滝
滝が見えて来た。

今日一番の滝 ここを水が落ちている右側から通過。
7番目の滝
ここから見ると滝の中を通っていくようにみえるがしっかりとルートがある。
上から見たルート 天狗蔵君がチャレンジ 難なくクリアー
8番目の滝
上から覗く
9番目の滝
10番目の滝
天狗蔵君が滝修行で心も身体も清める。 気持ちよさそう。
涼し気なので思わず一枚。 前も撮ったかも。 11番目の滝
ぬめりのある岩も難なくクリアー シューズのおかげ。
天狗蔵君は極めて慎重。 11番目の滝

12番目の滝

13番目の滝
14番目の滝

14番目の滝の上から
15番目の最後の小滝 これで滝終了。
滝に数えません。

水量も減った沢を上へ。
ハクサンイチゲ畑
ハクサンイチゲ
12:22 お昼にします。 今日もカップ麺はこれ。
沢の美味しい水でコーヒータイム 最高です。
美味しくいただきます。沢靴もチェンジしてここから北ノ俣岳を目指します。
12:56 ハイク開始
左股の源流部 水源は雪渓か。
もうすぐ登山道にぶつかるはず。
13:33 北ノ俣岳を通過。
ダラダラと太郎小屋へ続く登山道。 あまりここは楽しくありません。
左俣はこの山の後ろになります。
小屋の近くで「クチバシシオガマ」を発見

14:41 太郎平小屋スタート

15:40 三角点を通過 ここまで1時間でした。
16:16 登山口に到着。 三角点から36分でクリアー。私の自己新かも。
今回も天候の状況等を考え行先決定が金曜日でした。ぎりぎりまで行き場所が決まらなかったのは、やはり左股の状況が分からなかったからです。私のイメージでは、左俣を通過するのに約3時間かかる計算をしていたが、結果は約2時間での通過でした。本来であれば1日目は、太郎小屋に泊まり、朝早くスタート。ゆっくりと時間をかけて左俣を登りお昼に太郎小屋に戻る。といった時間配分がベストなのではないでしょうか。そんな山行も計画したいものです。今日は、朝から雨が降っています。結果的には1日で回ってきたことが正解でした。今回も充実の山行でした。
