晴天となった21日土曜日。どこに行こうか迷うところだが、天狗蔵君の「山崎カール滑ってない」まさかの一言で決まった。ただ相当混雑が予想される。覚悟をもって6時に立山駅へ。駐車場はもう満車状態だった。
立山アルペンルートが開通し、名物「雪の大谷」の宣伝がTVに出てくる。こうなると一般観光客が一気に増える。なんせ17mの雪の壁に出合えるのだから仕方がない。それでも昨年よりも2m低いとのことだった。
雪の大谷の雪が2m少ないということは、山全体の雪も少ない気がする。雄山の南西ルンゼの雪は、昨年の5月17日に雄山南西ルンゼ・山崎カールをダブルで滑降 雷鳥が恋の季節真っ盛り” の続きを読む日より少ないように感じた。先週の僧ヶ岳も雪の量が少なかったように、残雪期の雪の量は3週間ズレている気がする。
大混雑のこの時期は、6:00にケーブルが運行されており、大混雑の割には、6:50のケーブルに乗車することができた。なので室堂には8時頃に到着。準備をすませターミナルを8:21スタートとなった。
ここで12月3日に栂池でお会いし、同行した滋賀県の大音さんと再会。グループで来ておられた。初心者とご一緒とのこと。また何処かでと声を交わすことができた。
一の越までは1時間コース。天狗蔵君のペースが上がたない。のんびりしている。私も早いわけではないが、彼に尋ねると「空気が薄い。脚の小指があたって痛い。」との言葉がかえってきた。慌てて行っても仕方がないのでのんびりとハイクする。
一の越に9:23に到着。すると私のところに3人の若者が寄ってきて「レッドバロンさんですね。いつもブログ参考にさせてもらってます。」とのこと。フライフィッシングもやる若者達だった。声をかけられると悪い気がしないが、岩魚だけは残しておいてもらいたい。
一の越から雄山までの登山道の様子を見ると、やはり雪が少ない。私達はアイゼンなしで行ってみることにした。予想は的中し、雄山山頂までアイゼンなしで登り上げることができた。ここも5月中旬の状態と感じた。
10:26山頂に到着。気温の上昇し、風も微風。穏やかな気持ちで参拝を済ませ、滑降準備に取り掛かる。いつものように社務所裏から山崎カールに入ることにした。
11:02山崎カールへドロップイン。柔らかい雪と硬い雪がまじりあう滑りずらい急斜面をロウソク岩まで降りていく。ロウソク岩周辺は、細かくロール状になって崩れた雪が散乱している。非常に滑りずらい。ローソク岩から左にトラバースして、いい斜面を見つけ一気に滑降。適度に緩んだ中斜面を楽しく滑降することができた。今日はとにかくボトムまで滑降しようということで、ロング滑降を楽しみながら降りていく標高2998m~2374mまでの大滑降を楽しむことができた。天狗蔵君が一言「山崎カール気に行った。」彼は、剱岳山頂から滑降している強者だが、なぜかここまで山崎カール滑降を経験していなかった。通常は山崎カール滑降を経験してから山岳アドベンチャースキーに進むのが定番だと思うが、こんなところも彼らしいのかもしれない。
標高差約600m16分間の陶酔の世界を満喫することができた。あまりの気持ちよさにもう一本ということで山崎カールに向かって登り上げることにした。
11:31登り返し開始。脚が重い。鉛が入っている状態になっている。一気に滑降したことで脚部に乳酸が溜まった状態になった。酸素も少なく感じる。ハアハアいいながら重い脚を引きづって天狗蔵君の跡を追う。しかし徐々に離されていく。この時の辛いことこの上なし。天国を見た後の地獄の苦しみといったところだろうか。約1時間のハイクで山崎カールの真ん中まで登り上げることができた。今日はここまでということで大日岳を眺めながら昼食とする。そんな私達の横で休んでいるグループがドローンを飛ばし始める。時代はどんどん進化している。
13:10 食事を済ませ滑降に取り掛かる。2本目は滑降ルートを少しだけ左にとってみた。ここにも素晴らしい斜面が私達を受け入れてくれた。本日ノートラックの斜面を一気に滑っていく。最後は左にトラバース気味に滑降し、資材運搬用の臨時登山道をシールを貼り直して室堂に登り上げた。これが意外と楽であり、いままで浄土山の下に回って滑降して帰っていたが、これからはこの方が滑降距離を稼ぐこともできるのでいいように感じた。
13:52 室堂ターミナルに到着。観光客でごった返しているターミナルを14:30に脱出。無事にバスに乗車することができた。美女平には15:18に到着。いままで経験したことがないぐらいに多くの観光客がケーブル乗車を待っている。15:50にどうにかケーブルに乗車ができ、立山駅に16:00到着となった。観光客が多い割にはうまくさばけている気がする。帰りのバスでスキーを持っていたのは私達2人だけだった。今日上がったスキーヤーの多くは宿泊するのだろう。雷鳥沢にもテントが並んでいる。今週の土日は晴天が約束されていたため、楽しいテント泊になっているのだろう。私もいつかは経験してみたい。
今回は、ゴ―プロの設定ミスもなく素晴らしい滑降映像を撮ることができ、充実の山崎カール滑降となった。
メンバー:天狗蔵・レッドバロン
往路(山崎ボトムまで):3時間09分 復路(昼食を含む):2時間21分 計:5時間31分 ケーブル・バスの時間は含めません。6:50発ケーブル乗車 立山駅16:00到着
6:50発ケーブル 立山駅出発
スキーをケースに入れる必要があり。ビニールケースは立山駅で購入可。一度購入すると何度も使える。
バスも通常の行列ですんだ。
バスからの剣岳
8:21スタート
目指す雄山 今日の滑降行程
所々に崩れた跡がある。
南西ルンゼの雪が少なく感じる。
昨年の5月17日の写真
滑降ラインは至る所にある。
いつもよりのんびりな天狗蔵君
大学生に声をかけられる。
話し込んでしまった。
9:31 ハイク開始


やはりこの眺めはいい。
9:48通過

社務所が見えてきた。
手造り覆面 怪しいが紫外線は相当カットしてくれた。
最後の登り
10:26 雄山山頂到着
しっかり参拝をおこなう
剱岳方面
白馬鑓ヶ岳方面
右端の針ノ木~鹿島槍ヶ岳方面
正面が針ノ木岳
薬師岳方面 富士山もぼやけて見えた
社務所の雪は例年並みか。
大日岳方面


11:02 社務所の裏からドロップイン
ローソク岩までの急斜面 雪質が様々に変化し滑り辛い。天狗蔵君も苦戦
ローソク岩の上に細かなロール状の崩れた雪があり、滑り辛い。
ローソク岩上部の斜面
ローソク岩からトラバースして、いい斜面を見つけて一気に滑降
天狗蔵君 山崎カール初滑り完了
ここからが本当にいい斜面の連続でした。
山崎カールで記念写真
楽しい滑降の連続

ボトム手前まで滑ったところで登り返しを決断。
11:34 ハイク開始 怪しか!
彼はガシガシ行ってしまいます。

離される一方
何処まで行くのと声をかけたら「もう少し」と帰ってきました。見通しがつかないが付いていくのみ。相当脚が重い。
先に到着して余裕のよっちゃん。
いつもの定番で昼食
コーヒーで乾杯
13:10 2本目の滑降開始
気持ちよさそうに滑ってきました。

山崎カールに別れを惜しみ
13:28 シールを貼り直して室堂目指してハイク開始。
雄山をバックに。

もうすぐターミナル
13:52 ターミナル到着
14:33 雪の大谷を通過

15:18 美女平に到着 ここでケーブルに乗るのに30分待たされました。
大混雑の立山でしたが、山崎カールの滑降は大満足でした。
