紅葉終盤に新穂高温泉から笠ヶ岳を往復 笠新道に苦しみながらも紅葉に感動

先週の日曜日の振休を利用して、紅葉が最盛期の新穂高温泉から笠ヶ岳を往復。笠新道の急登に耐えたご褒美は、素晴らしい眺望だった。出会った登山者は2名と秋山登山シーズン終盤を感じる静かな山行となった。

今回の山行の提案は、「強者ミホさん」から。仕事がら勤務体系が変則的な彼女は、山行同行者を見つけるのに苦労している。少々自由がきく立場になった私を誘ってくれた。

先週の「全国障害者スポーツ大会」の振替休日をとることができ、またまた同行することができた。ここ3回連続彼女との山行が続いているが、私自身の勤務も土日に入ることがあり、その振休でタイミングよく同行することができている。

笠ヶ岳へのアプローチは、笠新道が基本となるが、日本屈指の急坂として有名な登山道だ。(早月尾根の馬場島~早月小屋までよりも急坂)標高1380mから一気に標高2465mの稜線まで上がる。コースタイム設定は4時間を超える。ここを2時間48分でクリアーすることができた。笠新道をスタートした時は薄暗く、ヘッドライトを点けていたが、どんどん明るくなるにつれ、黄色や赤に色付く樹々の紅葉が目に飛び込んでくる。対岸の中崎尾根の紅葉も素晴らしい。この笠新道は夏は高山植物の花達が登山者を癒してくれる。今日は紅葉が私達を癒してくれた。

笠新道を登り切り杓子平に着く。目の前に笠ヶ岳が飛び込んでくる。しかしそこまでの道のりは遠い。先ずは杓子平を横切り、抜戸岳を目指す。前半はダラダラとした登山道だ。所々に厚い氷が張っており、昨晩は冷え込んだことが分かる。登山道は徐々に急になってくるが、笠新道を経験すると大したことはない。ここを1時間09分でクリアー。

9:57 抜戸岳に到着。すぐに笠ヶ岳を目指す。この稜線は最高に楽しい。左に穂高連峰の山々を眺めながらのハイクが続く。何度左を見たことか。薄っすらと雪化粧した北穂・奥穂等を眺めながら日陰に残る雪に注意して行く。この稜線を1時間28分かけて笠ヶ岳山頂に到着となった。途中テント泊の登山者とすれ違う。声を交わすと昨晩は非常に寒く、霜柱が立つ音を聞いたそうだ。手には四角いバックを下げておられ、今朝はドローンを飛ばして写真撮影を行ったそうだ。最近はドローン持参の山行者も増えてきている。

11:25 笠ヶ岳山頂は、太陽があたりポカポカ陽気。山頂でいつもの昼食をとることにした。今日持参したコーヒーは「セントベリー」の物。いつもより美味しいコーヒーを山頂で堪能しながら、山々を眺めることができた。

山頂に46分も滞在してしまった。帰りのことを考えると少々長居をしてしまったかもしれない。12:11下山開始。エネルギーが入り、がぜんスピードが上がる。1時間少々で抜戸岳分岐点から杓子平へ下る。ここの下りが早かった。笠新道入り口まで37分でクリアー。いよいよ今日の一番の課題である笠新道の下りに差し掛かる。登山道には大きな岩が基本あり、駆け下りることができない。登りでは気にならなかったが、下りでは、バランスを取りながら降りていくため、集中力がいる。いつの間にか二人の会話がなくなり、黙々と下っていく。

中間地点まで56分でクリアー。どうにか2時間かからずに下れそうな予想はつくが、その後はどんどん膝に力が入らなくなってくる。後半の52分間が長く感じた。ただ救いは下るにつれ紅葉がどんどん綺麗になることだ。錦に彩られたトンネルを下っていくことで、辛い下りがずいぶん癒された。笠新道の下りは、1時間48分でクリアーすることができた。(当初は1時間30分と目標を定めたが、それは身体が許してくれなかった。)

林道に到着すると、中崎尾根の紅葉が一段と綺麗に見えてくる。新穂高温泉までの長い林道も、周りの紅葉が楽しい雰囲気を作ってくれた。下りはやはり速い。穂高岳センターで下山届を提出し、駐車場に向かった。

16:56 駐車場に到着。12時間52分のロング山行となった。しかし疲れを忘れさせてくれる眺望や紅葉に心から感謝したい。山の中は登山者もほとんど出合うことなく、二人で独占していることに少々優越感も感じた。笠ヶ岳は2014年5月18日に穴毛谷からスキーで来ている。笠新道は、2017年8月20日に抜戸岳~弓折岳~鏡平周回で通過している。笠ヶ岳の素晴らしさと笠新道の辛さを今回はダブルで味わうことができた充実の山行となった。声をかけてくれたミホさんに感謝したい。彼女に質問してみた「もし私が行かなくても一人で来ていた?」答えは、「7割は来ていない」とのこと。やはり同行者が存在したことで達成できたように思う。今回も充実の山行となった。

メンバー:強者ミホさん・レッドバロン

往路:7時間21分 山頂休憩:46分 復路:4時間45分 計:12時間52分

4:04 無料駐車場スタート

しっかり登山届を提出

4:26 ゲートを通過 素晴らし星空を眺めながら林道を進む。途中一本手前の橋を渡ってしまい、間違っていることに気が付いて戻るハプニングがあった。

5:35 笠新道登山口をスタート。

明るくなり紅葉が目に飛び込んでくる。

北穂高周辺は薄く雪化粧している。

落ち葉を踏みしめながらの整備された登山道を行く。

今年の台風の影響で大木が倒れている。それをしっかり整備してあるところがいい。

6:26 登山道に大きな岩がでてくる。

槍ヶ岳が綺麗に見えてきた。

しかし私のペースにしっかり付いてくる彼女には感心させられる。

雪化粧の穂高岳

岩が多くなってきた。

6:42 1800m看板を通過。

7:02 大キレットから朝日がさす。

気温は10度以下。霜が溶けない。

7:27 標高2100mの看板を通過。

稜線が見えてきたが、ここからが長い。

岩の登山道をハイク。

焼岳 その向こうに乗鞍岳

中崎尾根の向こうに槍から南岳(今年周回した山々)

大キレットから北穂・涸沢岳・奥穂・ジャンダルム

稜線がもう少し。

最後の頑張り。

8:27 杓子平への入り口が見えた。

笠ヶ岳が飛び込んでくる。

ここで21分の小休止を入れる。

笠ヶ岳の前でたたずむ美女

8:48 ハイク開始 登山道にあった分厚い氷 昨晩の冷え込みの予想がつく。

ナナカマドの実のみが残っている。

杓子平を振り返る

9:05 抜戸岳への登りにさしかかる。

ここからの槍が綺麗。

9:57 稜線に到着 抜戸岳山頂手前

抜戸岳山頂に到着

10:06 笠ヶ岳を目指す。

笠はまだ遠くに。

2014年5月にスキーで滑降した斜面。

https://i0.wp.com/redbaron2000.com/wp/wp-content/uploads/P5180113.jpg

ここからドロップインした。杓子平の滑降が最高だったことを思い出す。

10:20 穴毛谷の全容が見えてきた。ここをスキーで登り上げてきた。

楽しい稜線歩きができる場所。

10:38 抜戸岩を通過

ドローンを持った登山者に遭遇 昨晩は本当に寒かったよう。

11:00 山荘まではもうすぐ。

人気のない山荘は寂しそう。

笠ヶ岳までの最後の登り。

山頂はもうそこ。

11:25 笠ヶ岳山頂に到着。

槍ヶ岳

南岳~大キレット~北穂高岳

北穂高岳~西穂高岳

今日のデザート

いつものお供。

ミホさんがコーヒーを入れ始めた。

山頂でただづむ美女。

入れていたセントベリーのコーヒー。

12:11 下山開始。

祠で下山の安全を祈願。

13:23 分岐点に到着。

13:25 杓子平への下り開始。

14:00 笠新道入口に到着。此処からが頑張りどころ。

14:02 下山開始 「笠よ、さらばじゃ。」

岩でのバランスに注意しながら下る。

14:27 標高2200m看板前を通過

中崎尾根の紅葉が綺麗だ。

薄く雪化粧した穂高と紅葉の中崎尾根

14:55 標高1920mの中間地点を通過。 ここまで53分。

15:06 標高1800m看板前を通過。

紅葉のトンネルを下るレッドバロン

わざわざ撮ってもらいました。

これも台風の影響か。岩の多い地層なので根が深く広がらないのかもしれない。倒れているのは相当大きな樹。

上が黄色で下が緑のヤマモミジ。

15:41 標高1450m看板前を通過。登山口まではもう少し。

林道が見えた。

15:50 登山口に到着。思わず笑顔。それにしても辛かった。膝はガクガク状態。笠新道を1時間48分で下った。

中崎尾根の紅葉を満喫

紅葉を眺めながら林道を下る。

赤いヤマモミジも混ざる。

16:36 ゲート通過

16:56 駐車場に到着。お疲れ様でした。それにしても強者のミホさんだ。今回も彼女に誘われて、充実の山行ができた。感謝・感謝である。

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