今年で5回目の藤井選手による研修会 新たな課題が明確になってきた

今年で5年目となる藤井選手の研修会。雪が遅いシーズン・インとなったが、会場の赤倉観光リゾートスキー場にはしっかり雪が積もっていた。藤井さんから多くの課題をいただき、クラブ研修等で研鑽を積んできた。少しずつではあるが個々に進化が見られ、高齢化が進むクラブ員の高いモチベーション維持につながっている。そんな私もこの年になって、スキーが楽しくて仕方がない。
藤井さんのスキーの理想は、どんな雪だろうと斜面だろうと自由自在に滑降し、楽しんでしまうこと。今は競技スキーを中心に活躍され、昨年の国体では見事に優勝されている。子供の頃から赤倉スキー場が遊び場であり、雪と戯れながら現在に至っている。

スキー場に新雪がどっさり降れば、太い板を持って山の中にも入ってBCスキーを楽しむ。スキーがうまくなるためには、様々な状況の中でスキーを滑ることが一番重要と話す。理想とするスキーは、①四つのエッジを有効に活用したスーパーパラレル。②途切れることのない滑らかなターンの連続。③あらゆる状況の中でも安定して滑ること。そのためのテクニックを彼なりに研究し、具現化している。

5年間連続して私たちに言い続けているテクニックに、「内股関節を割ること」が上げられる。今回もやはり説明が出てくる。内股関節を割って内腰を引くことで、外スキーを自由に押すことができるポジションを作ることができる。実際に様々なバリエーション練習を取り入れながら私たちに伝授してくれる。今回の彼からのアドバイスをまとめてみる。

①今日のように湿った春のような雪質の場合は、雪面からの力のやりとりの方向は、真横ではなく、少しだけ後ろからスキーを押していくことが重要。雪質が変化すれば力のやりとりの方向はすべて変化する。いつも同じ
②骨盤を縦に動かす。ターンの時、内側の外腰がつり上げられ、それに伴って外腰が下がっていく。その際、外スキーの膝を内に倒すのではなく、大腿部を付け根から内旋させていくことが重要。
③大回りでは、胸の向きがスキーと一緒に回旋しないように注意する。ターンの後半にスキーが体の下に入ってくると、自然にエッジが切り替わり、次のターンの谷回りに入っていくことができる。その際、外スキーの膝に内肩が近づいていく意識が必要。
④足首は常に自分の力で曲げられた状態にロックしていくこと、スキー靴のタン(前側)に寄りかかってしまっては、加重が前になりすぎてスキーは押せなくなる。
⑤内スキーの足首は、外スキーの足首よりも深く曲げられるイメージを持つこと。決して同じではない。
⑥小回りでは、内膝の外旋でターンをリードする。外スキーが中心線を通過してから、踵-小指ラインの方向に切り替えを行う。中心線を通過するまで回旋は行わない。(大回りでは、踵を中心にL字ラインで切り替える)

たぶんまだまだたくさんのアドバイスを受けたと思われるが、頭の中がいっぱいになって、残っていたのは、これぐらいだった。もちろんBCスキーでも活用できる内容ばかりだ。今シーズンもいただいたアドバスを意識しながら、様々な状況の中でスキーを楽しんでいきたい。またまたモチベーションが上がった充実の研修会となった。

別れ際に藤井さんから「来年もまたお願いします。」との言葉をいただいた。いつまでも教え甲斐のあるスキークラブでありたいと、気持ちを新たにした。

1日目がスタート

練習開始

外スキーをもっと伸ばしていきたい。内股関節が割れていないことが課題。

内股関節をしっかり引いて割っている。

リオンも割れている

内股関節を割っての滑りを実際に手を当てながら示してくれた。

反対側もしっかり内股関節が割れている。流石リオン。

外スキーが少し遅れて回っている。 上体が先行しすぎた感じがある。

さすがの滑り

私との違いが明確に出ている。さすが!

上体が回ってしまい、外スキーが身体の下に戻っと来ない。私も同じ課題で悩んできた。クラブ員の多くが抱えていた課題の一つ。 今回もよく注意を受けた。

ストックを引きずることと、谷回りをしながらストックを担いで行くことで、上体と下腿の縦割りを意識した練習。

 

谷回りをしながらストックを担いでいくところが重要。

ストックを引きずりながら回転。ストックを後ろから引きずるようにすることで、上体がスキーと一緒に回転しないようにする。 胸の向きがしっかり谷側に向いている。

ストックを谷に向けたままでターンを連続。 上体と下腿のひねり戻りの関係を意識する。

ストックのグリップを脇に挟んで胸の向きを谷側にキープしながら滑降。同じく上体と下腿のひねり戻りの関係を意識する。

本日のお手本の滑り。 四つのエッジが有効に使われ、よどみのないターンの連続を見せてくれた。

1日目が終了。重要なポイントを再度確認。今日も熱心な練習が終了。

やっぱり反省は乾杯から!飲んでも話題はスキーのテクニックにつて。

食堂でも乾杯! 平均年齢は優に55歳を過ぎた老体スキーヤーの集い。しかし熱い。

食事の後はミーティング。撮ってもらったビディオを見ながら。

スキーブーツのチューンナップ方法、スキーのエッジについて等、藤井選手が長年試行錯誤してきた秘密の部分を聞かせていただきました。

 

二日目 25cmほど新雪が積もった。

さすが赤倉リゾートスキー場。 しっかり雪が積もった。

今日も元気に研修スタート

手で三角形を作り、骨盤をイメージしながら緩斜面をレールターンしていく。

外の手を内膝に乗せることで、肩が下がり、外腰も下がる。大腿部を内に捻ることでターンしてく。部分だけを強調した練習で、筋肉に動きを覚えさせていく。

切り替えに縦割りが見られるようになってきた。

スムーズな切り替えになっている。

胸の向きがもう少し谷に残しておいてほしい。スキーと一緒に回転している気がする。

右肩が引けている気がする

もっと上体と下腿の縦割りを意識したい。

切り替えでの縦割りがほしい。 最後もスキーと一緒に上体が回転している気がする。

ターンをもう少し深くしたい。身体の下へスキーが入ってくるまで我慢する意識がほしい。

午後から小回り練習へ

くるくる360度回転しながら滑る。 その時の膝の曲がり具合、上体の曲がる具合うが合っていないと回転しない。 これが小回りのポジションにつながる。

トランシーバーで話しながら説明。 全員トランシーバーを持ってイヤホンから聞くことができる。 滑っていても同じようにアドバイスが飛び込んでくる。

中心線を通過してからターン

踵から小指ラインに移動した瞬間

小回りの模範の滑り。丸い弧が連続してくる。

内膝の動きを引き出す練習。

最後はコブ斜面をのぞきに。 藤井さんのところでお世話になっている富山の選手が滑りを見せてくれた。

流石の滑り。

最後に記念撮影をして終了。 たくさん宿題をいただきました。

お世話になった藤井さんのお父さんが経営する「モンテローザ」暖かい雰囲気のお宿です。

 

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