
以前から約束をしていたスキーは初心者だが、登山は強者。登山は初心者だがスキーは超ベテランに私を加えた面白い三人で放山BCスキーを楽しむことにした。天候は超最悪の猛吹雪。富山はまだ雪不足だし、標高の高い場所は遭難の恐れもある。雪が豊富で標高の低い山、ある意味初心者の二人を連れていくことを考え、放山におさまった。
スキー場のトップから尾根伝いに1時間30分程度のハイクで放山に到着する。少々ハイクする時間が短いと判断して、スキー場内をハイクすることにした。15分ほどハイクしたところへパトロ―ルが飛んできて「スキー場内は登らないでください。決まりですので。」とのこと。逆らっても仕方がないのですぐさまUターン。
9:43クワットリフトに飛び乗った。スタートに約30分のロス。スキー場内がしっかりパトロールにコントロールされているのは、素晴らしいと思った。
9:52 クワットを降りてスタートしようとすると、またまたパトロールが飛んできた。スタート地点がパトロールの詰所横のため、登山届の提出についての確認だった。私は前日にネットで新潟県警に提出していたのだが、それではだめだということで詰所で再度記入しなければならなかった。登山届は印刷してここのパトロール詰所に提出するのがいいと感じた。
10:04 吹雪の中のスタートとなった。尾根に取りつきたいのだが、スタート地点で少々迷う。どうにか細尾根に這い上がり進む。
10:30 左側には新しい雪庇ができている。注意しながら進むが、樹木が見えたので安心して近づいたところ、雪庇が崩れ、1mほど下に落下した。幸い樹木があり、スキーを外して這い上がることができたが、十分な注意が必要と痛感した。
11:06 細尾根が終わり一端鞍部に下る。右の尾根に登り上げる。ここは道迷いの可能性が高いので、十分配慮が必要となる。小さな凸を乗り越え、左に尾根を見ながら進む。頃合いを見てその尾根に登り上げていく。尾根から外れないように進むと、凹を下って登り上げたところが山頂だった。
11:32 山頂に到着。晴れていれば、火打山・焼山・高松山等が綺麗に見える場所。ホワイトアウトにならない間に戻ることにした。小さな凹を上がった場所で滑降準備にかかる。個々の尾根は滑降には全く不向きな場所だが、今日は行く場所がなかった。トレースから外れないように滑降していくが、やはりトレースが雪で隠れてしまっている。
私が先頭でトラバース気味に進んでいくと、「左にトレース発見」と声がかかる。やはり「Mr.剣士」は鋭かった。しっかり状況を判断していた。
12:01 トレースと合流し、小さな凸を越えて細尾根に取りつく。ここでも再び雪庇が崩れたが、今回は落下することはなかった。
12:13 細尾根が徐々に上がっているので、滑降はこれまでと判断。シールを貼り直して細尾根沿いに進む。20分ほどのハイクで、吹雪で雪が舞う中、パトロール詰所が見えてきた。(横はレストラン)
12:40 パトロール詰所横を通過。短時間だったが内容の濃い山行が終了となった。登山が初心者の「Mr.剣士」は、「貴重な体験だった。ルートファインディング等ためになることばかり。」と感嘆の声を上げる。雪庇が落ちるのもいい勉強になったと思う。やはり職業柄BCスキーもすべて「野外研修」という言葉でくくることができそうだ。
12:55 スキー場内を「強者ミホさん」を贅沢にも二人の指導員がレッスンして下っていく。アドバイスした内容は、➀ストックワークを止めないこと。➁斜滑降で斜面に対して垂直になる(ニュートラルポジション)を作ること。➂上体は谷側に向かせ、スキーと一緒に回転しないようにすること。➃ターン中は谷側の肩を下げていくようにすること。等だった。この後も注意して滑降してもらいたい。
13:12 クワット乗り場に到着。センターハウス内で昼食をとることにした。今回、別々の初心者2名を連れての山行だったが、ワイワイ言いながらハイクしていく楽しさがやはりある。様々なメンバーとBCスキーを楽しむことでその魅力と安全な楽しみ方のテクニックを私なりに伝えていきたい。そのためにも日々勉強しておかなければならないと改めて感じた。
メンバー:Mr.剣士・強者ミホ・レッドバロン


9:10 センターハウス前スタート

9:52 クワット降り場到着。 強風でやばい状態。

ここからはいっていくのだが、パトロールに呼び止められる。

10:04 さあ スタート

スタートで迷う。地図を確認

細尾根に登り上げ快調にハイク。

雪庇ができている。

木のある場所を進む。

雪庇が崩れて1mほど落下。


崩れた断面

這い上がる。

枝をおろしてもらい、それにぶら下がって登った。




風がすごいことになってきた。

たまには剣士に先へ行ってもらう。

やはり少々楽ができる。


尾根が分かれているところ。道迷いが起きやすい場所。要注意!

左に尾根を見ながら進む。この尾根に登り上げる場所を探す。


滑降すると楽しそうな尾根。


11:32 放山山頂に到着。なだらかな山頂。

シー・ハイル


移動して滑降準備に取り掛かる。


今日は久々にヘルベントで。

11:45 滑降開始。

できるだけトレースに沿って滑降。


Mr.剣士はヘルメット・ゴーグルをつけていなかった。慌てて装着。










流石の滑り。


ストックが前に出るようになった。いい感じ。このまま連続できればOK.







12:01 迷いやすい場所も難なく通過。

細尾根を滑降したら雪庇がまた崩れた。

崩れた場所を指でさす。

12:22 シールを貼りなおし、ハイク開始。

強者ミホさんはオニューのノローナでした。リッチ!

パトロール詰所が見えてきた。

12:40 無事到着。

後はスキー場内を滑降して下るのみ。




13:12 センターハウス前に到着。 お腹がすきました。

休憩所のテーブルで持ってきたカップ麺をいただきます。いつもの食事を暖かい場所で。
今回の山行は、距離的にも短く、悪天候の状況では、妥当な選択だったと思います。同行した二人にとっても実りある山行であったことを願います。お疲れ様でした。

本当にありがとうございました。バロン様に同行させていただくのはこれで2度目でしたがまたまた回多くの事を学ばせていただきました。・・・雪庇から落ちる姿(デモンストレーション?)まで目に焼き付けさせていただき冬山行の鉄則や注意点を体感させていただけました。 初心者の私でも同行させていただける機会があれば是非またお声かけ下さいませ。 それではよいお年をお迎えください。
こちらこそ、ありがとうございました。悪天候の中での山行でしたが、醍醐味は凝縮されていたと思います。もう少し滑降が楽しめたらよかったですね。また声をかけますのでよろしくお願いいたします。