乙女心は荒れ狂ってました コット谷~早乙女岳敗退 滑った谷の雪も今一

平日休みの今日は、今しか行けない場所をチョイス。今シーズンは降雪が少なかったため、早くから標高の低い場所の雪がなくなっている。今日スタートした場所も例年の4月下旬といった状態。今日は大日岳を目指して、いつもより早く家を出た。

今日は、午前中は晴れているが、どんどん天候が悪化してくる。早い時間帯に大日岳に到達できればと考えた。なのでゲートをMTBで4時すぎにスタート。真っ暗な道をヘッドライトを頼りにペダルをこぐ。重いザックが肩に食い込む。

ゲートは、馬場島から約6キロ手前に設置されている。このゲートは例年5月連休にはオープンになる。今年はもっと早く開きそうだ。馬場島までMTBで行くのであれば少々気合が必要だが、小又橋までなので、意外とルンルン気分だ。約20分ほどで到着となった。

今回の山行のポイントは、林道ではなく河原をハイクするところにある。関門が3か所の堰堤だ。雪が多ければあっさりと通過できるが、雪が少ないとなかなか厄介な場所となる。以前ユアサ君を案内して行ったときは関門通過に時間がかかった。河原に雪もなく、スキーを担いでハイクした覚えがある。

今日は、河原には雪があるので意外と早い段階からスキー登行が可能だった。だた、前半の二か所の関門の堰堤は、スキーを外してザックに括り付けなければならず、時間を費やしてしまう。

谷幅が広がり、林道が河原に繋がっている場所が、最終堰堤と思っていた。コット谷の地形が以前とは違う気がする。雪が少ないからなのか凸凹の地形になっている。ましてや一ノ谷からの流れがコット谷を横断しており、その渡渉場所を探すのに下る羽目になった。以前はこんなことはなかった。渡渉した後右岸をハイクしていくと、小さな堰堤がいくつも出てきた。ここ数年の間に作られたのだろうか。

小又橋をスタートして、コット谷の鞍部に乗り上げるのに4時間かかってしまった。2014年4月26日に来ているが、その時は3時間少々でクリアーしていた。今日は一人旅でのんびりしていたのだろうか。やはりスキーを担いだままハイクしていたことで、ロスタイムはなかったのかもしれない。(あの日久々にヤマオ君と出会っていた。)

鞍部に乗り上げてびっくり。風が強く吹いている。大日岳の巨大雪庇を作る風だが、今日も強風となっている。この風に雪面の雪が吹き飛ばされ、硬い氷化した斜面がむき出しになっている。いつもより慎重なハイクが必要となる。急斜面で氷化した斜面に身動きができなくなり、急斜面でアイゼンを装着するといった失敗もあった。その分時間がかかる。

10時を過ぎると、一段と天候が荒れてくる。風で体がもっていかれそうになる。この辺りから「今日は早乙女岳まで。」といった思いが強くなった。気温も低下してくる。一枚余分に服を着た。(アウターを薄手のものにしたことが失敗)

早乙女山に到着したころには、風速10m以上はある状態に。樹の陰に逃げ込み、滑降準備を行った。早乙女岳から名なし谷へダイブ。風はおさまったが、雪は悪い。ウインドパックされ、ターンがしづらい。輪をかけて先週降った雪が崩れてデブリとなっている。もっと快適で楽しい谷のはずが、裏切られてしまった。

コット谷に合流してからは、快適な滑降を行うことができた。広々とした堰堤で定番のお昼とする。風も弱く気温も上昇してマッタリと食事を楽しんでしまった。昼食後は河原をスキー滑降して小又橋を目指す。帰りも後半の二つの堰堤越えに時間を費やす。雪は緩み素早く通過することができるが、スキーを外したり、装着したりするのに時間がかかる。それでも約1時間で小又橋に到着することができた。あとはMTBでゲートを目指す。意外と脚に力が残っていた。しっかりと食事したことや少々ハイクスピードがゆっくりだったことで、軽快にゲートに到着することができた。(下りのはずだが、上る箇所がある)

天候悪化により、早乙女岳までの山行だったが、5年ぶりとなるコット谷に満足だった。今回MTBを活用し、早い時間帯からハイクスタート。カチカチになっている関門の堰堤を三つクリアー。鞍部からの氷化した斜面を緊張しながら早乙女山までハイク。様々な課題をクリアーしながらの山行に満足している。

標高2000m以上はやはり3月の厳しい状況だった。この時期の山行は十分な注意が必要と改めて反省させられた。(この日、鹿島槍ヶ岳で滑落事故が起きていた。)

レッドバロン単独

往路:6時間47分 早乙女岳滞在:14分  復路(26分の食事含む):2時間01分  計:9時間02分

4:03 スタート

ゲートが閉まっている。なのでMTBが必要となる。

4:25 小又橋に到着

スキーをザックの後ろに括り付け、徒歩でスタート。

グレゴリーのザックは、オスプレーよりも使いやすいように思う。

スキー靴もしっかり固定できる。

5:03 スキー登行にチェンジ。

5:12 大きなデブリを通過

5:18 最初の関門 雪が繋がっている。切れてしまうのは時間の問題。

雪が硬く、意外と苦戦する。

堰堤に登り上げるところが怖かった。

5:36 第二の関門

ありがたいことにロープがかけられている。5年前はなかった。

堰堤に登り上げるのは楽だった。

左岸に移動

繋がっている

6:13 スキーでクリアーする。

以前は最終堰堤と言っていた広々とした場所。

以前はこの流れはなかったと思う。渡渉するのに下がって右岸へ。

コット谷の鞍部が見えてきた。

振り返るとブナクラ谷がはっきりと見える。なので左は猫又山

7:37

コット谷鞍部の雪庇が四番目の関門

あられがやはり積もっている。

8:13 目の前に鞍部

さあどこから上がるか。

コット谷の全容

まずはスキーを外して雪庇の上へ。

ピックを刺しながらツボ足で上がれた。

8:24 鞍部到着 風が強い

強風で氷化した尾根。注意が必要。

剱が綺麗に見えた。

標高が上がると毛勝三山が見える。

富山平野もはっきりと見える。この時間帯はまだよかった。

風で雪が飛んでいる。

人津谷にある登山研修所の前線基地が見える。

9:34 急斜面で立ち往生。すぐにアイゼン登行に変更。

ピックも準備

9:58 斜度が緩くなってきたのでスキー登行に変更 外したり付けたりで時間ばかりがかかる。

前大日からの尾根が見えてきた。

強風に耐えながらハイク。

青氷が出ている。

10:32 ジャンクションに到着

大日岳 ここから1時間45分ほどで山頂。悩んでいる。

風速15mほどの強風 これで戦意喪失!

身体がもっていかれる。

滑降準備をする。

11:05 ドロップイン 風は少々おさまった。

前半はいい斜面。

氷化した斜面が出ている。

表面はウインドパックされターンしずらい。苦労しながら落ちていく。

デブリも出てきた。

たまにいい斜面もある。

デブリランド

11:23 コット谷へ滑り込む

コット谷の綺麗な雪面を滑降

渡渉地点へ。

広い堰堤の上で食事に。定番メニューです。

写真を撮るのを忘れて食べてしまったレーズンバタ―サンド

食事終了後スキー滑降。

繋がっていると思って滑ってきたら、1m以上の段差があった。仕方がないのでジャンプしてクリアー。綺麗に着地しました。

12:08 スキーで滑って堰堤クリアー

第二の関門堰堤 雪が緩んで難なくクリアー

デブリもスキーで。

小又橋はもうすぐそこ。

12:41 小又橋横のMTBデポ地点に到着

スキーとスキー靴を括り付ける。MTBの荷台が意外と重宝する。タイヤへの干渉をなくしてくれる。

12:53 車止めまでいざ出発

セルフタイマーで自撮りに成功

13:05 ゲートに到着。帰りは12分でした。

レジアスレースの後ろのガラスで一枚 遊んでみました。

単独山行でしたが、様々な課題をクリアーしながらの山行に満足です。もう少しスキー滑降が楽しめたらよかった。

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