
今シーズンは、ここまで立山に来ることができないくらい仕事が忙しかった。やっとこの時期にきて、軽い肉離れもよくなり、立山に足を向けることができた。今日は以前から熱望していた「ミスター剣士」を誘って雄山山頂から山崎カール滑降を満喫することができた。
ここにきて天候が安定している。気温も上昇し、山崎カールの雪もよく滑るフイルムスノーになっているはず。ザラメ雪も期待できる。先週の南又もいいザラメ雪を満喫することができたが、今日も可能性は十分にある。先週のブログを見た梅さんが今日は、南又にトライしている。
ミスター剣士から「天狗蔵君・強者ミホさんは参加するの?」との問いかけがあった。「いや、私と剣士だけで。」と答えると安堵の言葉が返ってきた。空気の薄い立山周辺でのBCスキーは初めての彼は、相当ハイクに不安があったよう。今回は二人でのBCスキーと聞いて、「マイペースで行かせてください。」と嘆願された。もちろん私はそのつもり。彼を先頭にして、私は楽をさせてもらうことにした。
立山駅7:10のケーブルに乗車。室堂には、8:10ほどに到着。登山届を提出して山崎カールの情報を得る。「数日前に降った雪が、気温の上昇により崩れやすくなってます。」とのこと。山頂に到着してすぐに滑降した方が安全であると判断した。
8:29室堂ターミナルをスタート。予定通りのスタートが切れた。この時間帯ですでに寒くない。雪もどんどん緩んでくることが予想できる。途中、斜度がある場所でクトー装着の訓練を行う。初めてクトーを装着してハイクするとのこと。その効果等について体験してもらった。マイペースでのハイクだが極端に遅いわけでもない。一ノ越手前に差し掛かると、30歩進んで一息入れるペースで行こうと打ち合わせる。しきりに「俺の心拍数140を超えている。」というが会話ができるのであれば、120だろうと答えてやる。そんな会話をしながら、約1時間の9:30に一ノ越に到着することができた。
9:36 ここからはスキーをザックに括り付けてハイクする。登山道にはほとんど雪がないので、アイゼンなしで行く。雄山山頂までも彼のペースで行く。申し訳ないが彼の息遣いが伝わってくるが、こちらはルンルン気分でハイクすることができた。やがり南又山行・僧ヶ岳山行のトレーニング効果は出ているようだ。スキー靴を履いての雄山への登りは、彼にとっても初経験。慎重で確実なハイクが行われている。この辺りが彼らしい。流石である。
10:47 約1時間10分で雄山山頂に到着となった。決して遅いわけでもない。自分の技量と経験をしっかり把握し、的確な行動であるとわかる。決して無理をすることがないよう、こちらも声掛けを行った。山頂到着後は、先端の祠まで行き、周囲の山々の雄大な眺めに酔いしれた。
11:24 社務所裏からドロップ・イン。山崎カールを覗くと、ローソク岩まで細かな雪の崩れが見られ、荒れた状態になっている。雪も柔らかく相当滑り辛い。軽くジャンプターンを入れながらロウソク岩上部まで滑降。ロウソク岩で記念撮影しながら、綺麗な斜面を見つけて左に移動する。
そこから一気に滑降を楽しむ。フイルムスノーの状態で、滑降が楽しい。K2リクターが、荒れた斜面も軽々と走破してくれる。中間地点で一度止まったが、その後山崎カール最低部まで楽しい滑降を満期することができた。
「このまま一気に雷鳥沢まで下ろう。」と提案したが、「浄土山に行きたい。」とのリクエスト。彼の意欲に答えてやることにした。山崎カールの最低部でいつもの昼食をとる。室堂一帯を眼下に見ながら、マッタリした食事を楽しむことができた。
12:12 浄土山へ向かう。トラバース気味に滑って、一ノ越直下まで移動。シールを貼り直して、カールをハイクする。彼の脚がなかなか前に進まなくなってくる。ルートどりもあるので、ここは私が前に出て引っ張ることにする。
13:15 浄土山の山頂に到着。ケルンの周りの這松地帯から、急に雷鳥のメスが現れる。こちらを全く警戒しない。滑降準備をしてドロップポイントに移動すると、岩の上に雷鳥の雄が写真を撮ってくれと言わんばかりに止っている。写真を撮って、ドロップポイントへ。ボーダーが5人ほど順番に滑っていく。私たちも彼らの滑りを参考にしながら、ルートを確認する。浄土から室堂に向かって滑る斜面は、相当急斜面なため、右に回り込むようにして行く。この落差感がたまらない。
13:40 最後はだらだら室堂山からターミナルを目指して滑降。荒れた斜面をうまく滑降して、室堂ターミナルに滑り込むことができた。時間的にも予定通り。
13:43 彼のペースに任せての山行を終了。終始サポート役としての定番コースを満喫することができた。もちろん彼の満足度は私以上だ。初めての経験に帰りのバスの中は少々興奮気味。寝ることなく話し込みながら美女平到着となった。その後もケーブルカーは10分ほどの待ち合わせで乗車でき、順調な時間配分で立山駅の戻ることができた。
今回、連休を外して立山。室堂周辺を満喫することができた。時間的なストレスなく楽しいBCスキーを体験させてあげれたことが良かった。彼との会話の中で印象に残っていることは、「ゲレンデのスキーも楽しいが、自然の中のそこにある条件の雪を克服して滑降した満足感は大きい。久々に楽しかった。」とのことだった。スキーの楽しみ方の一つがBCスキーだが、今はこれが楽しい。今日も充実の山行となった。
メンバー:ミスター剣士・レッドバロン

往路(山崎カール底部まで):3時間13分 昼食:30分 復路(浄土山経由・室堂ターミナルまで):1時間38分 計:5時間21分

7:10発のケーブルにはスキーヤーは少なかった。

室堂ターミナル入り口で登山届を提出。情報をいただく。

全身 小賀坂の回し者。 基礎スキーの申し子? 今は少なくなった。

外に出て準備開始。この服装でも寒くありません。

8:29 スタートから覆面着用。 ミスター剣士は手作りで。

一直線に伸びるルートをハイク開始。

もう雪が緩んでいる。

室堂で一雨降った方が綺麗な斜面になりそう。少々荒れている。

8:56 休憩を兼て斜面でクトー装着練習。

一ノ越へは、多くの登山者の踏み跡が残っている。

この辺りから少々ペースダウン。すぐに止まってしまう。そこで30歩進んで一息入れる方法を提案。


今日は少々余裕がある。

もうすぐ一ノ越。 このあたりの雪はまだ堅かった。

少々疲れた顔をしているがこれはフェイク。 余裕がありそう。

顔の表情は分からないが、余裕はある。

9:36 スキーをザックに括り付け、ハイク開始。

スキー靴で岩場を上がるのに苦労している。 つま先に遊びがあるため、岩をとらえるのに苦労したとのこと。



9:55

10:02 二ノ越を通過。

10:18 三ノ越を通過 表情ほど疲れていません。これもフェイク。


最後の登り

少しだけ私が前に出る。

最後の岩場を確実にハイク。

安心して見ていられる。

10:41 山頂の少し手前にある四ノ越を通過


山頂(五ノ越)に到着。


雄山の祠 初めてここまで来たとここと。

剱をバックにいい表情になりました。


何枚ここで写真を撮ったか。

鳥居の埋もれ方で山頂の積雪の多さが分かる。


これから滑る山崎カールを覗く。 少々雪面が荒れている。

11:24 社務所の裏に移動してスキーを装着。南西ルンゼもいい感じ。今回は山崎カールで。

山崎カールのドロップポイントへ移動。

荒れた斜面を慎重にロウソク岩まで。ここに来たかったよう。

私もここで写真を撮るのは初めてかも。

荒れた状態の斜面を私たちの後からドロップインした若者。少々苦労している。

左に移動して、崩れた斜面の左側を狙うことに。

山崎カール制覇の笑顔。彼の緊張も緩みました。


剣士の滑り

基礎スキーヤーぽい。

楽しそう。

11:45 スキーをさして背もたれを作り、椅子を作って昼食に。

奥大日岳を眺めながら昼食。

山の中で食べるマンフクラーメンは最高!


ごろっと白桃 これもいい。

もちろんコーヒーもいただく。


トラバース気味に浄土山方面に移動。



這松の中から雷鳥が飛び出してきた。驚かせてしまった。

12:26 浄土山への登り開始。


ルートどりは私が行う。

少々離れてしまった。 彼を待つ。

この角度から見ると大した斜度ではないように見えるが。

油断すると離れている。


前をいくレッドバロンだそう。


尾根で彼を待つ。


13:15 浄土山に到着

剣士も上がってきた。

余裕のよっちゃん。

すぐ近くの這松帯に雷鳥のメス発見。

そのツガイの雄の雷鳥。

室堂に向かって滑降開始。


先にいたボーダーがドロップイン。

13:40 室堂山の緩斜面 若かりし頃 アルペンのスキー靴・スキーをかたげてここを自分の足で上がり、午前中5本・午後から5本とノルマを作って練習したのを思い出す。



荒れた雪面を問題なく走破して滑降する。

13:43 この満足極まりない顔。

13:49 BCスキー終了

たくさんの観光客がいる。飛び交う会話のほとんどが中国語。

車窓はらの雪の大谷

いつもは寝ている称名滝のビューポイントも久々に見た。
今回は、雄山山頂から山崎カール滑降を熱望していた「ミスター剣士」とのコラボだった。若かりし頃「スキー技術選手権」で共にライバル(彼の足元にも近寄れなかった。)だった彼とのBCスキー。スキーに対する情熱は二人ともまだまだ冷めていない。逆に基礎スキーで鍛えたテクニックをBCスキーの世界で活用し、スキーを一層楽しんでしまうことが、これからの目標と共有することができた。彼との久々のBCスキーだったが、まだまだ滑るところはたくさんある。また同行をお願いしたいものだ。
