2019年8月31日 ゴロー登山靴店訪問。ライトシリーズから一番人気の「ブーティエル」を選ぶ。山行を重ねるごとに、味のある登山靴に変化していくことを楽しみたいと思う。
「ブーティエル」は、ゴローの登山靴で最も多くご愛用されている靴
シンプルなデザインは、足なじみの良さと耐久性の向上に寄与している。歩きやすい足首の深さながらステッチダウン製法による安定性の高さを感じることができる。スリーシーズンの日帰りハイキングから小屋泊まりの縦走、軽量装備でのテント泊まで幅広く対応。ジョイントの曲がるタイプの10本爪アイゼン使用可能。とHPには紹介されている。(HPから引用)
製法 ステッチダウン アッパー素材 ドイツ製表革 色 薄茶 濃茶 黒 ソール 1230A-9 重量 800g(25.5cm片足)

「ブーティエル」

たくさんのサンプルが準備されている。

まずは自分の足型を紙に写し取って、正確なサイズや特徴のチェックを行う。

右足の長さが27.4cm 左足は26.7cm 右足が大きい
踵の出っ張りや外反母趾の膨らみ具合等を型紙に落とし込む

サンプルの中から一番近い物を履いて、フィット感やあたり所等をチェックする。特に指の開き具合等を3種類ほどのサンプルを履いてみてチェックしていく。甲の締り具合もチェック。登山靴の紐はしっかりと締めて踵が浮かないように履くのが基本。

最初に履いた感想は、指が動くが、甲の部分はしっかりと締められ歩きやすいことだった。購入を決定。
2020年1月16日 ゴロー登山靴を引き取りに行く。

出来上がってきた登山靴を履く。

店内を歩き回って違和感がないかどうかをチェック。

いい感じなのでそのまま引き取る。
2020年6月23日
西北尾根~毛勝山で初めての山行使用


セミワンタッチ式アイゼンが使用できた。
2020年7月3日
雨の日の僧ヶ岳山行で防水性チェック

少し表皮が濡れて重くなった。濡れた分皮も伸びたのか、靴が緩く感じたので靴ひもを締めなおした。防水性は完璧。中まで水の浸透はなかった。ゴロー登山靴は表面的には分からないが、日本で初めてゴアテックスを使用した登山靴らしい。
これまで使用してきた登山靴を紹介

スカルパ シャモニー 2010年8月~2015年9月 ソールを3回張り替えた
この登山靴に出会ったことで、登山にスイッチが入ってしまった。富山のマンゾクスポーツでこの登山靴を薦められ、試し履きをして衝撃がはしったことを覚えている。デザインも当時としては斬新。軽い割には、靴底がしっかりしている。防水性もある。この登山靴と出会って、剱岳の日帰りを決行した。山行回数が一番多いように思う。

2015年の最後の使用の時は、防水性が相当落ちていた。表面にシリコン系の防水液をスプレーしての山行でも、水の侵入があった。底の張り替え時にゴアテックスシートが破れたり、破損したり、長年の使用で劣化が進んだりと、使用に伴う劣化は仕方がない。それにしても多くの頂に連れて行ってくれた登山靴だ。これは、処分する気になれない。

スカルパ トリオレ プロ 2014年7月~2015年6月 ソールを一回張り替え
シャモニーの靴底を3回目に張り替えているときに、もう一足欲しくなり購入。足入れの感覚が少し違って、先端がシャモニーより狭く感じた。(登山に行って初めて感じる)指が痛くなってしまい、シャモニーと並行して使用していた。なので使用回数は少なかった。形状を比べると靴の先端が急激に細くなっているように感じる。その分岩場での登攀力は高いように感じた。つま先立ちで狭いスタンスに立っても不安がなかった。(ヨーロッパでいうところのロックシューズに分類される登山靴だと思う。)穂高岳方面や剱岳等で活躍してくれる登山靴だ。
ワンサイズ上を履くと緩く感じ、結局シャモニーと同じサイズにおさまた。ワンサイズ上でもよかったかもしれない。(今になって反省)

シャモニーとトリオレは靴底が同じになっている。ゴムの減りが早く感じた。その分岩場でのグリップ力があるのかもしれない。
もう一か所、土踏まずの部分に段差がなく、下りで樹の根っこ等でよく滑った。段差があると踏ん張りがきく気がした。

ザンバラン ジョラス GT 2015年7月~2019年7月
見た目と履いた感じが抜群で、一目ぼれした感じで購入。特に踵のフォールド感が良かった。当初は足にも馴染んで不満はなかったが、2018年ごろから右脚の小指と薬指の間に魚の目ができ始め、それが登山の下りで痛くなる山行が増えてきた。(この靴が要因とも言えない)右脚の小指側を出してもらい使用していたが、やはり下りでの指の痛さが消えなかった。それが嫌になり、7~9月の登山はサロモンシューズになってしまった。6月・10月はこの登山靴を選ぶことが多かった。アイゼン使用でも安定感がある。この靴との一番の思い出は源次郎尾根に行ったことだ。

登山靴の裏は、シャモニー・トリオネよりも縦走向きのパターンになっている。靴ひもの締まり具合が、3足の中で一番いい。

4足を並べてみた。 どのシューズもそれぞれの良さがある。

ゴローの登山靴が一番指が広がっている。ステッチダウン製法なので、靴底が広がってしまうのは仕方がない。その分安定感もある。
四足の中で一番縦走にむいているのがゴロー登山靴。岩場の多い山行にむいているのがシャモニー・トリオネであろう。ジョラスは、調度その中間といった感じだろうか。ここ数年の夏山は、軽快なサロモンシューズを選んでしまうことが多い。特に沢登りのアプローチシューズとして、ザックにしまいやすく軽いといったメリットもある。折立~薬師沢小屋~黒部源流~三俣蓮華~黒部五郎~折立の周回で使用。沢靴をザックに入れて薬師沢小屋まで。今度はシューズをザックに入れて黒部川源流を進む。等で活躍した。
サロモン ハイキング シューズ X Ultra 2 Gore-TEX 2足使用

2016年7月~2017年9月まで 7月23日に行った扇沢を起点に種池山荘~針ノ木岳までの周回稜線歩きで初めて使用。快適な歩きができた。 剱岳等の岩場でも使用可能だった。 (今は畑仕事用)

2017年9月~2019年8月 この靴で 新穂高温泉~槍平~南岳・大切戸・北穂高岳・涸沢岳その後も新穂高温泉~奥穂高・ジャンダルム・西穂高ロープウエイ 新穂高温泉~槍ヶ岳~南岳~新穂高温泉 剱岳往復 最後は蓮華温泉~朝日岳~白馬岳(1泊2日)等で使用。さすがにこれだけの山行で使用すると、靴底がすり減ってしまう。表はまだ使用可能なので、主にフィッシングに使っている。テトラポットに立つにはピッタリ。
サロモン3代目 サロモン ハイキング シューズ X Ultra 3 Gore-TEX
このシューズはヨーロッパを代表する165kmのロングトレイル、TMB(ツールドモンブラン)を快適に歩くというコンセプトで開発されている。 X Ultra 2より少々スリムになり、フィット感が向上したように思う。

2019年8月~ 折立~水晶岳往復(1泊2日)帰りにフィッシング。 大日岳~奥大日岳 早月尾根から剱岳日帰り等で使用。 まだまだ使える。ゴロー登山靴と並行して使用していきたい。

サロモンが耐久レース用に作ったシューズらしい。長時間の歩行にもしっかりと耐えてくれる。ゴアテックス使用なので、少々の雨であれば靴の中に水が浸入することはない。乾きも早い。
以上、2010年からお世話になっている登山靴・シューズを並べてみた。最近、トレランシューズで山に入る人を多く見かける。おそらくトレーニングをしっかり積んで、足底筋やふくらはぎ等の筋肉がしっかり出来上がった人がそれらのシューズを使用して、軽快な山行を楽しんでいるように考える。やはり初心者や山行経験の乏しい人は、登山靴をチョイスしてもらい、自分の山行パターンを確立していくのに限る。安いから、歩きやすそうだからといった安易な気持ちで、トレランシューズに飛びつくのはおすすめではない。登山初心者が、すぐにトレランシューズで登山はやめてほしいと思う。
私もこれまでのブログの中で、「トレランシューズが良かった。」といった内容を載せてきていたが、今は少し反省している。私もサロモンのハイキングシューズで山行しているが、トレランシューズでは山行をしていない。
私もそろそろ高齢者の仲間入りをする年齢になってきた。山行にあったシューズ選びに配慮していきたいと考える。300回を超える山行から最近なんとなく思うようになってきた。


スポーツには靴選びが大切、用途に応じた靴を大事に使っていますね。さすが先生!
スポーツには、その種目に応じたシューズが開発され、そのシューズを使用することで、パフォーマンスが向上したり、楽しさが倍増すると思います。各スポーツメーカーは、シューズ開発に大きな金額を費やすとか。登山靴も科学されて開発が行われていると考えると、いろいろ使うのが楽しくなります。スキー靴は本当に科学されており、新しいスキー靴を履いたことで、滑りが向上したりします。自分に合ったシューズ(道具)に出会うこともスポーツの楽しみの一つですね。なのでゴロー登山靴の変化もまた楽しんでいこうと思います。