毎年恒例山行「馬場島からの剱岳往復」雨模様から一気に晴天へ 山頂は激混雑!

毎年恒例山行の馬場島からの剱岳往復。スタートから空模様が怪しく、途中から雨。早月小屋で引き返すことも考えたが決行。2600mを越えたあたりから雲が抜け晴天の剱岳を満喫することができた。単独山行3名の方と知り合い、会話を楽しみながらの山行ができた。

山の天気予報はAグレード。晴天となっている。毎年恒例の剱岳へ行く絶好のチャンス。山行の準備を進めた。

一週間ほど前から、梅さんに誘われ「池ノ平山南峰・北峰チャレンジ」の提案があった。ツエルトを持参し、小窓で一泊して剱岳経由で帰る計画。当初は、参加することにしていたが、よく考えると池ノ平小屋・早月小屋共に営業をしていない。南峰から下って池ノ平小屋一泊が理想と考えたが、これが無理となるとテント持参しかない。荷物が多くなると、いろいろ登攀に負荷がかかり、リスクが増える。登攀用具・ザイル・食料・テントを考えると、二人で分担しても、ザックは10kgを越えることになる。小屋が営業していれば、いざという時に逃げ込める。いろいろ判断して今回は、辞退することにした。梅さんのチャレンジ精神に水を差してしまい、申し訳なくも思う。また、いい機会にチャレンジすることにする。

池ノ平山行を断った後、五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間、大キレットを考えた。今年はコロナの関係で、山小屋が予約制になっている。連絡してみると「定員いっぱい」ということで断られた。次に出てきた山行計画が「剱岳」。私にとって行くところがない時の「とりあえずの剱岳」になってしまったようだ。とは言ってもやはり、身体をしっかり作っておかなければならない。

今回は、今シーズンから使用のゴロー登山靴の剱岳での使用感を試してみる機会ともなった。感想としては、山行後の足裏・足首等の疲労感が軽いように感じる。雨の中の登行や岩場での登攀にも問題が見つからない。私にとって長く付き合える登山靴に出会った気がしてならない。

今回の山行は、早月小屋までが雨。レインウエアーを装着すると、体温の上昇で汗をかいた。自然と登行スピードが落ちていく。気持ちも乗ってこない。なのでそうとうゆっくりと登っていたように感じる。

一番の収穫は、単独行の3名の方と楽しい会話ができたことだ。2600mあたりから雲が抜け、「晴れてきましたね。」と声をかけたのがきっかけで、同じスピードで3名のコラボ山行になった。横浜からの浪さんは、初めての早月尾根とのこと。雲が抜けた後の光景に感動の言葉の連続だった。もう一方、広島からの登山家O藤さん。百名山クリアーや、早月尾根も何度も来られている超ベテラン。私と同じ年だということが分かり、一層親しみを感じてしまった。3人で山頂で写真を撮り合い、食事を一緒にして楽しい一時を過ごすことができた。お二人には感謝しかない。下山は、時間の都合でバラバラとなった。

もう一方、下山途中に追いつき、その後同じようなスピードで下っていく若者にたまた声をかけた。「これオヤマリンドウという花だよ」といって写真を撮ると、彼もスマホで撮った。これがきっかけとなり、いろいろ会話しながら下ることになった。大阪からの若者で、登山を始めて3年目。トレールランニングにもはまり、今年のマラニック(岩瀬の海岸から雄山山頂までのレース)にも参加したとのこと。これからの山行について熱く語ってくれた。草薙 剛似のいい男だ。彼女との山行は相手を見つけてからとのことだった。馬場島に楽に下りてこれたのは、彼との楽しい会話のおかげだった。下山後に箕輪温泉まで案内して、汗を流すこともできた。心から感謝したい。

今回の山行で単独行3名の方とお知り合いになれた。出会いの山行だったように思う。いろいろお話を聞くと、登山に対する思いや経験を持っておられる。そんな会話がこれからの自分の登山のモチベーションの高まりに結びついている。3名の方に心から感謝したい。

レッドバロン単独+(横浜の浪さん・広島のO藤さん・大阪のN寄君)途中からコラボ

往路:6時間09分 山頂休憩:1時間13分 復路:4時間45分 計:12時間07分

3:17 車止めスタート 今回は白萩川の方へ駐車。馬場島の登山口周辺は、満車状態。こんな馬場島は初めて。流石4連休。

3:22 登山口通過。 ここから急登がすぐに始まる。

早月小屋が休業していることが、告知されている。

雨が降りそうな天気。ガスで靄がかかっている。

3:49 松尾平の標高1000mのプレート前を通過。登りでは、登山口から意外と近く感じる。

白い靄は幽霊では? うっすらガスがかかった状態。

今日も足元は、ゴローの登山靴。 剱岳で満足するために手に入れたような靴。真価が問われる。(下山しての感想は大満足)

こう見ると不気味。

4:23 1200mプレート前を通過。

4:48 1400プレート前を通過。200mを25分ペース。100mを12分ペース。

5:03 1600mプレート前を通過。

5:16 ついに雨が降り始めた。レインウエアーを着用。細かな雨にカメラが反応。

5:28 1800mプレート前を通過。

少し明るくなってきた。

5:44 三角点を通過。

雨も激しくなってくる。気持ちが落ち込み、スピードが上がらない。

6:03 2000mプレート前を通過。

6:12 池塘を通過。

一枚岩の長い登り。しっかり整備されている。

早月小屋ヘリポートに到着。

早月小屋が見えないほどガスが濃い。

6:37 早月小屋を通過。休憩も入れないで上を目指す。雨が小降りになって着たので、一応下山はしないことに。

レインウエアーの中は暑い。

テンとは8張りほど。剣沢のテント場が250張り以上だったことを考えれば、ベスト。ただ、今年は水等は自分で運ぶ必要があったよう。トイレはOK.

6:38 テント場から登山口へ。

樹林帯を抜けた。いつもならここから岩の稜線が見えるのだが。

シラタマノキ

7:07 2400mプレート前を通過。

雨は上がってきた。岩もそれほど濡れていないところを見ると、降水量は少なかったよう。

目の前の雲が一気に抜けてきた。

天気予報通りAグレードになってくるのか。

7:29 ここからストックの使用をやめる。ヘルメットも着用。

小窓尾根も見えてきた。

遠くに白馬岳も顔を出してきた。

7:44 2600mプレート前を通過。

剱岳山頂も見えてきた。

ベニバナイチゴの実 食べごろだと思うがやめておく。

タテヤマアザミ(ダイニチアザミの変種だそう)

薬師岳が見える。 ほぼ室堂と同じ標高か。

小窓越しの白馬岳か。

毛勝三山も顔を出し始める。

早月尾根を振り返る。

大日岳~奥大日岳の稜線。地獄谷の噴煙の後ろに薬師岳。

ここからの登りがきつい。一気に標高を上げていく。

別山コースが見えてきた。今日は大渋滞を起こしているのだろう。

元気な子供たちが駆け上がっていく。 少し時間を置くことにする。

8:23 2800mプレート前を通過。いつも逆光で山頂の写真がとれない。

山頂の人影も見え始める。

一番遠くに笠ヶ岳も見えた。

8:59 鎖場へ突入。

蟹の鋏を通過する横浜からの浪さん。その後ろに広島からのO藤さん。

三人がコラボして山頂へ。

O藤さんが前に出ました。

我が愛する北方稜線。来年は全制覇したい。

左側には、剱御前越しに立山三山が見えてきた。

鎖が縦になっている場所。落石に注意。

 

ここを抜けるといつも感動する。それが↓の写真。

何度来てもこの眺望に魅せられてしまう。今年もこれが見たくて来てしまった。

早月尾根を振り返る。赤い屋根が早月小屋。

山頂まではすぐそこ。

9:24 剱岳山頂に到着。 まずは自撮りで。

浪さんに撮ってもらいました。

剱沢の眺望。やはりテントの数は異常。

点の記で運ばれた三角点

源次郎尾根と八峰 後ろ立山連峰は雲がかかってきた。

八峰が綺麗に見えてきた。鹿島槍・五竜・唐松・不帰の嶮と見える。

この写真では、鹿島槍~白馬岳までが綺麗に見える。

源次郎尾根 最後の懸垂下降30mを行っているのが見える。

八峰も迫力がある。

いつもの食事。

広島からのO藤さんと撮影。三人で撮ればよかった。浪さんごめんな歳さい。O藤さんとはここでお別れ。明日は大日岳に行かれるとのこと。この方もタフです。

山頂では異様な状態。ベストポジションで写真を撮るのに行列ができている。

祠の前はすぐに写真が撮れる。

10:38 下山開始。

祠の裏で「裏剱」と言って写真を撮っている方がおられ、私もお願いしました。

早月小屋は雲の中になってしまった。

迫力ある岩の塊に思わずパチリ。

鎖場へ突入。

立ての鎖場。

10:56 蟹の鋏を通過。

絵になったので一枚。 おそらく彼が大阪のN寄君。

名残を惜しんで一枚。

11:14 2800mプレート前を通過。

ガスが湧いてくる。

オヤマリンドウ  大阪のN寄君に教えてあげた。

チングルマ 枯れ枯れ状態。 N寄君はチングルマを知っていた。この辺りから彼とのコラボがスタート。

ヤマハハコ

シラタマノキ

アカモノの実

12:09 2400mプレート通過。

アキノキリンソウ

北方稜線の山々

12:33 早月小屋に到着。 テント場に張って荷物置き場にしていたN寄君のシャルター。これで寝るのは辛そう。彼は荷物を片付けて後を追ってくるとのことで、私が先に下山開始。

ヘリポートを通過。

オオカメノキの赤い実

ゴゼンタチバナの赤い実

12:51 池塘の手前に咲いているオヤマリンドウ おそらくこの花をここで撮影するのは3~4回目だと思う。「今年も会えたね。」といった感じ。

いろいろ調べたが「シロヨメナ」だと思う。

13:14 三角点通過

ウメバチソウ

大きな岩と根っこが一体になっている。

13:27 1800mプレート前を通過。

13:47 1600mプレート前を通過。 200m20分 100m10分ペース。少々遅い。この辺りでノ寄君に追いつかれた。

13:56 1400mプレート前を通過。ここ200mを9分でクリアー。そんなはずはない。100m4分30秒は早すぎる。

あかあかと実ったオオカメノキの実

左の立山川が見えてきた。

ダイモンジソウ

14:19 この200mを23分 これなら理解できる。 1600mと1400mのプレートの標高差が200mないように思う。

だいぶ緩くなってきた。

14:35通過。

彼は登りでこの樹の存在に気が付かなかったそう。

松尾平に入る。

14:49 1000mプレート前を通過

15:12 登山口に到着。何度来ても下りは辛いが、ノ寄君との楽しい会話で、いつの間にか着いていた。

「試練と憧れ」で自撮り。

いい男と並んで撮ってもらった。親子ほど離れた二人だが楽しかった。

15:24 駐車場所に戻って最後の自撮り。今年も充実の恒例山行となった。10月の初旬にもう一度早月尾根をやる予定が出てきた。後輩からのリクエストだが、しっかり脚が出来上がってきてくれることを期待しよう。

“毎年恒例山行「馬場島からの剱岳往復」雨模様から一気に晴天へ 山頂は激混雑!” への10件の返信

  1. こんにちは。横浜の浪です。
    先日は大変お世話になりました。
    初めての剱岳と大雨でビビりながらのソロ山行でしたが、途中からベテランの2人様のサポートで何とか登頂する事できました。
    2人様と交流させて頂いてからは山や温泉や花や豆知識のレクチャーで大変為なり楽しく、さらに天候も回復し絶景を拝む事ができ、おそらくこれ以上ない素晴らしい山旅となりました。
    また、北アルプスに行く際は2人様にお会いできれば幸いです。
    重ねて、この度は誠にありがとうございました。

    1. 浪さんコメントありがとうございます。これまえ何度も剣に登りましたが、途中まで雨だった経験は初めてでした。気持ちは相当落ち込んでました。後ろから浪さんが上がってこられなかったら、引き返していたかもしれません。後ろを押された感じでした。
      それにしてもすごい人でした。新聞に北アルプスは「山密状態」とい言葉が出されていました。最後に、一緒に写真を撮れなかったことが心残りです。今度北アルプス方面に来られる時は、連絡ください。日程が空いていればコラボお願いします。

  2. 初対面にもかかわらず、下山を共にさせていただいた上に、温泉までご一緒させていただきありがとうございました!
    初剱岳が思い出深い旅になりました。
    ブログの内容、想像を超えてます。笑
    すごすぎです!笑
    これからもちょくちょく覗かせていただきます!

  3. N寄君コメントありがとうございます。美味しいお寿司を食べて帰れましたか。下りで一緒だったことで自分の息子と山に登っている気分でした。楽しかったです。人には自分のスタイルにあった山行があります。無理をせず確実に登山の楽しみ方を広めていってください。きっと登山は人生を豊かなものにしてくれます。若い時は、若い時なりの山とのかかわり方があります。また、北アルプス方面に来ることがあれば、連絡ください。

    1. 「祭ばやし」という富山の回転寿司で少し贅沢していただいて帰りました。
      次にお会いするときは、山仲間を増やしてお会いできたらと思います。
      お言葉を肝に銘じてこれからもいろんな山を楽しみます!ご丁寧に返信ありがとうございます!

  4. Redbaron様

    先日、剱岳早月尾根でご一緒させていただきました、広島のO藤です。素晴らしい記録を読ませていただき、私事、現在は登山とたまにゲレンデスキーぐらいなので、趣味の多彩さに驚きました。
    剱岳の翌日は大日岳にいきましたが、いつも通りガスで剱岳はかくれてしまいました。その後、山陰道に入り24日に鳥取の大山に登って帰りました。また北アルプスあたりで会うことがあるかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。

    1. 途中からのコラボありがとうございました。同じ年とお聞きし、親しみを感じました。百名山クリアー等精力的な山行に頭が下がります。山頂でお話しした、「毛勝山」へは是非登ってください。同じ日に約20名ほどが毛勝山登山をしていたそうです。O藤さんなら、登り4時間、下り3時間といったところでしょうか。秋は本当にいいところです。北アルプス方面に来られるときは是非お声をかけてください。

  5. 好天ゲットと良き出会い、充実した山行でしたね^^
    それにしても人気の剱岳、山頂は大賑わいですね~
    4連休だからでしょうか。
    私は4連休の3日間で青森の岩木山、八甲田山、岩手の岩手山に登ってきましたが、山頂は全てガスにやられました(泣)
    でも1週ズレれば台風12号でしたから長年登りたかった山に遠征出来ただけラッキー、、、ということにします^^

    1. これまで何度も剣岳山頂に立ちましたが、写真を撮るのに列を作っているのは初めてでした。登りは雨にやられて、早月小屋で引き返そうとも考えましたが、山の天気予報Aグレードを信じて上がったのはよかったです。剣岳は、天気のいい日に登る山ですね。そう考えると早月尾根は急登ですが、ありがたいです。東北方面の山はよろしくお願いします。リサーチしておいてください。東北の山行コラボお願いいたします。

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