定番コースの片貝南又から大斜面の猫又谷へ 剱岳を見ながら猫又山からの滑降を満喫!

ポカポカ陽気に誘われ、片貝・南又から猫又谷を詰めて猫又山へ。MTB+徒歩+スキーハイク+アイゼン登行といろいろ駆使して山頂に到達。頑張ったご褒美は剱岳の絶景でした。もちろん滑降斜面もザラメで最高!

今週は、梅さんから毛勝山へのお誘いがあった。水曜日はその偵察で阿部木谷出合まで行ってみた。林道にはまだ雪が多く残っており、除雪が入らない限り、片貝山荘までは、徒歩でのハイクとなる。私たちの予定は、日曜日に立山にしていたが、金曜日の天気予報で、天候の崩れが予想されるとのこと。急遽、予定を梅さんに合わせることにした。

梅さんの方も、阿部木谷の大きなデブリが発生している情報を得ており、猫又山に変更していた。土曜日の天候は、安定している。久々にコラボすることにした。

4:00 片貝川最終ゲート前に集合。調度、第2発電所と第3発電所の中間ぐらいに位置している。ここ数年、連休前は、この場所で車をストップさせている。

久々にヘッドライトを点けて出発準備。MTBを引っ張り出して、スキーとスキー靴を合体させてザックに括り付ける。担ぐと相当重い。これでMTBを洞杉までこぐことになる。覚悟を決めて暗がりの中を出発した。

4:20 スタート。快調にペダルを回していく。MTBで足を使ってしまうと、登りがきつくなる。ギアチェンジをこまめに行いながら、ゆっくりと進む。第3発電所のところで、右に折れ南又に向かう。そこから少し進んだところで、後ろからものすごいスピードで抜かれてしまった。後で「カリスマス」さんだと分かった。その強さは半端じゃない。恐るべき脚力の持ち主だ。

5:15 洞杉の場所にかかる橋に到着。除雪はここまでなので、MTBをデポして、徒歩で進む。カリスマスさんは釜谷山とのこと。そのスピードは、スキーハイクになっても変わらない。スキー靴チェンジの折に追いつき、気が付いた時には、アッという間に姿は見えなくなっていた。これまでも数回お会いしているが、そのパワフルさにいつもながら感心させられている。(釜谷から釜谷山だったようだ。)

5:44 スキーハイク開始。猫又谷の最終堰堤までは、だらだらとした登りが続く。桂の樹が多いこの辺りは、熊も出そうな場所である。片やんは、マイペースで付いてくる。少しずつ間が開いていく。梅さんは、ガシガシ行ってしまう。3人がバラバラになって、森の中を通過していった。

6:40 目の前に猫又谷が見えてくる。なぜか、トレースが上に伸びている、「こんなに上に行ったかな。」声に出してみたが、梅さんには通じなかった。案の定、沢を渡って下を覗くと、最終堰堤が見えた。しかしここからでは、崖になっていて下には降りれない。仕方なくぐるっと回って、沢を下り最終堰堤にたどり着くことができた。

6:56 最終堰堤を初めてスキーでそのまま通過した。これまでは必ず、スキーを外して、堰堤横の石垣を利用して通過するのが普通だったが、こんなに早い段階で、ここ猫又谷に入るのは初めてなのかもしれない。通過後は、まるでスキー場の様に綺麗な大斜面を見ながらのハイクとなった。

7:55 二股に到着。カリスマスさんは釜谷山と聞いたので、てっきりこの谷を詰めていくと思い込んでいた。もう一つ下釜谷だった。記憶によると相当険しかったように思う。ここから傾斜が少しずつきつくなっていく。

8:32 雪が硬くなってきたこともあり、クトーを装着する。硬い斜面を軽くジグを切って登っていく。徐々に斜度が急になり、雪も硬くなってくる。どこかでアイゼン登行に変えようと考えていると、梅さんが止まった。彼もやはり、クトーでのスキーハイクに限界を感じている。この辺りの判断はとても重要な気がする。無理をしないでスキーを外し、ザックに括り付けて、最初はアイゼンなしでけり込んで進むことにした。少し上がると、これも困難になってきた。すぐにアイゼン装着すればよかったことを後悔する。

9:32 アイゼン装着。急斜面での装着は、非常に気を使う。➀重いザックを下す。➁足元のスタンスを確保するためにけり込みを入れてスペースを作る。➂ザックを身体の前に置き、アイゼンを取り出す。➃装着前にザックを担いでしまう。➄右脚から装着する。(左足の方が踏ん張りがきく)➅左足を装着する。

無事にアイゼン装着ができ、足裏全体を使っていくことを心がけ、ジグを切っていく。つま先だけでのハイクは、ふくらはぎに負担ばかりがかかり、すぐに疲れてしまう。スキーと同じようにジグを切りながら上がった方が、結果的に早い。それでも大腿部が深く曲がるため、両脚の縫工筋が軽く痙攣をし始める。アミノバイタルを一袋飲む。

10:03 鞍部に到着。頑張ったご褒美は剱岳の絶景だ。ここからの剱岳が一番迫力があって好きだ。梅さんも同じ思いだった。剱だけではなく、右を見ると大日岳・奥大日岳。その奥に室堂。剱の手前には、赤谷山・その左に赤はげ・白はげ・大窓の頭・池ノ平山と繋がる。その右には小窓の王・八ッ峰。左に目をやると後ろ立山連峰の山々。爺が岳・鹿島槍ヶ岳・五竜・唐松岳と見える。素晴らしい眺望に、この鞍部で遅れている「片やん」を待って、約30分ほど時間を過ごしてしまった。

10:27 片やんが鞍部にたどり着いた。相当疲れている。なんせ彼の板は、残雪期用でなく、深雪用クンバックだ。おそらくザックの中も重いようだ。残雪期はどうしてもハイク時間が長くなる。荷物の精選と軽量化をいかに図っていくかも重要な気がする。その辺りは、自分の体力との相談なのかもしれない。今回の山行で、クトー、アイゼンは必需品。今日は暖かいので防寒ウエアーをどの程度準備するか、検討がいる。持っていてこしたことはないが、その辺りの選択は経験から来るようにも思う。私のザックも意外と重い。不要だったと思うものは、結局なかった。(しいて言えばゾンデぐらいか)

10:30 山頂に向かって出発。片やんに「絶対山頂踏まないと後悔するぞ。」と言い残して二人でスタート。梅さんは直登ルート。私は、右からトラバースルートをとった。結果的には、それほどの違いはないように思われる。トラバースルートの方が身体には優しい。

11:05 猫又山山頂に到着。何度来てもこの山頂からの眺望がいい。山頂からは、毛勝三山の残りの釜谷山・毛勝山が見えてくる。今年は稜線にたっぷりと雪がくっついているので、三山縦走スキーツアーも可能な気がする。

山頂では、いつものように写真を撮って、昼食とする。梅さんは、ザックを枕に寝始める。片やんは本当に上がってくるのか。そのうちにスキーのハイク音が聞こえてきた。片やん、11:28山頂に到着。よく頑張った。おそらく鞍部から山頂までの30分が長く感じたことだろう。私が初めて猫又山に来たときは、天狗蔵君に置いていかれて、本当に辛かったことを思い出していた。

12:00 滑降開始。山頂からの滑降も楽しい。剱岳のふところに飛び込むように滑っていく。私がトラバース気味に上がった斜面を滑って、鞍部に向かう。

12:05 鞍部で剱岳に別れを告げ、大斜面の猫又谷へ滑り込む。前半の急斜面は、メンツル・ザラメの残雪期最高の雪。表面はザラメだが、その下はしっかりと硬くしまっており、スキー滑降が楽しい。途中で止まってカメラを向けていると、梅さんは止まらずに下まで滑って行ってしまった。その後も、ザラメ雪の斜面を満喫しながら滑っていく。大斜面はそれでもアッという間に終わってしまった。約3時間かけてハイクした斜面を、25分で滑り降りた。途中止まって写真を撮っているので25分かかったが、一人だと20分はかからないように思う。それほど雪が良かったということになる。

12:30 最終堰堤を通過。スキーを外して、林道まで上がる。林道からは、林の中をひたすら手漕ぎを入れながら滑っていく。杉林に入るとスキーが滑らない場所もあるが、それでも歩きより早い。約1時間10分費やした道のりを、約30分でクリアーした。

12:59 デポしたシューズに南又発電所手前で履き替え、MTBデポ地までは、歩きとなるが、食べごろのフキノトウがたくさん出ている。またまたフキノトウ狩りになってしまった。重いザックを担ぎながら、かがんで摘んでいくが、これが辛い。しかしその辛さを味わっても、フキノトウを摘んでしまう。我が家では、てんぷら・フキノトウ味噌・フキノトウ酢の物などにするが、まことに美味しい。残雪期ならではの楽しみの一つだ。5月に入るとコゴミゼンマイが採れる。これも楽しみ。

13:18 目の前の南又発電所をやっと通過。MTBデポ地へ向かう。

13:27 MTBを回収。ここからは、楽しいダウンヒルとなる。採ったフキノトウをザックにぶら下げ、一気に下っていく。風を切りながら下るので汗はいつの間にか乾いている。約1時間かかった林道を13分で下った。

13:40 車止めのゲートに到着。ここには天気もいいこともあり、8台ほどの車が止まっている。中には椅子を出してゆったりとお昼を食べているグループもいる。久々に梅さんとのコラボだった。毛勝山偵察から、気持ちはこちらに傾いていたのかもしれない。登り時間は6時間45分 下りの時間は、1時間40分と極端な山行だが、登りで苦労した分のご褒美は沢山あるように思われる。今回も充実の山スキーとなった。いやBCスキーといった方が正解かもしれない。

メンバー:梅さん・片やん・レッドバロン  総山行時間:9時間20分

MTB利用 往路:55分 復路:13分

MTBデポ地から 往路(鞍部休憩含む):6時間45分 山頂滞在:55分 復路(フキノトウ狩り等の時間含む):1時間27分

4:20 ゲート前をスタート

快調にペダルを回す。 よく見るとスキーの色とウエアーの色が合わせてある。おしゃれな梅さん。

片やんのザックが重そう。ましてやクンバックも重い。もしかするとスキー靴も重いかも。

4:59 南又に入り、少しずつ明るくなってきた。

5:11 除雪した跡がでてくる。

強者「カリスマス」登場。 本当に強い。 大渚山でのラッセルのすごさは私たちの中では伝説。

5:24 南又発電所前を通過

もう少しでスキー登行開始か。雪が多くなってきた。

カーブを曲がったところでスキーハイクにチェンジ。

私の残雪期のスキーはウェイバックになった。センター97cm 177cm 意外と全体に張りがあり、しっかりしている。ベンドをなくした分テールのスライドがし易い。角を立ててしっかり押せばカービングも可能。

オークションで3万円で落札。元の持ち主は富山の方でした。心から感謝します。大切に使わせていただきます。

片やんも前半はついてきた。

5:57 杉林を抜ける

6:06 桂の樹が増えてくる

6:22 小さな沢を通過

梅さんはどんどん先へ。さすがに早い。

6:54 ぐるっと回って最終堰堤に。

6:54 スキーでそのまま通過できるのは初めて。この辺りの積雪は多いよう。

レッドバロンが前から撮影

片やんが後ろから撮影

広い猫又谷をハイク開始 遠くの鞍部を目指す。

7:15 太陽が顔を出す。

梅さんも座って撮影。

7:30 後の片やんが撮影 スキー場の様な斜面

先週の滑った跡がある

7:44 帰りの滑降が楽しみな斜面

8:07 二股から徐々に傾斜がきつくなってくる

片やんと少し差が開いた。

8:32 雪が硬くなってきたところで、クトー装着

8:39 ジグを切りながらハイク。

傾斜がきつくなってきた。頭の片隅でそろそろアイゼンの文字が浮かぶ

最終堰堤から真っすぐに谷がのびている

アイゼンなしでけり込んで進んだが、やはりアイゼンが必要と考え始める。

梅さんもアイゼンの準備を始めた。

装着後はジグを切りながらハイク。

ワンタッチ式が早い。 しかし私のアイゼンは重い。カンプのアイゼンが欲しくなった。

梅さんのアイゼンも軽いタイプ。快調にとばしていく。

10:03 鞍部に到着寸前。 剱の先端が見えてきた。

ドカンと剱岳

自信のない場所もあるが、ご指摘いただければありがたい。

後ろ立山連峰 右から爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・大キレット・五竜岳・唐松岳と繋がっている  (今年の夏こそキレット通過したい)

右から大日岳・奥大日岳・室堂周辺が見える

梅さん 片やんを待ってマッタリし始める 鞍部を満喫している

10:28 片やん到着 この眺めに感動!

10:30 片やんを置いて一足早く山頂にスタート

その姿を片やん撮影

私は天狗蔵君に教えてもらったトラバースラインで山頂へ。

梅さんは直登ラインで山頂へ。

11:05 山頂に到着 お地蔵さんにご挨拶

発射台で撮ってもらいました。前よりも手前で撮影 やはり怖い

いつもの食事にします

梅さんは、お昼寝

今日はこれで

片やんが上がってきた 山頂の私達 もう一人は糸魚川からの単独テレマーカーさん  高松山の話で盛り上がった

11:30 片やん山頂に到着 よく頑張った

やはり怖いので立てないよう

満足な顔をしています

12:00 滑降開始  その時の 動画  ↓

12:00 滑降開始

梅さんのスキーはベクターになっていた 乗ってみたい一台

片やんは立場上 決して無理はしない

剱岳とはお別れ

猫又谷を楽しもう

下で待ち構えるレッドバロンの合図で、梅さん滑降開始

急斜面を落ちていく梅さん

片やんも滑降

レッドバロンも落ちていく

大斜面をゆったり滑降の片やん

ハイスピード レッドバロン 気持ちよかった!

大斜面をハイスピードで滑降

ここも落ちていく

斜面も終盤 少々ストップスノー気味

熊の糞を発見 いても不思議ではない場所

12:58 最終堰堤を通過  これで猫又谷滑降終了

スキーを外して林道まで上がる ここからスキー滑降が可能

この後滑降して下っていく動画は ↓

ゆっくりだが、滑降して移動ができる

杉林の中はスキーが止まってしまう

12:51 デポしておいたシューズを回収 片やんは回収を忘れて下まで降りてしまった。登り返して回収してきた。 目の付くところに袋に入れて樹にぶら下げておくようにしている。猿が悪戯をしてどこかに持っていく可能性もある。

12:52 発電所手前でスキー滑降終了

美味しそうなフキノトウがたくさん出ている。

梅さん袋いっぱい収穫

この大きさが一番美味しい

丸々とした大きなフキノトウ 意外とフキノトウとフキが同じ株から生えることを知らない人が多いよう。 92歳になる親父に質問するとやはり別物だと思っていた。

香り、ほろ苦。のびすぎでんねん、広めたいねん。 | やるやん!大阪農業 - Part 2

同じ地下茎から分かれて生える

重いザックを担いだまましゃがんで摘む 疲れた足腰にこたえる

たくさん摘んだのでMTBデポ地へ移動

13:22 MTB回収

梅さんビニール袋いっぱいにフキノトウを収穫

ダウンヒル準備

フキノトウがザックに入らないのでカラビナでぶらされてもらった。

怪しげな覆面ライダーになっている

梅さん フキノトウをザックにうまく収めたよう

13:27 ダウンヒル開始    ダウンヒルの動画 ↓

車止めに戻った

13:40 山行終了の儀式で締めくくる。 満足の顔 レッドバロンもサングラス・覆面の下は笑顔

今日も欲張って遊んでしまった。

“定番コースの片貝南又から大斜面の猫又谷へ 剱岳を見ながら猫又山からの滑降を満喫!” への2件の返信

  1. これぞ残雪期のBCスキーといった定番コースです。猫又谷は最高ですよ。まるでスキー場。確かに片やんも相当辛そうでしたが、おそらくザックの重さ、スキーの重さ、スキー靴の重さ等、すべてにおいて私より重い物を使用しています。
    残雪期は、日帰りの場合は、何を持っていくかしっかり考えて行動力をアップさせることが必要です。ただ、何かあった場合の最低限の準備は怠らないことです。自分の体力との相談ですね。
    あえて重いザックでシーズンを通して、身体を鍛えるのも有りですね。5月5日は空いてますか。どこか行きませんか。

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