今シーズン最後のスキーは、折立から太郎平小屋を経由して北ノ俣岳へ。過去に経験したことのない早さで雪解けが進んでいる。例年は、標高2000m辺りから雪があり、スキーで太郎平小屋を目指すことができるが、今年は、スキーを装着することなく太郎平小屋までたどり着いてしまった。
こんなに雪解けが早いとは。例年ならスキーを担いだスキーヤーがいるはずなのに、スキーを担いでいるのは私達のみ。折立では浮いている状態。ほとんどが登山者だ。幸いにも、太郎平小屋からは、雪が繋がり、北ノ俣岳までは、スキーハイクを行うことができた。
5:10 有峰有料林道亀谷連絡所に到着。ゲートから5台めに並ぶことができた。車を止めて3人で休養。その後の登山に備える。
6:00 ゲートオープン。3番手で折立に到着。スキーヤーがいない。
6:39 準備をしているところに藤村兄貴(富山の木こりさん)がひょっこり現れる。「お久しぶりです。」挨拶を交わす。いつもフェイスブックで交流させてもらっているので、久々にお会いする感じがしない。山岳会の方々と薬師岳とのことだが、膝の調子が悪いようで、ゆっく行くとお話しされていた。私が尊敬する真の山男アウトドア―マンだ。
6:47 重いザックを担いで登山口をスタート。カーブを2回ほど曲がると、梅さんの姿が見えなくなっている。いつもながら登るのが早い。それもそのはず、2週間前に富士山BCスキーで、高所順化ができている。(強い訳だ。)私と片やんは、マイペースでいく。林道の花もあまり咲いていない。タムシバの白色、ミヤマヤシオツツジのオレンジぐらいしか目に入ってこない。一昨日の雨の影響もなく、歩きやすい登山道だ。
7:50 樹林帯を抜けて出し、三角点のある休憩所を通過。ここまでの登山道に少しは雪があったが、本来であれば、登山道がどこかわからないぐらい雪があってもおかしくない。今日は、気温も上昇する予報が出ているので、ウエアーは、夏山に行くスタイル。短パンを履いて正解だった。
8:03 鞍部を通過。例年だと、ここでスキー靴に履き替え、スキーハイクを開始する場所となっている。まったく雪が無い。ここも、スキーを担いだまま通過。
8:19 標高2000m辺りに差し掛かる。見通しが効き、前を行く梅さんを発見。何となく太郎平小屋までに追いつきそうな気がしてきた。呼吸も慣れてきて、脚が前に出始める。一気にスイッチが入ってしまった。梅さんロック・オン!
8:39 標高2183m地点で、ついに梅さんに追いつく。本来であれば、スキーハイクする場所だが、まったく雪が無い。左の薬師岳方面の山肌にも雪は少ない。
9:00 標高2232m地点を通過。薬師岳に行くときは、ここから左にトラバースして薬師峠を目指していく。今年は、薬師岳にはいかないが、雪が切れて行けそうにない。北ノ俣岳方面に雪があるのか不安になってきた。
9:15 太郎平小屋に到着。ザックを下してスキーハイクの準備に取り掛かる。どうにか太郎山まで雪がある。ここからはスキーで行けそうだ。5分遅れで片やんが到着。履いてきたシューズは、小屋の横にデポ。今年から一樹さんが小屋にいない。少々寂しい気分になった。(2019年6月2日は、小屋で大宴会に参加させてもらった。)
9:34 北ノ俣岳に向かってハイク開始。登山者も数名アイゼンを付けてスタートしていく。私達は、雪のある場所を選んで上がらなければならない。本来ならばスキーの方が直登できるはずだが、今回が、登山道どおりが有利になっている。登山者の方が早い。
10:00 登山道沿いに雪が繋がっているので、登山者の跡をスキーハイクする。
10:30 スキーを外ずして登山道を進む。スキーを装着したところからは、北ノ俣岳が目の前に見える。後は、稜線上にダラダラとした斜面が繋がっているので、のんびりハイクしていく。
11:03 北ノ俣岳にすんなり到着。太郎平小屋からは約1時間30分で到着。沢登で何度かお世話になった左俣に向かって、広い斜面が広がっている。ワクワクしながら、山頂で写真を撮り、マッタリと食事を済ませる。いつものように梅さんはお昼寝。
山頂からの眺望がいい。左から赤牛岳・水晶岳・ワリモ岳・鷲羽岳・三俣蓮華岳・遠くに槍ヶ岳・手前に黒部五郎岳。山行の記憶が蘇ってくる。そんな想いに耽りながら、いつものようにカップ麺をすすった。
11:45 滑降開始。2019年6月3日に同じ場所を滑っている。その時は、もう少し雪が多く楽しい滑りができた。今年は、雪不足。雪面も少々凸凹があり、楽しい滑降とはいかない。それでも梅さんは、大斜面に感動。年に一度は訪れたい場所にするそう。確かに、登山道沿いの雪面にテントを張って、この辺りの斜面を楽しんでいる人もいた。(徳島県からの強者だった。)
12:06 10分足らずの滑降で終了。登山道に向かって登り返す。ボトムから登山道までは、約25分の登り。後は、だらだらと登山道沿いに下っていく。下りだが、シールは装着したままで太郎平小屋を目指す。前回の経験から、シールを外さないほうが機動力があることがわかっていた。なんせ最後に太郎山に向かってダラダラとした登りがある。シールを付けたり外したりするのが面倒になってくる。
13:07 太郎平小屋に到着。梅さんは、小屋のラーメンで腹ごしらえ。私達は、山頂でカップ麺を食べている。スキーの後始末をして下る準備に25分ほど時間を費やす。
13:32 太郎平小屋を出発。下山を開始する。標高が下がっていくにつれ、気温が上昇。標高2000mを通過して、最初の樹林帯に入ると、雪も少し残っていて気温が下がる。気持ちがいい。
14:30 鞍部を通過。この後は、またまた登りとなる。ここが辛かった。三角点までの12分ほどの登りなのだが、脚に鉛が入っているように重い。
14:44 三角点の休憩ポイントに到着。服を一枚脱いで、この後に襲てくるだろう暑さとの対決に備える。
14:57 樹林帯に突入。ここからは、登山道に大きな段差も出てきて、スキーのテールが地面にぶつかる。なぜか右脚のフクラハギにもスキーのテールが突き刺さる。いろいろ工夫するが当たってしまう。傾斜の急な場所は、後ろ向きで降りるしかない。どんどん疲れが出てきてスピードが落ちてくる。
15:41 各自のペースで下山。バラバラの状態で折立登山口に到着。もうヘロヘロ。今日も燃え尽きた感が強い。いい汗をかかせてもらった。今回の残雪期スキー山行で、今シーズンの締めくくりとしよう。これからは夏山登山シーズン到来といった感じだ。今日も充実の山行となった。
メンバー:梅さん・片やん・レッドバロン
総山行時間:8時間54分

折立~太郎平小屋間 往路:2時間28分 (小屋での休憩:19分) 復路:2時間09分 (小屋での休憩:25分)

太郎平小屋~北ノ股岳間 往路:1時間29分 (山頂休憩:42分) 復路(滑降・ハイク準備含む):1時間22分

全体の山行トレース

スタート前に藤村兄貴にお会いする。

6:47 登山口スタート。

スタートから梅さんは、ガンガン行ってしまった。

タムシバ 今が盛り。

重いザックが肩に食い込む。片やんも辛そう。

少々離れてしまった。

同じ場所で片やん撮影。

7:23 あられちゃんの看板通過。



綺麗な水芭蕉を発見。

写真を撮るレッドバロンを後ろから撮影されていた。

雪も残っているが、ほんのわずか。

7:50 三角点休憩場所に到着。梅さんの姿はない。私達もすぐにスタート。





有峰湖が見えてきた。

登山道は下りに入る。鞍部を目指す。

8:03 鞍部に到着。いつもはここでスキーハイクに切り替える場所。全く雪がないので、そのまま通過。

登山道には少しは雪がある。



樹林帯を通過して標高2000m辺りを通過。視界が広がり、前を行く梅さんを発見。ロック・オン!


登山道が綺麗に整備されている。

梅さんを追うレッドバロンを片やんが撮影。



登山道の左右に麻の網がひかれているが、そこは踏み込んではいけない。植生を育てている。

ついに梅さんに追いついてしまった。


登山道に雪が出てくるが、繋がっていない。そのまま小屋まで行くことにする。

太郎平小屋が見えてきた。

9:15 太郎平小屋に到着。


片やんも到着。5分遅れ。

小屋横でスキーハイク準備。

9:34 スキーハイク開始。

まずは太郎山へ。

雪が繋がっている場所を求めて左端を行く。


雪の繋がり具合で、効率は悪くなる。


細い場所を通過。


登山道沿いにハイク。


登山道から上に進むしかない。

スキーを外して登山道を進む。



登山道を上がると北ノ股岳が目に飛び込んでくる。

ダラダラと山頂まで雪面をハイク。



登山者も数名。




左側にのみ雪がたまっている。


山頂での梅さん。元気はつらつ。

11:03 山頂で儀式撮影。

登山者に撮ってもらった。

左から三俣蓮華岳 その間から槍ヶ岳 右に黒部五郎岳。

左端に水晶岳 ワリモ岳 鷲羽岳

左に目をやると赤牛岳。

いつもの食事をスタート。


梅さんは、お昼寝。




山頂でのカップ麺がたまらない。

11:45 滑降開始。

最初に私が滑降。


斜面に小さな凹凸がある。快適とはいかなかった。

続いて梅さん滑降。

大斜面を楽しむ梅さん。

レッドバロンが横から撮影。

片やんも楽しそう。

滑降が終わってハイク準備に入る。



12:06 登り返し開始。登山道を目指す。


テント泊のスキーヤー 徳島県から。





シールを装着ししているのでそのまま太郎山へ。




太郎平小屋に向かって、シールをつけたまま滑降。




13:07 太郎平小屋に到着。

梅さんはラーメンで腹ごしらえ。

13:32 下山開始。

ザックがまたまた重くなった。






ひたすら下っていく。

最初の樹林帯。 暑さがしのげそう。

雪がでてきて涼しくなる。


14:30 鞍部を通過。ここからまた登りが始まる。

夏山の雰囲気。

辛い登りをひたすら耐える。


三角点休憩場所に到着。片やんも辛そう。

一枚服を脱いで暑さ対策。

暑い樹林帯に突入。



15:14 あられちゃん看板を通過。

ミヤマヤシオツツジ

タムシバが盛り。


最後の頑張り。辛い登山道。

15:41 登山道に到着。


いつもの全員無事に戻った儀式の撮影。今日もいい汗をかきました。これで思い残すことなく、スキー納ができる。

