テントと小屋泊を駆使して「八方黒菱~唐松山荘~五竜山荘~鹿島槍ヶ岳北峰~キレット小屋」を往復 日本三大キレット制覇(3日目)

8月4日(2日目)は、今回の山行のメインである八峰キレットを通過して、鹿島槍ヶ岳北峰と五竜岳の間を制覇することができた。また、12:00過ぎにキレット小屋に到着。マッタリとした時間を満喫して、山小屋での至福の時を過ごすことができた。夕食後は、地元の毛勝三山に沈む夕日を眺め、充実の一日を終えた。

(3日目)

昨夜も19:05には寝床へ。寝返りをうっていたら、いつの間にか寝ていた。トイレに行きたくなり目が覚める。昨夜同様3時過ぎ。豆電球が点いているので、下のトイレまで行くことが容易にできた。その後は、なかなか寝れない。周りはまだ寝ている人が多い。

京都と岡山の方は、少々早く出発ということで、4時頃から準備が始まった。それを合図に私も起床。周囲の方も起き始め、出発準備が始まった。

朝食を済ませたら出発できるよう、ザックを玄関の横に移動させる。目の前の壁に、長野県山岳遭難防止対策協会が作成した、五竜・鹿島槍登降案内図を発見。今日の行程を頭の中にたたき込む。昨日も通過した登山道なので、注意すべき場所や、体力的にきつい場所の予想ができる。

4:56 朝食の準備ができた案内があり、一番で食堂へ。朝からお腹が空いている。体調はすこぶるいい。ご飯を2杯半も食べてしまった。食べ終わる早々に出発準備をして外へ。

5:16 キレット小屋を一番に出発。4:30頃に朝食を自分たちの持ってきたもので軽く済ませて、出発した京都・岡山のお二方を追う。朝から素晴らしい天候で、気持ちがいい。ザックは昨日同様軽く感じている。

5:49 早く出発した二人に追いつく。いつもの記念撮影(安全祈願撮影)をして、お二人とはお別れ。二人ともテント泊装備を担いでいるので、相当重い。(テント泊装備を担いで、キレットを越えるのは本当に大変)鎖場で身体を保持するのが大変。十分な注意が必要となる。

6:06 「ロノ沢のコル」を通過。北尾根の頭に向かって標高差約100mを登っていく。気温も上昇しておらず、足取りも軽い。夕食で3杯、朝食で2杯半の白米を食べてエネルギー満タン状態。グリコーゲンローディングがしっかりできたようだ。

6:57 年配者の方が、下ってこられ、足元がゴロー登山靴だったので、お願いをして撮影させてもらう。しっかり履き込んだいい感じに仕上がった登山靴に憧れを感じた。

7:26 G5の看板を通過。鎖場が連続するので慎重に行動する。ここまで来ると五竜山荘からの登山者が多くなってくる。その都度情報を伝えていく。

7:35 ここから五竜岳まで一気に標高差約200mを上がっていく。気温も少しづつ上昇し、辛くなってくる。ストックを使っていたが、ザックの横に括り付ける。

8:12 五竜岳に到着。今日も晴天の五竜岳で、剱岳を拝むことができた。ここは長居はせず、すぐに五竜山荘を目指す。登山道を駆け下りていく。二日間のトレーニング効果なのか足取りが軽い。

8:40 五竜山荘に到着。45分のコースタイムのところを28分で下ってきた。五竜山荘に預けておいたテント用具一式を受け取り、先ずは、濡れたテントを乾かす作業に取り掛かる。太陽も出ているので一気に渇いていく。少々フライシートが湿っぽい状態だが、先を急ぐことにし、ザックにパッキングしていく。ザックは重くなったが、1日目から比べると全然軽く感じる。水2Lがなくなり、食料も相当お腹の中に入った。おそらく5kgは違うように思われる。20kg近くあったザックが、15kgほどになっている。身体に感じる負荷が違っている。

9:19 五竜山荘を出発。唐松山荘に向かう。出発の時間帯になるとやはりガスがでてきた。だらだらとした登山道を下っていく。

9:44 唐松方面から来られた方の登山靴が、ゴローの登山靴だ。同じように足元のみの撮影をお願いした。4人目の方となった。この方のゴロー登山靴は、私の「ブティエール」よりもがっしりした「S-8」だ。がっちりした作りになっている。

10:04 だらだらと登って大黒岳の看板前を通過。ここから一端下っていくが、その後標高差約300mの登りが待っている。後半は鎖場も出てくるので重いザックでペースが落ちる。

10:40 「これより岩場」と書かれた看板の前を通過。カロリーメイトでエネルギー補給を行う。

11:12 鎖場を通過してすれ違いざまに登山靴を見た。ゴロー登山靴の方を発見。この方で5人目。またまた写真を撮らせてもらう。皆さん靴の感想を聞くと、良好な答えしか返ってこない。

11:27 最後の鎖場を通過。ガスの中に唐松山荘がどうにか見ることができた。一瞬ガスが上がって、唐松岳を拝むことができたが、すぐにガスの中へ。何度も登頂している唐松岳はパスすることにする。山荘前でザックを下し、カロリーメイトの残りを口の中に放り込む。

11:49 唐松山荘を出発。八方尾根に向かうところで、ゴロー登山靴を履いたスタイルのいい若い女性に出会う。ここは自然に声がでてしまい、すらっと伸びた綺麗な脚に履かれたゴロー登山靴を撮影することができた。若い山女子にもゴローファンがいることがうれしかった。その後は、どんどんとスピードアップ。傾斜が緩くなってくるので、ザックが15kgあることも忘れて大股で下っていく。前にいる登山者をごぼう抜きにしていく。

12:20 中山ケルンを通過。快調! 高山植物の花がまたまた綺麗に咲き乱れている。自然にシャッターを押している。

13:02 八方池の周回コースへ。不帰の嶮が湖面に写る場所で写真を撮る。もう少し風がなければよかった。

13:12 八方山第二ケルンを通過。

13:36 八方池山荘に到着。売店でソフトクリームを買って、最後の頑張りに備える。標高が下がって、気温も上昇している。ここから黒菱まで自分の脚で下らなければならない。

14:18 黒菱の駐車場に到着。重いザックを担いでの下山だったが、思った以上に快調に下ることができた。山での3日目の行動となったが、しっかり水分を補給したこと。エネルギー補給をこまめに考え、シャリばてを起こさないようにこまめな補給を行ったこと等が要因と考えられる。3日めの山行時間は、約9時間ほどだったが、体力温存で戻ることができた。

今回の山行で、新たな登山の楽しみ方を手に入れたように思う。これからの山行も様々なバリエーションを持たせていきたい。充実の3日間となった。

レッドバロン単独 総山行時間:9時間02分 踏破距離:15.0km

キレット小屋~唐松山荘(五竜山荘休憩含む):6時間15分 唐松山荘休憩:18分  唐松山荘~黒菱(駐車場):2時間29分

玄関に貼ってあった 長野県山岳遭難防止対策協会が作成した、五竜・鹿島槍登降案内図 大変助かる。

4:56 今日の朝食 しっかりご飯を2杯半たいらげた。

5:16 キレット小屋を出発。

ガスが上がって快晴になっている。

目指す五竜岳方面

5:23 梯子を通過。

5:28 鹿島槍方面を振り返る。

5:49 昨日は楽しい会話で盛り上がった京都と岡山のお二方。また何処かでお会いできたらうれしい。お二方のザックは本当に重そうだった。

5:52 小ピークの連続帯を通過。五竜岳までは、まだ遠い。

6:07 ロノ沢のコルを通過 ここから標高差約100mの登り。

振り返ると鹿島槍ヶ岳が綺麗。

6:25通過

6:33通過

6:34 小ピークから五竜岳方面 だいぶ近づいてきた。

剱岳も雲はあるが拝める。

6:57 年配者の方のゴロー登山靴 いい感じに年季が入っている。

7:14 G5のあるゴジラの背中を通過中。

7:26 G5を通過。

タカネシオガマ

7:39 五竜岳への最後の登り。標高差約200m

ここがそのスタート地点 細い尾根を通過して一気に登りへ。

7:54 ガシガシ登っていく。

8:09 分岐点に到着。標高差200mを30分でクリアー。意外と辛かった。

鹿島槍ヶ岳は、遠くになった。

8:12 五竜岳山頂到着 写真を撮ってすぐに下山。

五竜山荘へ下っていく。

ガスがかかり始めた。山荘が見えてきた。

8:40 五竜山荘に到着。預けておいたテント泊用具一式を受け取り、先ずは濡れたテントを広げて乾かす作業。

頑張ってきたご褒美でコカ・コーラ

ある程度テントが乾いたところでパッキング。オガワンドOWNザックのいいところは、25L~50Lにサイズ変更が簡単にできる。ヘルメットもしっかり固定ができ、出発準備完了。

五竜山荘の横でコマクサを発見

9:14 五竜山荘出発。

ハクサンフウロのお花畑

9:20 唐松方面へ。

だらだらと下っていく。

9:43 看板通過。

ゴロー登山靴の方と遭遇 写真を撮らせてもらう。4人目の方。S-8のライト系タイプか。

9:48 ホシガラスを発見

9:55 シャクナゲ街道を進む。今年はあまり花が咲いていなかった。

10:04 大黒岳を通過。

カライトソウ

タテヤマウツボグサ

10:20 ガスが濃くなってきた。

久々に「クモマスミレ」を発見 葉っぱの先端が少しだけ尖っている。これで判断してみた。タカネスミレは、葉っぱの先端が丸い。

10:40 ストックをザックの横に括り付ける。

ここから標高差約300mの登りなので、カロリーメイトでエネルギー補給。

ダラダラと登っていく。

11:09 鎖場の連続。 以外に岩がもろい。鎖に頼らないようにする。

下ってこられた男性の足元がゴロー登山靴。写真を撮らせてもらった。ソールを一度張り替えておられる強者。いい感じに仕上がっている。S-8のライト系。

11:24 鎖場の連続を通過。

11:27 鎖場をのけると唐松山荘が見えてきた。

ガスの中から一瞬唐松岳が顔を出す。今回は、登頂しないことにする。

11:31 唐松山荘でエネルギー補給。

11:49 八方尾根へ向かって出発。

11:54 八方尾根の入り口で、上がってこられた若い山女子の足元にコロー登山靴。綺麗な脚も含めて撮らせてもらった。一緒に下りたかった。残念!

タカネハヤズハハコ ヤマハハコとは少し違うよう。

コバイケイソウ

12:20 中山ケルンを通過。飛ばしていく。

ミヤマキンポウゲの群生

シモツケソウとタテヤマウツボグサが綺麗。

オニアザミだと思うが。ダイニチアザミにも見える。

ハクサンシャジン

12:45 八方尾根 八方池が見えてきた。

12:49 ダテカンバ林を通過 猿が群れていた場所。

ここにはオミナエシが咲いている。

大きなミヤママツムシソウを発見。思わず撮ってしまった。

ワレモコウ

クガイソウの群生

13:02 八方池の周回コースへ。 湖面に不帰の嶮が写る場所。少々風が強かった。

13:09 八方ケルンを通過。

13:12 第2ケルン通過。

13:36 八方池山荘横の売店でソフトクリームを購入。

最高に美味かった。黒菱駐車場までひと頑張り。

リフトの横を下っていく。 気温が一気に上昇。

14:05 黒菱ゲレンデへ降りていく場所。

14:15 駐車場はすぐそこ。車の数が少ない。

14:18 黒菱駐車場に到着。2泊3日の山行無事終了。当初の目的を予定どおり達成できた。充実の山行となった。

“テントと小屋泊を駆使して「八方黒菱~唐松山荘~五竜山荘~鹿島槍ヶ岳北峰~キレット小屋」を往復 日本三大キレット制覇(3日目)” への4件の返信

  1. お久しぶりです!
    八方尾根から鹿島鑓のテント泊ピストンお疲れさまでした。
    テント担いで相変わらずの体力ですね(笑)
    ゴロー靴写真いいですね。この靴は拘りを持って選んで履いている方が多いと思うので、話も弾みそうです。
    先週山形県の大朝日岳(百名山)で久しぶりの満喫登山をゲットしてきました。家庭の事情のバタバタが落ち着いてきたので、少しずつ登山やライドを再開しようかと思います^^

    1. 週末山紀行さんお久しぶりです。
      やっと剱岳山頂から見える、後ろ立山連峰の稜線を制覇することができました。今回は、往復しましたので八峰キレット完全制覇です。テント泊がメチャクチャ楽しく感じました。料理はまだまだですが、何を食べるか考えるのも楽しくなります。
      ゴロー登山靴を履くようになって、足が痛くなりません。そこそこ重量があるのですが、大変歩きやすく快適です。足元を撮らせていただくお願いをすると、皆さん快く応じてくれます。しっかり手入れされたゴローの登山靴に愛情を感じました。
      東北の山も魅力的です。是非、いつかご一緒させてください。まだまだ仕事をしていますが、東北遠征や北海道遠征ができるように早くなることを願っています。

  2. お世話になりました。八峰キレット小屋でお世話になった坪田です。ブログやフェイスブックを拝見させて頂きました。アクティブですね~、体力もさることながらバイタリティーたるもの尊敬に値します。陰ながら応援してます。頑張って下さい。

  3. 坪田さん、八峰キレット小屋では、大変お世話になりました。楽しい一時を過ごすことができました。ありがとうございました。山では様々な人生を送ってこられた方々と、お話しするのが一つの山の魅力です。また自分が経験してきた山行の魅力をお伝えするのもいいものです。また何処かの山道でばったりとお逢いするのを楽しみにしています。

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