前日は、お昼過ぎから、ほとんどテント内で停滞。風雨が強まる前にテント設営ができて、テント内に滑り込んだ。とにかく午後からテント内でゴロゴロ。昼食後にいただいた水割りが効いてお昼寝。激しい風雨で目が覚め、ずぶ濡れになりながらテント設営をする方々を見守った。
29日(2日目)
2日目の朝は、隣のテントのアラーム音で目覚める。時間は2:30。うとうとしていると片やんも起きだした。声をかけて、朝食の準備をする。外を見ると、昨日の風雨が嘘のように晴れ上がり、満天の星空となっている。昨日より天気がよさそうだ。
朝食は、アルファー米に、アマノフーズのインスタントカレー。このカレーが本当に美味しい。お湯をかけて作るだけだが、クオリティーが高い。結局、今日の昼用に半分アルファー米を残すはずが、2合全部を朝食で食べてしまった。その分、エネルギー補給はばっちり。テント泊での朝食は、これがいいようだ。
昨晩の風で、フライシートの水分は相当飛ばされている。テント撤収、ザックのパッキング等をスムーズに済ませ、小屋前へ移動。暗がりの中、多くの登山者が、出発準備に余念がない。
4:29 東の空が明らんできた時間に、双六小屋をスタート。先ずは、樅沢岳(もみさわだけ)を目指す。ヘッドライトを頼りに、登っていく。テント場にはまだたくさんのテントが、室内ライトを点けているので色とりどりで綺麗だ。
5:03 明るくなった樅沢岳山頂に到着。ここから細かなアップ・ダウンの稜線ハイク開始となった。目の前の槍ヶ岳を目指し、足取りは快調。片やんが先頭で進むが、なかなかのスピードで、息が上がってくる。彼も元気なよう。
5:40 硫黄乗越を通過。左側の登山道は、太陽があたり気温が上昇。暑くなってくる。上着を一枚ぬいて体温調整。登山道が、右側になると、谷から吹きあがる風が気持ちよく感じる。
6:17 左俣乗越を通過。日差しがよく当たり、高山植物もたくさんある。ここにもミヤマダイコウンソウ・タカネナデシコ・ウメバチソウ等が咲いている。オオヒョウタンボクはもう赤い実をつけており、秋を少し感じることができた。
6:50 少しずつ岩場がでてくる。ここでヘルメットを装着。鎖場もあり、右側の登山道は、気を付けて登っていく。斜度的には、それほどではないので、ヘルメット装着は、必要なかったかもしれない。
7:16 千丈乗越に到着。ここは飛騨沢に下っていく登山者も多く、人が多かった。ここから徐々に傾斜はきつくなるが、登山道は、徐々にジグザグになっていき歩きやすい。
8:11 約1時間で、槍ヶ岳山荘の横に到着。思ったほど槍の先端に上がっていく人が少ない。ザックをデポして上着を着用。GPSとカメラを持って槍ヶ岳山頂を目指す。ラッキーにも素晴らしい天気。ここ槍ヶ岳に2012年10月・2018年8月に登頂しているが、そのいずれも晴天に恵まれていた。槍ヶ岳との相性はいいようだ。
8:36 槍ヶ岳山頂に到着。頂上には10人ほどがいるのみ。最盛期になると、ここに上がるのに2時間以上待った。といったことを聞いたことがある。やはりコロナ禍の影響もあるのか、登山者は少ない。山頂の祠で記念撮影をして、早々に下山した。
8:58 槍ヶ岳山荘の横に戻る。エネルギー補給をして、飛騨沢を下る準備を整える。
9:19 槍ヶ岳山荘を出発。下山開始。槍のテント場には一張りもなかった。ここのテン場で一泊してみたくなる。
9:27 飛騨乗越通過。いよいよ飛騨沢に入っていく。ここからの下りは、登山道も整備されており、快適。ただ意外と傾斜がきついことに気が付く。2017年3月にスキーで飛騨沢を上がり、ここを滑降した経験があるが、これほどの傾斜とはわからなかった。雪があるとイメージも違うようだ。
10:00 傾斜もだいぶ緩くなってきた。周囲には、今が盛りとトリカブトの花が咲き乱れている。やはり、時期が少し違うことで、咲いている花も違っている。紫がとても綺麗だ。
10:08 千丈乗越への分岐点を通過。気温が相当上昇してきた。ここを上がっていく人は、大変辛いように思う。ばてて長時間休んでいる登山者もいる。ここからは少しずつ樹林帯も増えてくる。
11:16 槍平小屋のテン場が見えてきた。横を流れる高原川の水量も多くなり、木陰に入ると涼しい。槍平小屋に到着し、先ずは、濡れているテントを出して乾かす。テントは、見る見るうちに乾いていく。ここでエネルギー補給として「かけうどん」をいただく。値段は800円と少々高いが、ちくわ天ぷらが入って大変美味しくいただいた。
12:00 槍平小屋を出発。ここからは、だらだらとした長い下りとなる。2018年8月に新穂高温泉~槍ヶ岳~南岳~新穂高温泉周回の時は、約3時間で新穂高温泉に戻ている。3時間も忍耐の時間と覚悟を決めていく。
12:37 滝谷避難小屋前を通過。滝谷の水量も多く、例年よりも上に、しっかりした橋がかけられている。ここまでの道中にも、水場がいくつもあり、美味しい水を飲むことができた。なのでザックには、常時1L以下の水しか入れなくてもよかった。
13:37 白出沢を通過。ここからは、資材運搬道を穂高平小屋まで下っていく。軽く下りで脚を前に運ぶだけで前に進んでくれるのでありがたい。ただ、疲れているのかふたりの会話が途切れがちとなる。
14:18 穂高平小屋前を通過。氷の看板が魅力的だったが、ここからショートカット登山道に入っていく。途中、崖崩れがあり、2018年に通った登山道とは少し違った場所に降り立つ。その後は、だらだらと資材運搬道路を新穂高温泉に向かって下りていく。このころは、膝がしらに力が入らない。
15:02 新穂高登山指導センターに到着。下山届を提出して。山行終了。駐車場に向かう。予想通り、約3時間で新穂高温泉に戻ることができた。
15:14 無料駐車場に到着。1泊2日での双六・西鎌尾根・槍ヶ岳・飛騨沢周回を無事終えることができた。心残りは、1日目に、テント設営後に行く予定にしていた、双六岳だろうか。ここは、日帰りで行くことにしたい。天候の急変も経験した充実のテント泊山行となった。
メンバー:片やん・レッドバロン 総山行時間:10時間45分

双六小屋~槍ヶ岳山荘横(西鎌尾根通過):3時間43分 槍山頂往復(休憩を含む):1時間07分(山頂滞在:7分間)槍ヶ岳山荘~新穂高温泉(槍平小屋休憩を含む):5時間55分

昨日作ったアルファー米にカレーをかけて朝食 みそ汁も準備。

アマノフーズのカレーが絶品。少しお湯を多くしてスープカレーの様にする。

朝のみそ汁もいい。

テント場は、いろいろな色合いで綺麗。

先ずは濡れたフライシートをはたいて水を切り、大きな袋に丸めて押し込む。テント本体も同じ。たたまない。防水の袋を使っているので、ザックの一番下に入れて、上から押しつけてつぶしていく。

4:29 双六小屋前をスタート。

東の空が明るくなってくる。


右は鷲羽岳 左端が双六岳。間に挟まれた左が三俣蓮華岳、一番奥が薬師岳か?

5:03 樅沢岳(もみさわだけ)山頂に到着。

ここが本当の山頂。

笠ヶ岳方面 奥が乗鞍岳方面。

西鎌尾根に入っていく。




太陽が樅沢岳(もみさわだけ)を照らし始める。一気に気温が上昇。



5:55 槍を正面に見ながらのハイク。

黒い影は西鎌尾根の影。

6:02 太陽の当たらない登山道は、風が抜けて気持ちがいい。


6:07 最初の鎖場を通過。

西鎌尾根を気持ちよく進む。

タカネナデシコに出会う。


今回よく見たウメバチソウ

6:17 左俣乗越を通過。

片やん快調にとばしていく。付いていくのがやっと。

赤岳・硫黄岳方面 名前の由来が分かる色合い。

オオヒョウタンボクの実

ミヤマダイコンソウ

6:41 少しずつ傾斜が増してくる。


鎖場を通過 あえて持たない片やん

6:54 ヘルメットを装着。


6:54

必死についていくレッドバロン。

今回のルートで一番の鎖場。

余裕しゃくしゃく。


7:16 千丈乗越に到着。

重なる山並みが素晴らしい。

笠ヶ岳方面

7:18 千丈乗越をスタート。

やはりここには登山者が多い。

7:29 槍の上に太陽があり、逆光になってしまう。

太陽が隠れたので記念撮影。


7:46 九十九折りの登山道を行く。綺麗に整備されている。



笠ヶ岳が綺麗。




最後の頑張り。

8:11 槍ヶ岳山荘の下に到着。

私も到着。

8:17 ザックをデポしてアタック開始。


小槍にロープが下がっている。誰か登っているのか。





片やん最後の梯子。

8:36 山頂到着。



今回は立って撮影。



8:57 戻ってきました。


9:19 エネルギー補給と休憩をとって山荘前から下山開始。


9:27 飛騨乗越を通過。

いよいよ飛騨沢に入る。


トリカブトが最盛期。


10:08 千丈乗越との分岐点を通過。気温が上昇。

樹林帯に入ると少しは涼しい。

10:40 水場がでてきた。とても美味しい水をいただく。

本当に美味かった。

サラシナショウマ



11:16 槍平小屋のテン場が見えてきた。

11:33 槍平小屋のかけうどんをいただく。

美味かった。

湿っているテントを広げて乾かす。カラカラ状態でザックにしまえた。
12:00 槍平小屋を出発。(写真を撮り忘れる)

12:08 南沢通過。



12:29 藤木九三レリーフ前を通過。
藤木九三(ふじき くぞう)日本の登山家であり、ロック・クライミング・クラブの創設者。1915年には、朝日新聞社に移る。1916年に、特派員として東久邇宮の槍ヶ岳登山に随行する。1919年、神戸支局長となる。西宮市甲子園に住み、六甲山の岩場をロック・ガーデンと命名する。また甲子園球場にあるアルプススタンドを最初にアルプスと形容したという説がある。1928年には、日本初のロック・クライミングを目的とした山岳会であるRCC同人を発足。1929年、日本初の岩登りの理論書である『岩登り術』を刊行するとともに、8月には、案内人の松井憲三とともに、北穂高岳滝谷の初登攀に成功した。(ウィキペディアより引用)

12:34 滝谷を通過 見えるのは滝谷ドーム?

水量がある。


避難小屋前を通過。


12:58 チビ谷を通過。看板の端がなくなっている。2018年にはあった。


13:37 白出沢を通過。

資材運搬道路を進む。ラクチン。


14:18 穂高平小屋前を通過。 駐車場の左側からショートカット登山道へ入る。

ショートカット登山道。少し荒れている。

土砂崩れで出口が違っていた。

15:02 新穂高登山指導センターに到着。

下山届を提出。

15:14 無料駐車場に戻ってきました。1日目に、急激な天候悪化も経験しましたが、2日目は、快晴の中での槍ヶ岳登頂等充実の山行でした。


双六は残念でしたが全体的に快晴で眺望ガッツリな素晴らしいテント泊山行となりましたね~ レポみていて羨ましく思いました。新穂高起点の山行は夏冬ともにレッドバロンさんと何度かコラボさせて頂きましたね。懐かしいです^^
テント泊は今年、飯豊山(百名山)を計画しているのですが、天候が合わず徐々に厳しくなってきました。今週末は雨っぽいですし、次週は2回目ワクチン接種です。。
双六岳が心残りです。山の天候は、一気に変化しますね。20分前までは、晴天だったのに、曇って来たと思ったら雨です。びっくりです。今回手に入れたアライテントは、風雨でも安心できました。身長が高いので、天井の高さがないと、食事等が作れません。その点、このテントは、入口の土間があり、座っていても圧迫感がありません。思い切って購入してよかったです。テントを持って東北の山へ行きたいです。今回のルートは、週末山紀行さんとも、思い出多いところです。通るごとに、思い出していました。