朝から雨が降っている。こんな日は標高を上げるしかない。今日は、以前から私のブログを見ていてくれたボーダー女子との初コラボ。久々に栂池スキー場から白馬乗鞍岳の定番コースへ行くことにした。状況は最悪。先週の様なシャウダーだったら最高なのだが、重い新雪が15~20cmほど積もり、パックスノー状態。ターンをするのに苦労した。
八方尾根スキー場で、パウダーを探して滑っているアクティブな彼女とは、仕事の関係で知り合った。スキーの話から私のブログを紹介すると、BCスノボーを経験してみたいとのこと。社交辞令なのか、本気なのか、BCスノボーに必要な物を用具リスト一覧にして掲示。必要度Aランクが準備できた段階で同行することにした。必要物品は、いろいろ参考にして制作してみた。(彼女は本気モードだった)
独身貴族は、最強である。楽しい事には資金は惜しまない。多くのしがらみを抱えた年金生活者とは、違うようだ。彼女の意欲に応えてやらなければならないと、今回の山行を計画した。
仲間の大ちゃんのようにスプリットボード(半分にボードを割ってシールを張って登行する。滑るときは一枚にして滑る。)はもちろん持っていない。そうなるとスノーシューで上がることになる。ザックにボードをくくり付け、それを担いでいく。果たして彼女にそれだけの体力があるのかどうか。試しのBC山行は、やはり栂池スキー場~天狗原~白馬乗鞍を選んだ。目標は、天狗原まで。体力的に余裕があれば白乗までを想定した。
7:30 いつものようにチャンピオンゲレンデ下の駐車場に車を止める。この時間帯としては、車が多い。やはり3連休の1日目なのかもしれない。準備をしてゴンドラ駅まで滑降。早々にゴンドラ搭乗の列に並ぶ。狙いは的中。搭乗券を買って戻ったら、列が相当伸びていた。
8:11 ゴンドラ搭乗。今日のメンバーは、親子でのBC山行といったところか。初めての経験だが、高校生を野外活動に引率していくような気分である。
8:30 栂の森駅に到着。ハイク準備に取り掛かる。スノーシューを初めて使うとのこと。準備の様子を見ていると、やはり時間がかかっている。(今日は天狗蔵君が一緒でなくて良かった。)
8:43 ハイク開始。この時期には、ロープウエイも運行されているが、ここから自分の脚で上がることも経験。私達のみが林道入口を目指し、スキー場内をハイクしていった。昨日雪が降っていたよだが、気温が高く湿雪となっている。林道もかたく雪が締まり、スノーシューでもサクサクと進むことができた。
9:24 早稲田小屋前を通過。やはり積雪がすごいことになっている。。一階の窓のところまで雪がきている。おそらく3m以上はありそうだ。その後も順調に林道を進む。
9:49 成城大学小屋前に到着。ロープウエイの駅方面から、ぞろぞろとBCスキーヤー・ボーダーが上がってくる。彼女と同じようにボードをザックに括り付けたスノーシューの方も多い。シーズン初めはなかなか出会わないが、声をかけると、やはり初めてのBC山行とのこと。考えるのはみな同じようだ。天狗原までの斜面が、まるでスキー場の様になっている。背丈の低い樹木はすべて雪の下。川も完全にふさがり、広いカール状態となっている。
10:20 小休止。止まった瞬間に彼女は後ろにのけぞり、ひっくり返ってしまった。ハイクの時は、前傾になっているから倒れることはないが、止まって身体を起こしたことで、ザックの重みに耐えれなくなりひっくり返ってしまった。大笑い!
傾斜がどんどんきつくなる。ツアーの方々も列を作って上がっていく。人が通過した場所は、つるつるで滑ってしまうので、新雪の方がハイクし易い。自分のトレースを刻みながらいつもの半分のスピードでハイクしていった。
11:14 天狗原入口に到着。風が強くなり、ザックに括り付けているボードは、もろに風をはらんでしまう。強風に耐えながら必死についてくる。この強風では、白乗斜面は危ないと判断。祠までどうにか到着させようと声をかける。
彼女からは「脹脛と肩がやばい。」と一言。自分の体力のなさに、少々反省気味な言葉が飛びだした。
11:28 祠に到着。ここまでくれば一つの目的達成となる。息子を連れてきたときも、ここで終了した。天候が悪ければ何度も祠で引き返した経験がある。滑降準備に入ろうとしたら、彼女から「白乗行ってきてください。ここで待ってます。」とのこと。お言葉に甘えて上まで行くことにした。
12:07 いつもの滑降ポイントに到着。強風の中で滑降準備を行う。
12:19 滑降開始。やはりパックされた雪で快感度0。途中から滑降ラインを左にずらし、祠まで一気に滑降。雪で斜度も緩く感じる。その後彼女と合流して、滑降開始。
12:28 天狗原から成城大学前までカール状態の斜面を滑降。重いパックスノーに四苦八苦。雪崩れている箇所もある。まともにスキーセンターに乗っていると、スキーが回ってくれない。ここで昔のテクニックを使う。踵に乗りながらスキーの先端を上げながら滑降。どうにか自由に滑降ができた。下るにつれガスが湧いてくる。
12:37 成城大学小屋前に到着。ここまで来ると気温も上がって暖かく感じる。ベンチを作っていつもの食事開始。彼女はこの食事に憧れていたよう。なので今回、山専サーモスも購入していた。やる気を感じる。彼女にとってあこがれの楽しい食事となった。毎回、変わらぬ食事風景だが、意外と注目して見てくれていたことにびっくりした。
13:30 しっかりベンチを崩して、滑降準備完了。ガスがでて視界が悪くなっている中、林道滑降開始となった。
13:38 林道入口からスキー場内へ。どんどんガスが濃くなる。一時は視界10mといった時間帯もある。そのままスキー場内を滑降していく。ガタガタの斜面でスキー場内も最悪。それでもしっかり後をついてくるところから、スノボーの技術はそれなりの様だ。女子としては長いボードを使っている。
13:54 ボードのメーカー試乗会を行っていたので少しだけ覗く。スプリットボードは、流石になかった。その辺りは、大ちゃんや長谷川君に聞かないといけないようだ。
14:02 駐車場に到着。彼女にとって苦い初BCスノボーとなったが、「これからガンガントレーニングして体力付けます。」「夏山にも行きます。」等のかたい決意が発せられた。私にとっては少々不完全燃焼の山行だったが、初めての彼女にとっては、大満足だったようだ。
メンバー:黒アイリス・レッドバロン 総山行時間:6時間32分(ゴンドラ待ち時間等を含む) 踏破距離:17.34km(ゴンドラ移動含む)

往路(ゴンドラ待ち時間含む):4時間31分 滑降準備:18分 復路(食事時間含む):1時間43分

スタート標高:821m 最高標高地点:2396m

スノーシューに慣れていないので悪戦苦闘。

8:43 栂の森駅前をスタート

この段階は快調そう。

スキー場内をハイク 期待していなかった青空が見えた。

9:24 早稲田小屋前を通過

2021年12月12日の早稲田小屋

まだまだ余裕があるが、ここは登りではありません。

成城大学小屋へのシュートカットへ


登りでやはり苦労している。

成城大学小屋が見えてきた

9:24 成城大学小屋前に到着。 ロープウエイ側からBCスキーヤー・ボーダーがどんどん上がってくる。

トレースに沿ってハイク

10:20 小休止したとたんに後ろに倒れ込んだ。というよりも後ろに引っ張られて転倒

気温が一気に上昇 半袖でハイクする人もいる

おどけているが、余裕があるのかどうなのか。


下を見ると、ツアーの大集団が上がってくる。

私が付けたトレースを必死に上がってくる 頼もしい。


11:14 天狗原入口に到着。 強風なので上着を着る。

まともに正面から風があたり、ボードに当たって前に進みづらそう。必死に上がってくる。

白馬乗鞍の正面の斜面。

祠が見えてきた。


バックは彼女がよく行っている八方。

12:28 祠に到着。

白乗斜面をハイク。


硬くしまった雪でパウダーではなかった。

滑ってこられたスキーヤーだが、ターンがしづらそう。

雲海がすごい。


12:07 岩陰で滑降準備開始。

12:19 滑降開始
滑降の動画 スマホの方はYouTubeで

祠前で合流して下へ移動。


雪が重いので彼女も苦労して滑降。

山の中での食事を憧れていたとのこと。

ガーリックチーズフォンデューを持参


山専ポットでドリップコーヒーを入れる。

ここも積雪がすごい。

2021年12月12日の成城大学小屋前の積雪。

ガスが一瞬抜けた。

13:30 滑降開始

林道を濃いガスの中下っていく。

黒色が好きな女性は、束縛されるのが嫌な自立した女性だそう。

スキー場を滑降していく。

白樺ゲレンデに移動する林道。


14:02 駐車場に到着。いい経験ができて大満足の彼女でした。「来年はびっくりさせます。」と言い切ったので楽しみにしておきましょう。

