晴天の日はアドベンチャー山行「五竜スキー場~遠見尾根~白岳~白岳沢滑降」地獄のデブリランドの後は天国の滑降!

一日晴天が約束された今日は、片やん希望の白岳へ。五竜スキー場から遠見尾根をハイク。五竜山荘手前のピーク(白岳)からカールを滑降し、白岳沢へドロップイン。今まで経験したことのないデブリランドに四苦八苦。春山特有のアドベンチャー山行になってしまった。

前日に冷え込んだ影響からか、雪がしっかりしまった状態になっている。春山特有のザラメ状態ではなく、アイゼン登行が一番気持ちいい状態だ。BCスキーヤーは、ほとんどおらず、登山者ばかりが遠見尾根をハイクしていく。

後になってその理由が分かった。白岳沢は、デブリがでやすい地形となっている。気温が上昇すれば、両側の斜面からたくさんの雪が崩れて、デブリランドを形成している。時期を間違えば雪崩に遭遇してもおかしくない場所だ。

今日は、一度気温が上昇し、崩れる雪はすべて落ちた状態になっている。それが硬く固まってデブリランド通過を一層困難な状況を作り出していた。おそらく今まで出会ったデブリランドの中で一番手ごわかったように思う。そんなデブリランド通過後に、天国のような開けた斜面が私達を迎えてくれ、至福の滑降を楽しむことができた。

7:20 平川を挟んで47スキー場の対岸にあたる場所まで車で移動。林道の除雪が止まっている場所でMTBをデポ。五竜スキー場に移動する。帰りは、MTBで五竜スキー場まで戻ることにした。(これが大変だった)

7:30 五竜スキー場駐車場に到着。準備をしてテレキャビンの列に並ぶ。片道の切符とリフト券1回分を合わせて1700円。テレキャビンの乗り場で購入ができた。早くから並んだことで、8:18には搭乗ができた。

8:39 テレキャビンとリフト1本を乗り継いで、「地蔵の頭」の下からハイク開始。地蔵の頭には行かずに、トラバースして最初の登りに差し掛かる。夏場は、樹木が多く登山道が樹木の中を縫うように上がっていくが、開けた斜面で登りやすい。

9:39 約1時間で、小遠見山に到着。山頂へは行かずにトラバースで通過する。右を見ると八方尾根が綺麗に見えている。左を見ると昨年行ったキレットの山々が鹿島槍ヶ岳までつながっている。どこを見ても素晴らしい眺めが目に飛び込んできて、尾根ハイクが楽しい。

10:01 中遠見山を通過。この辺りから登山者に抜かれ始める。やはり急な斜面をジグを切りながら上がっているのと、アイゼンで直登するのでは、今日はアイゼンに分があるようだ。ほとんど沈むことなく登山者は快調に登っていく。夏場より登りやすいようだ。ここから急な尾根を下るのだが、クトーを付けているのでうまく滑ってくれない。

10:42 大遠見山を通過。目の前に五竜岳がドカンと見えてくる。右の白岳沢の様子もうかがうことができ、デブリがすごい状態になっていることもこの段階で確認することができた。

11:22 西遠見山を通過。この辺りにテントを張って山行を楽しんでいる登山者が多くなってきた。確実に今日は、BCスキーヤーが我々2名のみ。ほとんどが登山者だ。ここでスキーのシールを外してスキー滑降で鞍部を目指す。

11:36 今日のドロップポイントを覗き、状況を確認。スキーをザックに括り付け、アイゼンを装着して白岳を目指す。登山者の踏み跡がハイクし易い状態になっている。アイゼンの刃がしっかり効いてくれるので心強い。

12:40 白岳山頂に到着。すぐ下に五竜山荘が見える。ここを通過するのは4回目になる。五竜岳をバックに写真を撮り、いつもの食事をとる。カップ麺のいい匂いが、山頂に広がり、同じ時間帯にいた3名の登山者から「いい匂いですね。」と声をかけられてしまった。

13:14 滑降準備をして、先ずは右のカール状の斜面を鞍部まで滑降する。カールの真ん中まで行ってしまうと、鞍部に入れない可能性があるので、ハイクしてきた斜面を意識しながら滑っていく。

13:22 鞍部から白岳沢にドロップイン。急斜面に少々ビビりも入っていたが、滑りだしてしまうとそんな気持ちはどこかに行ってしまう。目の前の雪の状況と斜度を確認しながら慎重に滑っていく。幅15mほどで降ったばかりの雪が残っている場所がある。その部分を小回りで下りていく。下に行くほどその幅が狭くなり、崩れた雪の塊も交じってくる。真下に向かって横滑りの連続になってきた。最終的には、横滑りができる場所を探しながら降りるしかなくなり、ついにはデブリの中を横向きで階段下降するしかなくなってくる。

14:00 デブリランドを抜け出すことに成功。ケガもなく抜け出せたことに安堵。それほどひどいデブリの下降だった。ここから開けた緩斜面が繋がっている。雪もストップスノーではなく、よく滑るシャウダー状態。春山スキー滑降としては最高の状態だった。薄っすら滑降跡も残っており、その跡をたどっていく。

14:20 左からの大黒沢と白岳沢の出会いに差し掛かる。ここに堰堤があり、雪の残り具合が悪く、樹の枝にスリングをかけて下降する。少々スリリングだった。

14:49 渡渉が2ヶ所出てくるが、ラッキーにも全て雪のブリッジがかろうじて繋がっており、スキーで通過することができた。ここが一番の核心部のように思われる。左岸にわたり、スキーを外して林道に登り上げた。

15:00 後は林道をひたすら、下っていくのみ。途中に雪が切れた場所も出てくるが、問題なく通過。

15:38 MTBデポ地点に到着。二人とも満足感でいっぱいだが、終わりではない。五竜スキー場まで戻らなければならない。スキーをザックに括り付け、MTBにまたがった。

15:55 平川の橋の上を通過。今日の山行場所の山々が遠くに見える。ぐるっと一周の周回山行最後の頑張りどころだ。先ずは細い道をくねくねと標高を上げていく。意外と上がらなければスキー場にたどり着けない。

16:08 覚悟を決めて登りに入る。ここまで頑張ってきた大腿部が悲鳴をあげ始める。いつものように坂道を蛇行しながら上がっていく。

16:22 五竜スキー場の駐車場に到着。最後にきて大腿部をこれでもかとイジメてしまった。片やんも10分遅れの32分に到着。坂が上がれずMTBを押してきたようだ。

今日は、初めてのルートで、思い切った山行だったように思われる。今考えると、唐松沢のDルンゼのほうがまだましだったかもしれない。同じような周回山行だが素晴らしい眺めに大満足の一日となった。

メンバー:片やん・レッドバロン 総山行時間:8時間04分 踏破距離:23.25km

往路:4時間22分 山頂滞在:34分 復路:3時間08分

最低標高:718m  白岳標高:2541m

7:35 早々と準備をしてテレキャビンに移動。

いい位置に並びました。

8:13 もうすぐシャッターが開きます。

8:18 テレキャビン搭乗

地蔵の頭に向かうリフトに搭乗 ゲレンデの雪は相当残ってます。

右が八方尾根

8:36 ハイク開始

9:16 小遠見山が見えてきた。

五竜岳が見える その右にある山が白岳

五竜岳 白岳 まだまだ遠い。

鹿島槍ヶ岳

9:47 指の輪っかから片やんを撮影風に見える。

10:01 中遠見山を通過 テントが張ってあった。

一度下る 意外と雪が硬くて苦戦する。スキーでスピーディーに下れなかった。

白岳沢を見ることができた。ここからは良さそうな斜面が見える。

夏に行ったキレットの稜線。

9:58 大遠見山を通過。五竜岳と白岳がはっきり。

キレット山並み

11:22 西遠見山に差し掛かる。

鞍部へはスキー滑降で下ることにする。シールを外す。

アイゼン装着 ここからアイゼン登行開始。

ハイクし易い。

白岳に向かって真っすぐ。

片やん 頑張ってます。

唐松岳方面が見えた。 夏に通過した登山道が見える。

白岳山頂に到着。

下に五竜山荘がある。屋根しか見えない。

12:40 山頂で記念撮影。

凛々しいです。

食事開始。

今日はこれ。にんにく豚骨

滑降準備完了。 ↓ 動画 スマホはYouTubeで

カールを滑降

白岳沢のドロップポイントを確認中。

13:22 私がドロップイン

続いて片やん。

小回りで滑降。

どんどん幅が狭くなってくる。

デブリがでてきてなかなか下に行けない。

13:40 デブリランド突入。

横の斜面をうまく使って下る。

14:00 デブリランドう終了。ここから天国の斜面が繋がっている。

レッドバロンも気持ちよく滑降。

大斜面に吸い込まれていく。

堰堤地獄に突入

この樹にスリングをかけて下りた。

無事に堰堤クリアー

かろうじてスノーブリッジが残っていた。

片やん スキーで通過。

上の林道にスキーをはずして登る。

15:00 林道に到着。後は下っていくのみ。

雪が切れてきた。

15:38 MTBデポ地に到着。

安堵の二人。

MTBで五竜スキー場に戻る。

まだまだ余裕だが。この後最後の地獄がまっている。

今日の山行の山々。

15:55 平川を渡る。

地獄の坂道を登り切り戻ってきた。

16:22 車に到着。

16:32 片やん10分遅れで到着。

お疲れさまでした。 充実の山行に大満足。

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