全国で気温が上昇との予報。一日晴天が約束されている。昨日は、いつもの渓流で岩魚と戯れ、自作ランディングネットの筆おろしを行うことができた。今日は、水量が増えて釣りにならない。ならばと春山の醍醐味をまだ体験していないボーダー女子を誘ってみることにした。
前回は、栂の森駅からハイクして、天狗原の祠までのハイク。その後は、湿雪で重たくなった最悪の雪を滑ってきた。本当の意味でのBCの素晴らしさを体験していない。今日は、「トレーニング山行」と題して今までに経験していない標高まで引っ張り上げ、広々とした船越ノ頭からの斜面を経験してもらうことにした。
7:45 前回同様にチャンピオンゲレンデ下に駐車。準備をしてゴンドラ駅に向かった。この段階で相当な列ができている。チケット購入に向かってまたまたびっくり。ここも長蛇の列。今回は、ゴンドラ+ロープウエイの2000円で、栂池自然園の下まで行くことにした。
8:51 ゴンドラに搭乗。やはり時間がかかった。私の予定では、8:30に搭乗予定だったので、21分遅い。今日は焦っても仕方がない。ハイク未知数のボーダー女子を引っ張っている。のんびり行くことにした。
9:10 栂の森駅からロープウエイへ。すぐに出してくれた。前回300円を払わず、林道ハイクを経験してもらったが、「300円ケチって林道行ったんですか。前もロープウエイ使えばよかったのに。」と言い出す始末。何事も経験であることを諭した。
9:33 ロープウエイ駅をスタート。今日は本当にたくさんのスキーヤー、ボーダーがここから、自然園を突っ切って船越ノ頭・金山沢方面に向かっている。
9:54 平坦な自然園の歩きが終了。私達と同じ時間帯にスタートした2名の女性BCスキーヤーと同じペースで上がっていく。ここまでは健闘している黒アイリス。彼女の名前の由来は黒のウエアーが好みであること。これが今日は裏目に出る。黒い服は熱がこもって暑くて仕方がない。これも試練である。
10:12 徐々に傾斜がきつくなってくる。少しづつ遅れ始める。私の方はハイドレーションで水分がいつも摂取できるが、彼女は、ザックの横に水筒をぶら下げ、それを止まって引っ張り出して飲むしかない。ハイドレーションの良さを実感してもらえたようだ。
10:38 平坦な場所で休憩を入れる。休むとなるとザックを下してへたり込んでしまう。この状態からもう一度立って歩きだすまでにエネルギーを使ってしまう。私的には立ったままの休憩のつもりだが、やはりヘトヘトらしい。水筒に綺麗な雪を入れて水の確保と冷やすことを薦めた。
10:48 重たい腰を上げ、ハイク開始。徐々に傾斜がきつくなる。基本的に傾斜が一番緩い場所を選んでハイクしていく。彼女と同じようにスノーシューで来ている男性が、苦労している。谷側の脚が滑ってハイクできない。これを見て、トラバース気味に登るトレースの谷側を強く踏み込み、崩れないようにして進んでいく。
11:09 尾根に登り上げる。八方方面が綺麗に見える。ここからが彼女にとっては試練の登りだ。直登気味に登っていく。雪はフイルムスノーになってきた。少し距離が開き、あまり声をかけずにハイクしていく。今回も私のスピードは通常の半分のスピードといったところだろうか。のんびりハイクとなった。
12:06 尾根の平坦な場所で彼女を待つ。スタートが同じだった女性BCスキーヤーも休憩中。彼女が追いつき「休憩」と声をかけた途端に雪面にうつ伏せで倒れてしまった。こういった行動が若い。後ろで二人の女性は笑っている。しっかりと写真を撮った。
12:30 船越ノ頭に到着。今年も雪が多いのか、稜線へは軽く上がることができた。今日は、ここにいろんなタイプが上がってくる。ドローンを飛ばす人が3名ほどいて、頭の上でぶんぶん音をたてている。黒アイリスは、約16分遅れで到着。山頂でピースしながら写真に納まっているので本当に疲れ切っているわけではなさそう。
12:38 ベンチを作っていつもの食事開始となった。前回とは違って本当に眺めがいい。気温も寒さを感じない。快適そのもので食事がとれた。食事を行っているといつの間にか人が少なくなっている。金山沢方面に行く人が多い。
13:36 たっぷりと休憩もしたところで、滑降タイム。いつものカールを滑ることにする。私からドロップイン。少々重めのシャウダー。スキーは滑ってくれた。何度も滑ったコースを今回も選択。彼女も何のためらいもなくドロップインしてきた。「やばーい・大斜面過ぎる。私しかいない。」歓声が上がった。その後も尾根伝いのコースで滑っていく。
13:45 栂池自然園の真ん中に入ってしまうとまたまたハイクが必要となる。左の斜面をトラバース気味に下っていくことを伝えたが、ボードはそううまくいかないよう。結局ど真ん中へ下ってしまった。やはり階段登行等ができない分。斜面に逆らうことができないようだ。(私はトラバース気味に楽をさせてもらった)
14:09 ビジターセンター横を通過。ロープウエイ駅に行かずにそのまま谷へ。直接ゴンドラ駅の真ん前に出ることを考えて、林道は使わなかった。事前に地図を準備して下っていくが、前についているトレースに惑わされ、下る谷を間違えてしまった。下っていくと沢の流れる音も聞こえてくる。地形も複雑である。スキーであれば問題はないが、ボーダーにとってはきつい下りとなった。ボードを外したり、はめたりの連続で、彼女もヘトヘト。
14:43 やっとの思いでスキー場に戻った。そこへ後ろから女性BCスキーヤー2名が、私達のトレースに沿って下ってきてしまった。「すいません。谷1本間違えました。迷惑かけました。」と声をかけると、「大丈夫です。一度来たことがあったので。」とかえってきた。安堵である。お話を聞くと、二人も私達のことを意識していたらしく「あの二人はどんな関係なんだろう。恋人同士?親子?」いろいろ想像を膨らませていたようだ。「彼女、BCが2回目なんです。」と伝えると「頑張ったね。」お褒めの言葉をもらった。ここでお二人とはお別れした。この後はスキー場内をひたすら下っていく。
14:47 パトロール詰所前を通過。もう春スキーのシャワシャワ状態。後ろを振り返ると、生き生きと滑ってくるボーダー女子。ボードの滑降技術はそれなりのようだ。なんせ八方尾根スキー場のシーズン券を購入して毎週八方に通う強者だった。ただ、ハイク力(心肺機能)が弱い。
14:52 チャンピオンゲレンデへ移動する林道へ。途中雪が切れている。私は20cm幅で残っている雪の上を通過できたが、ボードはそうはいかない。またまた外して歩いている。
15:01 駐車場所に到着。自然園から下が今回初めて通過した場所だった。意外とアドベンチャーになってくれて、いい経験をさせることができた。(あくまで偶然)山の中は何があるかわからない。地図で確認していても、見落としてしまうことはある。そうやって山の中で方向を見失うケースがあるのだろう。今回下った場所にはスキー滑降跡が何本もあり、安心しているが、自分の思い描いた場所と違ったところに出たことに少々不満が残った。
彼女にとっては、いい経験となったBCスノボーだったのではないだろうか。いや、なったに違いない。そう思っておこう。
メンバー:黒アイリス・レッドバロン
総山行時間(ゴンドラ搭乗から):6時間10分 踏破距離:18:12km(ゴンドラ・ロープウエイ含む)

往路:3時間39分 食事滞在:1時間06分 復路:1時間25分

最低標高:879m 最高標高:2612m

チケットを買って並んだらこの列。まいった。

8:51 ゴンドラ搭乗

素晴らしい眺め。

9:18 ロープウエイに搭乗

すぐに動いてくれた。

今日はゴンドラ下を下ってくる予定。

9:32 ロープウエイ駅をスタート。

安全祈願のおまじない撮影。

だらだらと自然園内を行く。

7月のころに生えている樹木はすべて雪の下。

前を行くのが女性BCスキーヤー。

まだまだ元気。

10:13 徐々に登りとなってきた。

休憩する方々を見て、後ろから「休憩した」ビームがつくささる。

なので休憩に。 水筒に綺麗な雪を入れて水を冷やす。冷たい水の方が身体への吸収が早いことを伝える。

本当に多くの方がハイクしている。

どうにか付いてきた。感心感心。

10:57 八方尾根が見えてきた。



前をいくトレースをはずれ、左にトラバース気味に上がって、早く尾根に取りつくことに。

ここの雪はフイルムスノー


少し開いてきた。脚が重そう。

頑張って追いついてきた。


11:39 直登気味にハイク。気温が上昇してきた。

右の鞍部を目指す。


まだまだ頑張っている。

鞍部で彼女を待つ。

必死に上がってくるのが分かる。

12:01 到着早々「休憩」の声に前に倒れ込んだ。大げさな黒アイリス。この様子を見ていた女性BCスキーヤーが笑っている。

出発。 下で女性BCスキーヤーは、まだ休憩中。

稜線が近づいてきた。

迫力ある山々をバックにハイクする黒アイリス。

私の前のグループは、男性が女性のスキーを運んでました。ザックまで担いでもらっている方も。そんな方々が上がってくる場所でしたっけ。


まだ下にいる。


12:36 黒アイリス 船越ノ頭到着。

余裕がある。


今日は定番中の定番で。



食事の後はコーヒーもいただく。ドリップコーヒーの彼女。

ご褒美のデザートも準備。

13:36 滑降開始 いつものカールへ行くことにする。

ふざけているのか? ボーダーは常に座った状態であることが分かった。私からドロップイン スマホの方はこちらから YouTubeで












「最高に良かった 気持ちいい。」大斜面を独り占めできた感想だった。






シャウダーの雪を気持ちよく滑降。楽しい滑降もすぐに終わってしまう。

この後私は左の斜面をトラバース気味に移動。彼女はボードを外して真中をとぼとぼ歩く。

14:07 ビジターセンター横を通過。

ロープウエイの駅の右の谷を滑降。ここで谷を1本間違える。

目の前に複雑な地形がでてくる。 ボーダーは四苦八苦。

スキー場の横に出た。栂の森駅の下だった。

私達のトレースについてきた二人だが、ルートは分かっていたよう。

スキー所内に入ると生き生きしている。

この風貌 まさしく「黒アイリス」

チャンピオンゲレンデに移動する林道で、私達の前を滑るテレマークの小学生を発見。ザックから顔を出しているのはぬいぐるみ。かわいい!


15:01 駐車場所に到着。最後にアドベンチャーがあって楽しかった。来年はスプリットボードになっていそうな気がする。

帰りの道中で福寿草を発見。今年もいいことがありますように。

