前回までは、➀フレームの溝切り ➁スイベル金具の取りつけ ➂塗装までを行った。今回は、一度行ったネットの糸(クレモナ糸)の色染め、ネット編み、フレームの穴開け、ネットの取りつけ。と完成までをまとめてみた。
先週、完成したランディングネットで、初めて岩魚をキャッチすることができ、写真撮影ができた。

自分で製作したネットで岩魚をキャッチできた喜びは、フライフィッシングの原点のような気がする。イギリスで生まれ、アメリカでゲームフィッシングとして発展したフライフィッシングだが、日本に伝わって、日本のスタイルを築き上げてきたように思う。
日本に昔から生息している、岩魚やヤマメを対象としたフィッシングだが、サイズ的には、渓流でのアベレージは、25cm前後ではないだろうか。そんな魚達と楽しく戯れるアイティムの一つにランディングネットがある。
釣れた岩魚は、そのまま岸に引き上げればいいはずだが、ネットを使って優しく魚をすくっていく行為は、岩魚に対する尊敬の思いが込められている。今回は、そなランディングネットを心を込めて作ってみた。
➀ クレモナ糸を染めていく

先ずは糸の長さをカウントしながら巻き取っていく。約100mの長さに2セット作る。ハンドル1回転で45cm巻き取れる。なので10000cm÷45cm=222.2・・・ 220回転のクレモナ糸の束を作ることにした。

クレモナ糸はこんな状態で売られている。


巻き取ったクレモナ糸を糸巻にまたまた巻き取っていく。

四ヵ所縛って束にする。

糸巻機をたたむと、クレモナ糸の束が外せる。

これで約100mの束

これを2個準備

お湯につけて糸が染まりやすいようにする。(表面処理がされているよう)

40度ぐらいのお湯2Lにダイロンを大きいスプーン3杯を溶かす。塩を大きいいスプーン1杯入れてかき混ぜる。(あくまで私のアバウトな量)

染め液が完成したら、クレモナ糸の束を入れる。

約1時間放置。

取り出して水洗いする。

色止剤を準備

キャップ1杯を入れてかき混ぜる。

乾燥させていく。 クレモナ糸は化繊なのでやはり染が薄くなる。束ねた糸は、綿のタコ糸なので、ダークグリーンの濃い色に染まっている。

乾燥したら、糸巻機に戻して絡まらないように整える。使用するのは一束のみ。糸巻機に戻しながら、中間点の場所に印をつける。

クレモナ糸は染めると縮むので、広がらない。

綺麗に糸が巻き取れたら、ネット編み棒につけていく。

編み棒に約50mづつセットする。 タコ糸の部分が中心。
➁ネット編み開始。

底網を先ずは編む。編み出しのための本結びを、同じ太さのタコ糸を使って16目作る。

表側に色を塗っておくと、編み棒の入れる方向を間違わない。

最初の1段が完成。


左右を入れ替えて、左から右へ2段目を編んでいく。今回編み幅は、1cmにした。なので前回のものより細かな目のネットが完成するはず。

2段目が完成。またまた左右を入れ替える。

3段目完成。

4段目完成。 順調に進む。ネットの穴の数は半分の2個にしかならない。なので16個のネットの穴を作るのでまだまだ先が遠い。


6段完成。

ネットの目は3個。

9段完成。

11段完成。

13段完成。

16段完成。やっと半分。ネットの目は8個。あと半分は、もう一方の編み棒で16段を編んでいく。

編み進めてきた目に棒を通して固定する。スタートで使用した本結びの部分を切って外す。太さが同じタコ糸を使っているので、目の大きさはあまり変わらない。

綺麗に外していく。

本結びを外したら、同じように左から右に、今まで使っていない編み棒で編んでいく。


18段目完成。


32段目完成。 目の数が16個になる。ネットの底になる部分が完成。

角に三角編みを入れて編む。
前回のネット編みの設計図。13目が16目に。13段が16段になっている。


四隅に三角編みができた状態。2本の編み棒を使ってどんどんと広げていく。

右側半分と左側半分が合わさったところで結び、ここからまた左右に分かれて編んでいく。

左右が合わさったところは、本結びでつないでいく。目の大きさを隣と合わせていく。

なぜか編み進めていくと全体が丸くなってくる。

重しで固定しながら編んでいく。

フレームの大きさを見ながら、ネットの深さを考えて編み進める。ここはアバウト。

編み棒のクレモナ糸も少なくなってきた。ここで編み棒からクレモナ糸をすべて外し、2本を1束にして、1本の編み棒にする。

1.5cm幅を使って2目を合体させながら2本のクレモナ糸を使って編んでいく。フレームに取りつけるネットは、2重の状態になる。

外周のの目の数は、36個なので2個ずつ目を合体させていくと幅1.5cmの2重の目が18個できる。
➂フレームの穴開け。

溝までは完成しているので、18個の穴をあけていく。幅が均等になるように図っていく。意外と難しい。マジックで印をつける。


ドリルで穴を開けていく。内側の樹が割れないように気を付ける。

穴が開いたら、再度塗装をして磨いていく。


いい光沢だ出てきた。

下に塗装が溜まってくる。 あまり気にしない。

フレームにネットを取り付けていく。

フレームにネットを取り付けることができた。


最後にお尻に金具を付けて完成。これを見つけるのに苦労した。



栃の木の縦模様が綺麗なランディングネット完成。

