地元「毛勝山~大清水谷~東又本谷」を滑降 片貝山荘を起点とした周回山行を満喫!

日曜はお仕事。その振休で単独山行を決行。片貝山荘上の阿部木谷分岐から毛勝大雪渓を詰めて毛勝山山頂へ。山頂から北斜面へダイブし、大清水谷を滑降して東又本谷へ。北斜面は、デブリもなく面ツル・シャウダー。三階棚滝もまだ雪の下ですんなり通過できた。プチ・アドベンチャー山行を満喫することができた。

以前から温めていたルート。毛勝山山頂から東又本谷(ひのまたほんたに)へ下るルートは、2014年5月6日には、大清水谷ではなく、右の尾根沿いに下りていき、右俣を下って東又本谷上部に出た経験がある。今回は、大清水谷を経由して下っていくルートを選択してみた。

私の手元に「湯口康夫」著の「黒部雑記」という本がある。その方は朝日町出身で日本山岳会会員 朝日町立小川中学校教諭の時に書かれた本だ。我が地元の北方稜線を中心に書かれている。その中に東又本谷(ひのまたほんたに)といった呼び方がでてくる。

また一つ勉強になった。湯口先生の娘さんと同じ職場だったことでこの本を入手することができた。昭和48年限定1000部発行の本である。

4:32 片貝川第二発電所前をスタート。まだまだ暗い中、ライトを点けてMTB(マウンテンバイク)にまたがった。今日は、長丁場となるので、MTBで脚を使ってしまわないよう、こまめにギアーチェンジしていく。

5:07 約30分で第四発電所前を通過。ここまではアスファルトなので楽に来れた。昨年ここから先も開けた場所まで舗装されたので、相当助かる。

5:51 どうにか脚のエネルギーを残せた状態で阿部木谷分岐点にたどり着くことができた。ここは、僧ヶ岳の登山口にもなっている。シーズンになれば、駐車スペースがなくなるぐらい混雑する。さすがに今日は私一人。

6:05 MTBとシューズをデポして、スキー靴にチェンジ。橋を渡ったトトロの樹(桂の大樹)前からスキーでスタート。さすがに今年は雪が多い。

6:35 左岸から右岸へ移動。いつもはセメントの橋を通過するが、雪が繋がっており、下から右岸に渡ることができた。初めてのような気がする。右岸側をトラバース気味に最終堰堤へ向かう。

7:12 最終堰堤を通過。ここも雪が多く堂々と真中から登り上げて通過することができた。通常は、右側を高巻するようにして登らなければならないが、そんな必要はない。(これも初めて)最終堰堤を越えると、予想していたとおり、デブリランドになっている。ここはまだまだ上から落雪が予想される。気を配りながらデブリの中を進む。

7:55 大明神沢出合を通過。この時後ろで落雪の大きな音と共に雪の塊が落ちてくるのを目の当たりにする。やはりデンジャラスゾーンである。今いる場所も音もなく岩の塊が落ちてきても不思議ではない。(救いは、急激な気温の上昇が数日はなかったことだ。)注意しながらハイクしていく。

8:48 右からの大きな谷(ナワタケ谷)との出合を通過。この谷からも大きなデブリがでている。やはり3月下旬は、この辺りの雪は、ガラガラと崩れていたに違いない。ここからどんどんと傾斜がきつくなってくる。スキーでジグを切りながらのハイクとなる。

9:21 さらに傾斜がきつきなると同時に、雪面も硬くなってくる。どのタイミングでアイゼン登行にチェンジするか迷うところだ。ここで雪面が硬く、深う潜らないことを確認し、アイゼン登行にチェンジした。この後、サクサク上がることができた。

10:18 富山県警のヘリ「剱」が飛んできて、私の上空をくるくると旋回。安全な登山がなされているかを確認にきたのかもしれない。しっかり届を出しているので、山岳警備隊にも認識されていたようだ。どんどんと傾斜がきつくなり、ハイクスピードが落ちる。

10:40 二股になった大きな岩の前を通過。いつもここで休憩したり、アイゼンに交換したりする場所だ。左からの斜面は、毛勝山頂直下から繋がっており、以前に滑降して下りてきた経験がある。面ツルでそそられる斜面だ。ここから一層傾斜がきつくなる。慎重に上がっていく。幸い、アイゼンがしっかり効いてくれる雪の状態だ。けり込みをしっかり効かせて身体を垂直に保ちながら上がっていく。

11:55 コルに到着。残念なことに剱岳の全様を見ることができなかった。白馬方面の山々もうっすら。ましてや雪が舞い始める。今日は、雪の想定はしていない。少々焦りながら、スキー登行で毛勝山山頂を目指す。

12:12 毛勝山山頂に到着。お地蔵さんの姿は見れたが、看板がなかった。おそらく撤去されているようだ。山頂の雪は相当な量になっている。6月の山頂とは形が違う。雪が舞い始め、風も出てきたので急いで滑降準備に入る。長居は無用。

12:25 滑降開始。今日はBCスキーを始めたころの一番古いスキーを引っ張り出してきた。なので少々エッジが甘い。スタートしてすぐの北斜面は、硬くしまった雪。横滑りを入れながら無理せず下りていく。調度登山道の上を滑降していく感じだ。先週だろうかスノーボーダーの滑降跡が1本残っている。私と同じことを考えている者もいるようだ。この滑降跡が逆に心強かった。

大清水谷の入口付近に来ると雪は、シャウダー状態。快適な滑降ができた。阿部木谷と違って、こちら側にはデブリらしいものがほとんどない。北斜面であることで、雪どけが遅いように思われる。

12:34 西谷ノ頭の下を通過。この辺りから緩斜面の開けた谷が繋がっている。ただ縦溝ができて少々滑りずらくなってくる。

12:44 作之丞谷(滝倉山へ行ったときに登った谷)との出合を通過。一気に行く。雪が割れている場所も出てくるがほとんど埋まった状態だ。

12:53 三階棚滝を通過。完全に雪で埋まっている。滝がでていれば下に向かって左にある岩をよじ登り、高巻する必要がある。一番の難所があっさりとクリアーできた。(おそらく今年は雪に埋まっていると予想していた。当たり)通過後すぐに簡単な高巻が一ヶ所出てくる。スキーをはずしてザックに括り付けたが、その必要もないほどだった。高巻の後はスキー滑降で取水口まで下降することができた。

13:30 取水口下の新しくなった橋の上で食事とする。山頂から一気にここまで来れて安堵といったところだ。いつもの食事も心なしか充実感が満ちていて美味しく感じる。

13:51 スキー滑降で下っていく。ここにきてパラパラと雨が降り始める。慌ててウエアーをチェンジした。

14:08 ユンボが姿を見せ、除雪作業を行っている。お仕事中の方に頭を下げ、横を通過さえてもらう。この後は雪が無い。なので林道をスキー靴で歩いて下っていく。この歩きも無駄にはしない。雪の横から出ているフキノトウを摘みながら下っていく。しかしこれも辛い。なんせザックにスキーをくくり付けた状態で、かがんで摘むのでスクワットを何度したことか。それでも辛さを忘れてフキノトウを袋一杯にした。(今日は、相方さんからフキノトウをリクエストされていたこともあり、手ぶらでは帰れなかった。)

14:49 阿部木谷分岐点(MTBデポ地点)に到着。ここで阿部木谷方面から下ってくる二人組と遭遇。コルまで上がって戻ってきたそう。滑川市からのお二人だった。

15:05 スキー靴をシューズに履き替え、MTBでダウンヒル開始。下りはさすがに早い。一気に下っていく。

15:27 第二発電所前に到着。行きで1時間19分かかったところを、22分で下ってきた。車が下から来ないことも分かっているのでスピードがだせた。

以前から温めていた周回ルート。雪が多い年で三階棚滝が埋まっていることを想定してのトライだった。予想は的中。山頂からの長い滑降も楽しめた。こうなると阿部木谷を滑降するのがつまらなくなってしまう。充実の大清水谷・東又本谷滑降ができた。

レッドバロン単独 総山行時間:10時間55分 踏破距離:32.18km

往路:7時間40分 山頂滞在:17分 復路(食事時間含む):3時間02分

スタート地点標高:280m  最高地点標高(毛勝山山頂):2415m

いつもより急激な登りであることが分かる。

4:32 第二発電所前をMTB(マウンテンバイク)でスタート。

ゲートがすぐにあり、一般車両は入れない。

明るくなってきた。

5:07 第四発電所横を通過。

以前はここまで舗装されていたが、昨年延長された。

新しい看板も設置されている。

看板の上にカメラを置いて自撮り。こんなスタイルで上がっていく。

5:45 片貝山荘前を通過。ここまで降りることなく上がった。

阿部木谷との分岐点にMTBをデポ。

スキー靴にチェンジ。

トトロの樹(桂の樹)にご挨拶。

下から右岸に渡る。

右岸をトラバース気味にハイク。

7:12 最終堰堤に到着。やはり雪が多い。

真中から上がっていく。

デブリランドが待っていた。

ここでエネルギー補給。

7:55 大明神沢出合を通過 沢からのデブリがすごい。

綺麗な斜面がでてきた。ここは滑降するのによさそうだ。

またまたデブリランドに突入。

9:48 大きなデブリの前を通過。

どんどん傾斜がきつくなってくる。

振り返ると魚津の町が見える。

9:21 傾斜がきつくなり、雪面が硬くなってきたので、早めにアイゼンに変更。

気持ちを新たにハイク開始。

ストックの先のカバーを外す。滑落したときはすぐに突き刺す準備。

10:18 県警のヘリ「劔」が見回りに飛んできた。頭の上を回旋していった。

10:40 二股に到着。大きな岩の所で休憩。ここから一層傾斜がきつくなる。

下を見るのが怖い。

アイゼンは心地よく利いてくれる。

駒ヶ岳が下に見えてきた。

もう少しでコル。天候も急激に悪化。雪が舞い始めた。

11:55 コルに到着。劔の姿は見えなかった。残念。

白馬方面も見えない。

スキーを装着して毛勝山を目指す。

毛勝山山頂からの直下もきれいに雪がつながっている。迷うところ。行きたくなってきたが、我慢した。

12:12 毛勝山山頂に到着。

横殴りの風と雪が降ってくる。急いで滑降準備。

12:25 滑降開始 今日はゴーグルを持ってこなかった。

毛勝山山頂からの滑降動画 スマホの方はYouTubeから

大清水谷に入っていく

下まできれいな斜面がつながっている。

スノーボードの滑降跡が残っていた。心強くなる。

すばらしい中斜面が続く。

開けた緩斜面になってきた。

後ろを振り返る。 前回下った右股が見える。

12:44 作之丞谷の出会いを通過。以前滝倉山に行った時は、ここから上がった。

三階棚滝に差し掛かる。ドキドキ。

12:53 三階棚滝を無事通過 滝が出ているときは、この岩を高巻する。

完全に埋まっていた。

今日初めての高巻 スキーを外してザックにくくり付けたが、持って高巻しても良かった。

高巻の取りつき。

カメラをセットして自撮り。

下りたところからは、すべてスキーで行ける。

おそらく「桃アセ谷」

最終堰堤まで雪がつながっている。

13:30 取水口下の新しい橋の上で、充実感の食事。いつもより美味しい。

13:51 下山スタート 直後に雨が降り始める。

林道の除雪作業中。 頭を下げて通過させてもらった。

ここからはスキーは使えない。歩いて下る。

フキノトウを摘みながら下る。

美味しそうなフキノトウが袋一杯採れた。

まだまだ雪が多い。

14:49 MTBデポ地に到着。シューズに履き替える。

片貝山荘前を通過。下りは楽チン。

15:17 すぐに第四発電所が見えてくる。

途中 カタクリの花を発見。

15:27 第二発電所手前のゲートに到着。充実のプチ・アドベンチャー山行終了。今日も充実してました。古いスキーで滑走面を気にせず行けたのでよかった。まだまだ使えるので、しっかいメンテナンスします。

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