数日前に、2月とは思えない暖かい日となり雨が降った。その影響が、山域にどれほどなのか想像ができないまま、年に一度は行っておかないといけない「高松山」へ行くことにした。雨の影響は、私達の想像を超えていた。朝から晴天なので放射冷却現象。その影響がもろに雪面にでていた。最高の景色で天国を見て、最悪のモナカ雪で地獄を体験した。BCスキーの天国と地獄。帰りの軽い登りで、モナカ雪に苦しめられた大腿部が痙攣をおこした。
今年は、本当に変な天候になっている。2月12日なのに3月初旬の雰囲気だ。降雪量も少なく、このままだと残雪期の山域も限られてきそうだ。
海外からの旅行の規制緩和されていることから、海外からのスキーヤー・ボーダーがわんさか白馬方面に来ている。彼らは平日に白馬の山を楽しそうに滑っていることだろう。なのでメジャーな場所では、楽しい思いができないと判断しての高松山だった。やはり一ノ倉川の源頭斜面だけは、裏切らなかった。少々重パウだったが、雪煙を上げることができた。
5:52 笹倉温泉をスタートする。やはりここも積雪が例年の半分ほどだろうか。スタートから雪面は、カチカチ状態。バリバリと表面が凍った雪上をハイクしていく。
7:10 1時間少々で、七曲林道を通過。例年よりも雪が少ないからか、地形がいつもと違って見える。小さな凸凹を通過しながら、アマナ平を目指す。
7:59 アマナ平の入口を通過。少し進むと1時間以上早く出発していた先行者が戻ってきた。理由を聞くと「北面台地まで行ったけど、すごいモナカ雪なんで行くのやめました。」とのこと。ここアマナ平の雪もモナカになっているが、標高が上がればパウダーになると考え、そのまま高松山に向かうことにした。
8:24 焼山から流れる川を通過。いつもここは、完全に埋まった状態になっているが、堰堤が見えている。やはり積雪が少ない。いよいよ高松山への尾根に取りつく。暑さ3cmほどの硬い雪の下は、柔らかい雪が10cmほど。帰りのこの斜面の滑降が気になりまじめた。
8:43 後から追いついてきた3人のパーティーの一人に抜かれてしまう。私と同じような年代の方達だった。強者である。
9:34 3名が休憩に入った。天狗蔵君が先頭になっていく。急斜面を慎重にジグを切りながら尾根からあまり離れないようにして登っていく。後から登ってくる先頭の方が、わざわざ急な斜面を横切るように上がってくる。心に中で「それはやめてほしいな。こっちが注意しながら上がっているのに。」と思いながら進む。細い急な尾根を上がるのに、別のトレースを付ける必要はないと考える。
10:15 高松山山頂に到着。すぐに一ノ倉川源頭を目指す。予想した通り、標高が上がると、重パウ状態となっている。
10:41 一ノ倉川源頭を滑降。背中から太陽の光を浴びながらの滑降となるので、いつもいい雪が残っている。雪の結合も良く、安心して滑降を楽しむことができる斜面だ。やはり雪は重パウだが生きていた。天狗蔵君が雪煙を上げて滑降していく。下から「日陰になってるところがいいよ。」と情報が上がってきた。その後、重パウ滑降を満喫することができた。
10:57 雪面がモナカになっているところで滑降をやめて、高松山に登り返すことにした。一ノ倉川の滝がしっかりでていて、高巻に苦労したとの情報を得ていた。高松山からの尾根にもパウダーが残っているはずだ。
11:36 高松山山頂に到着。素晴らしい眺望を満喫しながら(天国)昼食をとる。先週は、中妻山で、黒姫山を見ながらの昼食。今日は、焼山・鉾ヶ岳(ほこがだけ)・放山・火打山等を見ながらの昼食となった。
12:11 高松山から尾根滑降を開始。先行者3名の滑降ラインが気のなるが、場所を選びながら滑っていく。やはり全体が重パウ。ターンがしずらい雪となってきた。
12:19 ついにモナカ雪斜面に突入。ターンするのに一苦労。通常の3倍ほどの脚力を使って、慎重に下っていく。転倒シーンを見たことのない天狗蔵君が雪に脚をとられて倒れる始末。最悪の雪としか言いようがない。しまいに斜滑降で滑っていってキックターン。ジグザグに下りていく。通常1~2分で滑降する斜面を10分以上かけて下りて行った。先行者の三名も苦労したようで、転倒した跡がいくつも残っていた。
12:42 アマナ平を通過。ここも雪が滑らない。腕がパンパン状態。アマナ平から少し登りが入る。シールを貼り直すほどではないので、階段登行で上がっていく。すると両脚の大腿部が両方同時に痙攣し始めた。(初めての経験)すぐにアミノバイタルと芍薬甘草湯を飲む。5分ほどで回復。どうにか脚が動くようになった。その後は、先行者の下降トレースを利用しながら下っていく。
13:03 七曲林道入口を通過。雪もモナカからシャーベット・ストップスノーと変化。慎重に下っていくしかない。
13:24 疲れた脚にムチ打つようにして笹倉温泉駐車場に到着。どうにか戻ってこれた。といった安堵感でいっぱいだった。今まで経験したことのないモナカ雪滑降。スキーが勝手な方向に行ってしまう恐怖に打ち勝つことができた、変な満足感と安堵感。ちょっぴりパウダーを満喫し、素晴らしい景色を堪能できた充実感。様々な感情が湧き上がった充実のBCスキーとなった。(こんなBCスキーはあまりしたくはないかな)
メンバー:天狗蔵君・レッドバロン 総山行時間:.7時間32分

往路(一ノ倉川滑降まで):5時間05分 復路(登り返し・高松山昼食含む):2時間27分

笹倉温泉標高:442m 高松山山頂標高:1725m

5:52 笹倉温泉スタート

いつもより少し、歩いた場所からスキー装着となった。

6:07 火打山川にかかる橋を渡る。


カリカリの雪面をハイクする。

汗をかき始めたのでハードシェルを脱ぐ。

太陽が鉾ヶ岳(ほこがだけ)を照らし始める。

遠くに焼山・高松山も見えてきた。


右が高松山


いつもより小さな凸がいくつも出てくる。雪が少ないためか。

鉾ヶ岳(ほこがだけ)綺麗だ。



阿彌陀山と烏帽子岳



8:02 アマナ平に入った。

右に進んで高松山への取りつき地点を目指す


雪が少なく堰堤がでている。例年は埋まった状態になっている


8:24 尾根に取りつく。



太陽がさしてきた。モナカ雪の上をハイク。


何度見ても綺麗。

焼山が見えてきた

後続の3名の内の1名に抜かれる。

天狗蔵君も抜かれてしまった



私達が先頭になって登る。空のブルーがやばい。




9:49 どんどん傾斜がきつくなってくる

尾根から離れないようにジグを切る天狗蔵君。


後続の3名が上がってきた。

登りでの核心部。慎重にジグを切っていく


核心部を通過

山頂はすぐそこ

10:15 高松山山頂に到着。


一ノ倉川源頭を目指す



10:25 滑降ポイントに到着。準備開始


10:41 滑降開始

先ずは天狗蔵君がダイブ。
ヘッドカメラの滑降動画 ↑

レッドバロンの滑降シーン 気持ちよかった!

10:57 登り返し開始


日陰の場所の雪が良かった



昼闇山


登ってきた斜面も気持ちよさそう


11:36 高松山山頂に到着。


焼山を見ながらお昼。

今日はカレー。

12:11 滑降開始。


尾根は慎重に下るのみ。


滑りが絶好調



どんどんモナカ雪になってきた。やばい!
モナカ雪の滑降動画 ↑

大きな跡は天狗蔵君の転倒ヵ所( ´艸`)。

なので雪まみれ

下りでジグを切る。

どうにか川を渡ってアマナ平へ。

スキーが滑らない 熱いの二重苦。この後両脚に痙攣。

どうにか脚をごまかしながら滑降。

13:03 七曲林道へ。




13:15 火打山川にかかる橋を通過。

スキーを外して笹倉温泉まで歩く。


13:24 笹倉温泉駐車場に到着。お疲れさまでした。顔には変な安堵感・満足感がでている。

