今シーズンは、大品山方面に行く機会を失っていた。昨晩から降雪があるということで行ってみることにした。昨年から比べるとやはり雪が少ない。山の中がどうなっているか心配しながらのスタートとなった。とりあえずは独標を目指す。天候が良ければ鍬埼山まで脚を伸ばそうと相談。結局、視界不良で独標で断念となった。
スタートの粟巣野スキー場は、気温が下がっていないこともあり、湿雪状態となっている。スタートして、圧雪車が我々の前に。圧雪車から顔を出したのが、NPOあわすの支配人 松井一洋さんだった。
NPOあわすのは、あわすのスキー場を中心とした文化・芸術・スポーツの振興活動、地域の環境保全活動、まちづくり推進活動を目的とした特定非営利活動法人だ。彼の頑張りは、これからのローカルのスキー場経営のモデルとなっている。ここ粟巣野スキー場から、多くの競技選手や全日本デモンストレーター等が巣立っている。また、粟巣野スキー場を出発点とするBCスキーのフィールドとして大品山・独標・鍬埼山のエリアは、魅力あふれる冬季アウトドア―スポーツのフィールドとしての価値も高い。
是非、松井さんには、こんな魅力的なフィールドを今まで以上に発展させてもらいたいと期待する。今回、これを機に微力ながら私なりに協力できることを探していきたいと考えるようになった。先ずは、NPOの会員になることだろう。
6:36 粟巣野スキー場の上部駐車場をスタート。駐車場には10cmほどの積雪だろうか。湿雪なので気温が高め。少し上がったところで圧雪車の松井さんにご挨拶。しっかり踏み固められたゲレンデの右端をハイクし、最上部のリフト降り場を目指す。
7:05 最上部に到着。ここから杉林をくぐってスキー場外へ。導水管の横をジグを切りながら登っていく。導水管を横断する橋の上の積雪は、1.2mほどだろうか。雨が降って沈んでいる状態だが、それでも例年より少ない。今日は、トレースがついているので助かった。
7:39 貯水池横を通過。細尾根に取りつく。ここで後ろから後続者が追いついてきた。彼は、僧ヶ岳で一度一緒になっている。元カヌー競技のチャンピオンだ。平成7年第50回国体で 黒川 忍選手は、カヌー 成年男子カヤックシングル200mで優勝している。私も昔は富山県体育協会で勤務していたこともあり、顔はなんとなく覚えていた。今回、しっかり彼であることが確認できてよかった。やはり体力は化け物だ。
7:56 先行者に追いつく。3人グループのイタリアからのグループだった。どこに行くのか尋ねると「鍬埼山」とかえってきた。その後、彼らも独標までたどり着いた。
8:47 大品山を通過して、鞍部へ下ることに。天狗蔵君がしきりに「寒い、下で汗をかきすぎた。それが冷えてきた。」と言い出した。そう考えると私も同じ。今日は、いつもより濡れている気がする。湿気を含んだ雪の影響もあり、なかなか下のウエアーが乾いてくれない。ウールベースにしているので乾いていくはずだが、その上のR1が少々湿った状態になっている。今日のような状況で、どのような組み合わせのウェアーがベストなのか気になり始めた。気温が低くても空気が乾燥していれば、それほど寒さを感じない。山域によっても違うようだ。
8:57 鞍部を通過。カロリーメイトでエネルギー補給をする。今日は、終始先頭を黒川君がラッセルしてくれるので助かる。
9:19 第二の鞍部に到着。ここは小さな凸をトラバースラインを入れて調度鞍部に乗り上げるのがベスト。上手くトラバースラインをつけてくれた。パウダー滑降が楽しめる斜面を確認して登っていく。この辺りの新雪は30cm以上はありそうだ。
9:55 急斜面に入る。先頭のトレースの角度が急すぎて、私のシールでは滑って上がれない。自分に適した角度のジグを切りながら上がっていく。シールの性能によっても違いが出てしまう。それにしても脚力があるのか、急な角度で上がっていく。
10:15 尾根がなだらかになる。最後は、真谷をどうするか。天狗蔵君は、しきりに真谷方面に行きたい様子。少々雪の状態も気になるところだ。
10:37 天狗蔵君が、真谷の斜面の様子を見に行く。相当慎重になっている。少しして、引っ返して来た。やはり上部に亀裂が入っていて雪も不安定な状態とのこと。なので、左の細尾根を上がることにした。
10:48 スキーを束ねて細尾根に取りつく。ツボ足で這い上がっていく。ここを通過するときはいつもこの状態だ。ここは本来鎖場となっており、細尾根急登の登山道となっている。
10:55 スキーを装着して細尾根を上がっていく。前にいた黒川君の足元の雪が20cmの深さで亀裂がはいり破断面ができた。これを見ていた天狗蔵君が「真谷も同じ状態になったと思う。行かんでよかった。」と一言。今日は、表層が崩れる状態となっている。
11:01 独標に到着。鍬埼山方面は、ガスに中。今日はここまでにすることに。滑降準備に取り掛かっていると、イタリアのグループが細尾根を上がってきた。彼らは最後までツボ足だったため、相当時間がかかっている。5人でイタリアの方のリクエストで写真を撮る。
11:23 細尾根を横滑りで下りていく。幅は本当にスキー1本分。天狗蔵君が慎重になっている。
11:25 降り立ったところからパウダー滑降開始。フワフワのパウダーだ。
11:26 天狗蔵君が、斜面にダイブ。すぐに右に逃げた。「亀裂が入って崩れたわ。」やっぱり不安定な状態となっている。再度仕切り直して滑降していった。私も後に続く。少々開けた斜面でパウダー滑降を楽しんだ。天狗蔵君たちの所に到着すると、「後ろからスラフ(降雪が積もる間もなく発生する小さな点発生表層雪崩)が追いかけていた。やばかった。」とのこと。気がついていないのは私だけだ。やはり注意が必要だ。その後は、トレースに沿って下っていく。
11:36 鞍部に到着。シールを貼りなおして、大品山を目指す。気温が上昇してきた。やはり温度差がある。
12:07 大品山を通過。ドロップポイントへ向かう。地図上ではここに山頂マークが付いている。
12:15~30 昼食。いつもの食事だが、雪の中で食べるカップ麺の味は最高。今日はこのまま谷を貯水池まで下っていくことにした。おそらく下の雪は少ないので、割れているところもたくさんあるはず。注意して下ることにする。
12:40 滑降開始。ここもどうにかパウダーが残っていた。ただ、例年よりも地形がはっきり出ている。快適な滑降とはいかなかった。
12:59 貯水池上部に到着。昨年は、雪が豊富でなんの問題もなかったが、今年は全く違う景色となっている。ここでシールを装着する。
13:07 貯水地の周囲を回って、林道に向かう。最後に、堰堤場を通過(昨年は上を行った)していけばいいか迷ったあげく、下を回って林道に出ることにした。
13:20 予想よりも簡単に林道に出ることができた。こんなに簡単なら、リスクをおかして堰堤の上を通過する必要はない。次からはこの方法にすることにした。林道からはトレースに沿ってスキー場を目指す。
13:24 スキー場の最上部に到着。一気にゲレンデを滑って、駐車場を目指す。今日もそこそこの人数のスキーヤーが訪れている。
13:31 駐車場所に到着。黒川君はまだ到着してなかった。私達の方が早かったようだ。彼にはラッセルで大変お世話になった。心から感謝したい。また何処かでお会いしたいものだ。大品山からの滑降ラインは、私にとって初めてのコースだった。雪がおおければ最高に楽しいコースになるだろう。充実のBCスキーとなった。
メンバー:天狗蔵君・レッドバロン・(特別同行カヌーチャンピオン)

総山行時間:6時間55分
往路:4時間25分 独標滞在:22分 復路:2時間08分(内昼食時間25分含む)

粟巣野スキー場駐車場標高:603m 独標標高:1756m

6:36 粟巣野スキー場上部駐車場をスタート。

支配人 松井一洋さんに遭遇。ご挨拶。

スキー場の右端をハイク開始。


7:05 最上部を通過。

7:07 スキー所外へ。


7:14 導水管に架かる橋を通過。積雪は120cmほどか。


7:21 平坦な林道へ。


7:37 貯水池が見えてきた。

後から黒川くんに抜かれる。細尾根へ。


7:54 先行者に追いつく。

イタリアからの方々でした。

8:04 斜めにトラバース気味に進む。


黒川君のトレースに合流。楽をさせてもらう。


後からイタリア人のボーダーが追いついてきた。マリオそっくり!

深雪が20cmほどか。

8:43 大品山山頂が見えてきた。

鞍部に向かって下っていく。下りにジグを切る。帰りのハイクを想定。

鞍部が見えてきた。

8:57 鞍部で休憩。エネルギー補給。

トラバースラインを進む。

9:20 2番目の鞍部を通過。小さな凸をうまく巻いてトラバースラインをつけていた。

9:52 斜度がきつくなってきた。

10:13 平らな尾根にでてきた。

今日は楽をさせてもらっている。

10:20 傾斜がきつくなってきた。真谷の入口はすぐそこ。

急な登りを黒川君が頑張ってくれる。

10:26 このダテカンバの樹をいつも写真の納めている。

真谷が見えてきた。


10:37 天狗蔵君が真谷へ偵察に行く。この後あきらめて帰ってきた。

10:48 左の細尾根をスキーを外してツボ足で上がる。

私のお尻をつつくので振り返ったら、天狗蔵君のスキーでした。

私は、スキーを斜面に横にして雪を固めながら登っていく。この方が手が沈まないのでいい。


傾斜が緩くなったことろでスキー装着。黒川君の足元で破断面発生。気を付けたい。

11:01 独標で記念撮影。今日はここまで。滑降準備開始。


イタリアの方々登ってきた。

この後5人で記念撮影。

11:24 細尾根を横滑りで下りていく。相当慎重になっている。その時の動画 ↓
パウダー滑降も良かった。



11:28 パウダー滑降開始。

11:48 鞍部からシールを装着して大品山へハイク開始。


12:04 大品山を通過。ドロップポイントへ移動。


12:14 ドロップポイントに到着。地図上ではここに山頂マークが付いている。

12:15 昼食開始。

今日はこれ。


もちろんコーヒーもいただく。

12:40 谷に向かって滑降開始。

天狗蔵君のカメラが雪で死んでしまった。




けっこう深いパウダーが残っていた。

いい感じで滑っているシルエットのみが分かる。( ´艸`)

パウダー最高!



下に来ると地形がはっきりと分かる状態。気を付けて下る。


12:52 やはり割れている。落ちるとやっかい。気を付けて下る。



12:55 貯水池が見えてきた。

2022年2月の貯水池上部の積雪 非常に多かった。

左側から通過できた。

12:59 貯水池の上部でシールを装着。

13:07 周回して林道を目指す。

落ちたら助からないだろう。


堰堤場を進むか悩む天狗蔵君。

下って林道に移動を判断。これが大正解。

意外とあっさりクリアー。昨年もこうすればよかった。

登り上げるのも苦ではなかった。

13:19 滑降開始。

13:23 導水管を渡る。


13:25 スキー場上部に到着。

スキー場内を滑降。駐車場へ。

13:31 駐車場に到着。お疲れさまでした。今日は大品山から初めての滑降ラインで下ることができた。またここの楽しみ方が増えた。

