猫又山リベンジを果たそうと南又へ 猫又谷が底雪崩でリスクを感じ避けて左の谷へ これがアドベンチャー山行に!

今年は、毛勝・猫又山方面の山頂を踏んでいない。4月19日にチャレンジしたが、時間切れで二股で終了。リベンジを果たさないとシーズンが終わらない。なので平日休みを利用して単独で行ってみることにした。南又発電所までの林道は、前回よりもスムーズに通行ができる。MTBで蛇石の少し上まで入ることができた。しかし少し上がった場所で雪が出てきてMTBは終了。デポしてザックにスキー靴とスキーを括り付けて徒歩で南又発電所の少し上まで行くことができた。

以前もシューズをデポしたことがある定番の場所だ。ここでスキー登行に変更。前回は、3時間以上かかったところを1時間54分でクリアーすることができた。スタートも1時間早いので、山頂を何とか踏みたいと考えていた。

スキー登行にするとザックは一気に軽くなる。快調に飛ばしていくが、最終堰堤の入り口でまたまた勘違い。前回は、上から2番目の堰堤から入ることができたことが頭にこびりついていて、今回も同じ場所を下りて行ったのだが、2番目の堰堤がむき出しになっているのを見て、場所が違うと勘違いしてしまった。ここでよかったのだが、何度来ても間違ってしまう。またまた迷走して30分ほどの時間のロス。それでも前回の最終堰堤通過が9時53分だったことを考えると、8時06分なので相当早い。

ここからは、雪が薄くなり南又谷の流れも見える場所が出てくるので、慎重にハイクしていく。前回の斜面と比べものにならないぐらいガタガタで、いろいろなゴミも落ちている。シールの裏は相当汚れたが、残雪期用のスキーシールは仕方がない。

最終堰堤から二股までの所要時間は、1時間16分だった。前回は1時間54分もかかっていた。この違いは何なのか、やはりトレーニング不足があったのかもしれない。今回、猫又谷は、上部から大きな底雪崩が発生していて、黒く不気味な跡を残している。何となくその谷に長時間いるのが少々不安になった。今回は二股から左の谷(名前が分からない)へ進むことにした。2016年5月14日にスキーではなく、登山靴で釜谷山と猫又山を踏破すりことを目的に上がったことがあった。

まったく同じ時期だが、当時の写真を観てみると、雪の量が違う。車も途中にある車止めゲート(5時03分通過)まえ入ることができ、そこからMTBでスタートして、最終堰堤の近くまで乗っていくことができた。当時の林道も整備されていて夏には車で相当奥まで入ることができていたようだ。(今は入ることができない)とにかく猫又山は遠い存在の山になりつつある。

雪の量は今年が異常なのかもしれない。魚津市が管理している蛇石(龍石)や、南又発電所を管理している北陸電力には、早急の整備をお願いしたいと思う。一種の雪害なのではないだろうか。

二股から左の谷に取りつく、鞍部に至るまで2時間58分でクリアーしている。2016年5月14日は、スキーなしで3時間39分かかっている。思った以上に早かったことが分かる。(スキー登行が影響しているのかもしれない。)

最後は、榛松地獄にはまってしまい、なかなか鞍部にたどり付けなかった。スキーを持っての藪漕ぎは本当に時間がかかった。最後の10mをクリアーするのに20分以上かかっていたように思われる。鞍部に登り上げたときには、鹿島槍ヶ岳~白馬岳の山々が綺麗に見えたが、一気にガスが湧いて、猫又山の山頂はガスガスで何も見えなかった。

登りで8時間40分。エネルギーも筋肉内に残っていない状態だ。なので山頂で休んでいると痙攣が両足を襲う。漢方薬芍薬甘草湯しゃくやくかんぞうとう)アミノバイタルを摂取。食事をしてる間にガスが晴れないか様子を見ながら、しっかり食事を行った。なので下りの脚力はどうにか取り戻すことができた。

真っ白な山頂をスキーで下っていく。毎年来ている場所なので尾根に沿って滑降。岩が出て来たらそれに沿って下っていき、途中から岩の反対側に出る。そこからまっすぐ滑るとまた尾根に戻れる。真っ白な斜面を迷うことなく猫又谷のドロップポイントまで滑降することができた。(この様子は動画で紹介)

猫又谷の滑降は、右側に大きな底雪崩の後を観ながら下っていく。途中に亀裂が入っている場所も出てくるので慎重に降りていく。横滑りも多用。半分を過ぎたあたりから遠くまで見えるようになってきた。雪はシャウダーを通り越してシャーベット状になっている。雪面も凸凹していて滑り辛い。

どうにか二股に到着。登った谷を眺める。この後は、南又谷の滑降となる。年によっては整備されたスキー場のようになっている年もあるが今年は、凸凹状態だ。なのでスピードが出しない。大腿部に負担ばかりがかかる。大腿部も痙攣しそうになりながら滑降していく。それでも長い滑降はやはり楽しい。いろいろスキーの切り替えを試しながら下っていく。山スキーでは内脚主導型のスキーの切り替えがスムーズなように感じる。最悪の雪面条件でスキー滑降を考えると、内脚主導型が有利なようだ。

最終堰堤を超えて林に上がる。ここから南又発電所まではスムーズに移動ができた。この周辺にはちょうど食べごろのコゴミゼンマイ・フキノトウが生えている。疲れた大腿部に鞭を打ちながらスクワットを繰り返して山菜を収穫した。(頑張ったご褒美)

今回、猫又山のリベンジを果たすことができた。剱岳を拝むことはできなかったが、満足感(アドベンチャー的要素たっぷり)のある充実した山行となった。ちなみに出発の日の朝の体重は75.0kgだったが、翌日の朝の体重は73.5kgとなっていた。いかにハード山行だったかが分かる。ともあれリベンジできてよかった。

今日の滑降動画

レッドバロン単独     総山行時間:12時間12分

往路:8時間40分 山頂休憩:48分 復路:2時間44分

スタート地点標高:283m 猫又山山頂標高:2378m

今日もキャンプ場の少し上の駐車スペースで車は終了。ゲートは変わっていない。

4:28 車止めをスタート。

すぐゲートがある。工事関係者しか通れない状態になっている。暗いので写真がボケてしまった。カメラの替えも検討しないと。

4:50 南又への分岐点を通過。前回はここからスキー登行開始だった。

苦労して通過した林道も雪は相当解けている。

5:03 ゲートを通過。

5;14 小沢谷橋を通過。

 

5:17 蛇石橋を通過。

5:19 この倒木通過に苦労する。

4分もかかってしまった。工事関係者や北陸電力の関係者が入っていないのだろう。

5:28 MTBをデポ。雪が林道に出てきて徒歩に切り替える。

ザックにスキー靴・スキーを括り付けると10㎏以上になる。夏山で重いザックを担ぐことに慣れていないと、こんな時に困ってしまう。

5:36 前回はこの辺りで迷走していた。今回はすぐに洞杉の方へ進む。

崩れた雪の量がやばい。

5:48 洞杉の前を通過。

新土倉橋を通過。きれいに雪はなくなっている。

前回の様子。

5:57 南又発電所の下を通過。

フキノトウ畑 帰りに採ることにする。

コゴミゼンマイ

太い鉄柱が簡単に曲がっている。雪の力はすごい。

6:11 林道に雪が出てきたので、スキー登行に変更。

6:22 スキー登行開始。シューズは袋に入れて樹にぶら下げておく。

雪が切れている場所は、スキーを外していくしかない。

熊の糞か? カモシカの糞は丸いはず。

7:17 桂の樹の林 緑が綺麗だ。

新緑がいい感じ。

7:30 猫又谷が見えてきた。大きな底雪崩の不気味な跡がある。こっから最終堰堤に行けたのだが、また勘違いして上から行ってしまった。30分の時間ロス。

8:04 谷を下りたら最終堰堤よりも上に出てしまっていた。

下りてきた谷を振り返る。

8:09 南又谷のハイク開始。

ところどころ流れが顔を出している。気を付けていくことに。

振り返ると、遠くに見える山は大倉山でした。

意外と斜面は凸凹している。この後はスキーではなく大きな雪の塊が滑り落ちた跡だった。

8:47通過 意外と快調。

9:17 どっちの谷を上がろうか悩む。左の谷が綺麗に見えている。左の谷へ。

前半はスキー登行がしやすい。

9:54 大きな岩の横を通過。

大猫山方面を振り返る。

10:28 傾斜がきつくなってきたのでアイゼンを装着。

スキーをザックに括り付けると重い。

写真ではよくわからないが、雪の塊が落ちてきた。

11:10 気温が上がってくると南を向いている斜面の雪が解けてぐずれ始める。右側に移動して登行していく。

相当辛くなってきた。おそらくエネルギー切れ。カロリーメイトを食べる。

下でもガラガラという音と同時に崩れるのが見える。少々ビビり始めた。

右端に大倉山、大猫山とつながる東芦見尾根。

もうヘロヘロになりながら足を上に上げていく。

11:48 雪がもう少しでなくなる。ここから鞍部までが長かった。

11:57 雪がなくなった。

12:04 鞍部が見えてきた。最後に榛松地獄が待っている。

榛松地獄にはまって動けない。小休止。

そこに見えるのだが、前になかなか進めない。

12:20 鞍部に到着。最後の10mに時間がかかった。この眺めはすぐに見えなくなってしまう。右から五竜岳・唐松岳・不帰ノ瞼・天狗ノ頭・白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳とつながっている。

スキー登行に変更。

ガスが湧いてきた。剱岳が見えなかった。残念!

鹿島槍ヶ岳にも雲がかかり始めた。

猫又山の山頂が見えるはずだが、まったく見えない。

大きな岩の右側にルートがある。テープのマークがついている。何度か来ているので知っていた。

12:59 大岩を抜けるとライチョウが出迎えてくれた。

うっすらと猫又山の発射台が見える。

13:08 山頂に到着。ガスで何も見えない。残念!

お地蔵さんにご挨拶。

いつものお決まりのポーズ。

山頂下の榛松の横は風がなかったのそこで食事をとるこちに。

一応 山頂にスキーを置いておく。

定番のカップ麺 最高!疲れた身体に染み渡る。

コーヒーもいただく。

13:56 ゆっくりと休息したがガスは抜けていかなかった。仕方がないので滑降開始とする。 滑降の動画 ↓

14:06 猫又谷へのドロップポイントに到着。ガスで何も見えない。それでも行くしかない。

底雪崩の横を下りていく。

14:11 中間地点まで下りてきて遠くまで見渡せるようになってきた。

ここは気持ちよく滑れた。

14:18 底雪崩を下から撮影。

14:20 今日登った左の谷を下から眺める。これで一周回ったことになる。

南又谷に入って滑降していく。見た目以上に斜面が荒れていてスピードが出しない。その分大腿部に負担がかかる。

14:47 最終堰堤に到着。意外と時間がかかった。

簡単にクリアー。

最終堰堤を振り返る。

14:47 林の上に登り上げる。

朝に勘違いした場所。何度来ても間違えてしまう。

14:50 滑降準備

15:12 シューズのデポ地に到着。スキー靴からシューズに履き替える。

15:27 徒歩での下り開始。

美味しそうなフキノトウが沢山ある。疲れた大腿部を折りたたみ摘むしかない。

コゴミゼンマイ

フキノトウ畑

15:50 南又発電所を通過。ここを抜けるのに時間がかかった。

16:02 新土倉橋を通過。洞杉方面へ。

16:04 洞杉の前を通過。

16:15 看板の前を通過。

16:20 MTBを回収。

準備完了。

16:26 倒木はMTBを倒して下から引きずり上げた。後は一気に下るのみ。

16:40 車に到着。蛇石~車まで15分少々で下ってきた。

お疲れさまでした。12時間越えのアドベンチャー山行を無事に成し遂げた満足感が顔に出ている。顔は笑顔だが肉体はもう限界といったところ。リベンジできてよかった。

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