2月恒例1泊2日のクラブ行事で憧れの地「苗場スキー場」に行ってきました。
もちろん宿泊は「苗場プリンスホテル」です。
バブル全盛期に作られた「苗プリ」は、リゾートホテルとして今も人気があります。
毎年「ユーミン」がコンサートを行うことでも有名で、ちょうどコンサート真っ最中でした。
コンサートが目的ではありません。
苗場スキー場を根拠地として活躍している、基礎スキー界のトップデモンストレーター「柏木義之」デモのレッスンが目的です。
前日は、「ドラゴンドラ」に乗り、25分かけて隣の「かぐらスキー場」まで足を伸ばしました。


山の中を上がったり下がったり。まるで飛行機に乗っているようです。天気がよければ谷川岳までも見えたはず。

今回の参加者。 かぐらスキー場は、標高がありなだらかなスキー場でした。バックカントリースキーにぴったり。

お昼に食べた「焼きカレー」。お餅も入って大変美味しくいただきました。

「ユーミン」コンサートのオリジナルグッズ売り場。
レッスン開始

柏木デモの熱のこもったレッスン開始です。
今回、私たちのスキー技術を根底から「ひっくり返す」「ぶち壊す」レッスンとなりました。

まずは、膝まづいてのお礼から・・・ではありません。
雪面に腕立をして雪面をゆっくり押してみます。雪面にかかる重みは、腕を曲げても伸ばしても変化しません。
今まで、曲げ荷重だとか、伸ばし荷重といった表現で荷重のかけ方を表現していましたが、どちらも変わらないのです。
となれば、脚部を曲げて荷重を支えるより、伸ばして支えた方が楽なのです。
雪面についている手のひらの構造は、足の構造と同じです。(骨の数など)
手のひらは、手首の付け根(踵にあたる)と小指のラインで身体の重みを支えています。
スキー靴の中で荷重を支えていく場合、今までは「足裏全体で・踵・母指きゅうで」等と表現していました。
実際に荷重を支えるのは「踵・小指ラインだけ、踵・母指きゅうには骨がないので支えられない」
滑るときは「常に踵に乗っている」という今までとは違う感覚が大切となります。

次に、斜面にまっすぐ立った姿勢についての説明です。
この姿勢は、斜面に対して谷側のスキーの内エッジは+のエッジングを行い、山側スキーの外側のエッジは-のエッジングを行っています。荷重がまっすぐ重力に引っ張られると、谷足が伸び山足が縮む状態になりますが、両足にかかる荷重は、50%ずつで、ちょうど身体の真ん中に荷重点がくることになります。

ニュートラルポジションについてです。
今までは、回転と回転を結ぶ中心(8の字の真ん中)・(斜面にスキーがフラット状態であるところは、エッジングが+でも-でもない状態)が、ニュートラルポジションと考えていましたが、そうではなく
谷側の股関節を適度に縮ませ、谷スキー(内スキー)が雪面(斜面)に対して-のエッジングを行うことで、谷回りが始まるところが、ニュートラルポジションと考えてます。(これが、内脚始動による谷回り理論の基礎となります。)

身体は、内脚の股関節が曲げられることから、内側に傾きます。
結果、内スキーのエッジは、-のエッジング、外スキーは、+のエッジングが始まります。スキーは滑走することでエネルギーがありますから、身体は外側に引っ張られる力と、身体が内側に傾いて下に引っ張られる2つの力の合力により、雪面をスキーが押すことになり、スキーは「たわみ」はじめ回転運動を起こしていきます。
その力は、スピードにもよりますが、マックス場面(円の一番膨らんだところ)で大きいときは、一瞬300kgになるそうです。
この荷重を支えるためには、やはり脚部は伸びていないと耐えることはできません。
荷重は瞬間で終わり、次のニュートラルに向かって+のエッジングが外されフラットに、ニュートラルポジションを経過し谷回りがまた行われていきます。そしてターンが連続していくのです。
これが最先端テクニックになります。
ターンの後半(山回りの局面)では、エッジを外していくので、ブレーキング要素はありません。

ブレーキング要素は、どんな場面で発生するのか。
以下の場面が現れると、すべてブレーキング要素になります。
①くの字姿勢や膝が曲がったエッジングが見られる場面。
②脚部が曲がったり伸びたりした場面。(ベンディング)
③ターンを引っ張りすぎた場面。
谷スキーの内エッジが+のエッジングを行った場面が出てくれば全てブレーキなのです。
山回りの局面ではエッジングは、外されていく(+から-へ)方向に動くわけですがすが、エッジングがなくても充分円運動を継続していきくことができるのです。(ここがスキーの走りを引き出すところです。)
落下エネルギーがうまく使えるかは、谷スキーの股関節の緩め方にあります。
形ばかり真似をして、極端に頭だけが傾いても、内スキーのエッジがフラットから-のエッジングにならない限りブレーキング要素なのです。ここのところの兼ね合いが一番難しいところとなります。
すべての要素がうまく行われて初めて、「内脚始動 落下エネルギーを活用しての谷回りによるスキー操作」となるのです。
目指す山頂は相当高い所にあるようです。

ターン中の2本のスキーのどこに荷重がかかっているのか。
これは、遠心力が身体全体にかかっているため、2本のスキーの真ん中に加重点がくるイメージになります。
この考え方は、「片山秀斗」デモの仮想バンクと同じ考え方です。
片方の足が伸びているから伸びている方に多く荷重されているのではありません。
結果としての体勢の変化があっても、あくまで2本のスキーの真ん中に荷重点が存在します。

「クルード」別名「プルークボーゲン」
なぜクルードという名前にしたのか。運動要素が全くプルークボーゲンとは違うので使い分けるためです。
ただ、いくらハの字で練習をしても、正しい谷回りのタイミングはつかめません。<span
ハの字にする分、外スキーのエッジのとらえが遅くなり、正しいタイミングではないため、スピード(滑走エネルギー)がある状態での練習が必要となります。
では、小回りでは。
一番のポイントは、ストックのつくタイミングにあります。
これまでは、ストックをついてターン始動のきっかけにしていました。
もっと早い段階でストックをスキー靴から後ろにつく。(よく分かりません)
昨年の、全日本技術戦の柏木デモのタイミングも違っているそうです。
小回りにおいても、脚部の曲げ伸ばしが入ってしまうと「谷回り要素の操作」ではなくなります。
今年の甲信越大会では、この部分でジャッジが大きく別れたようです。
丸山デモは、ぐさぐさの急斜面を脚部を曲げないであさいターン弧で滑りトップをとったようです。
今年の技術戦は、トップの滑りががらりと変わってくる可能性があります。
富山県の米・高の二人も研究しないと置いていかれます。
奥が深そうです。

股関節の緩め型を、直接指導する「柏木」デモ。
熱心です。

一人ひとりビデオを撮ってすぐに見せてくれます。
指摘されるポイントを、確認することができました。

熱のこもった指導に、全員脱帽でした。
これまで、トップデモに講習を受けてきましたが、谷回りのことについてここまで論理的に説明してくれたデモはいません。
全日本ナショナルデモンストレーターとしての自覚と誇りが彼を成長させるとともに、スキーに対しての飽くなき探求心を感じさせてくれました。
今シーズンは、丸山デモ・山田デモを抑えトップになってくれることを祈りたいと思います。
熱のこもった講習に対し、心から感謝したいと思います。


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お疲れ様です。スキーは奥が深いですね。戻ってから、一から出直しです。また、ご指導、よろしくお願いします。ブーツですが、ネットでN社の130proを購入してしまいました・・・。
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コメントありがとうございます。
ブログ見れるんですね。
スキーはどんどん進化しています。バックカントリーにも応用できるテクニックだと思います。また練習しましょう。楽しみにしています。
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はい。今週は、調子が悪くて3日くらい、見れませんでしたが・・・。
Hgoさん、クラブに入ったんですね。僕は、まだまだそのレベルじゃないですね。膝の調子も思わしくなくて・・・。
3月末には、帰りますので、もし、まだスキーに行く時間があるなら、よろしくお願いします。
釣りの方も、よろしくお願いします。