薬師沢・右俣で岩魚と戯れ、左俣で滝に大興奮 2日目

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昨日は、岩魚とたっぷりと遊び、充実した1日を過ごすことができました。
たぶん19:30頃には布団に入っていたようです。いつ寝てしまったか記憶にない状態です。



3時近くにトイレに行きたくなり目が覚めました。睡眠時間も7時間ほどなのでしょう。
暗がりからごそごそ出発の準備をしている人もいます。一度布団に入ってみましたが、もう眠れません。
1時間ほど布団の中で過ごし、今日の計画を練り直してみました。
・薬師沢は釣り上がらず、登山道を先ずは左俣出合まで行く。
・橋でウエイディングシューズに履き替え、ロッドを準備して、釣り上がる。(あくまでプールで3投して次へ。)
・細かなポイントには投げない。
・大きな滝が見えたらロッドをしまって、沢登りに専念する。
・北ノ俣岳山頂を12:00には登頂を果たす。

朝食は5:00からなので、その前には出発したと考え、朝食も弁当にしてもらいました。出発準備ができたところで食堂で食べさせてもらいます。

4:54 なんとなくシャキッとしないままスタート。身体が目覚めていないので、ゆっくりとしたペースで左俣出合を目指します。朝露に花が濡れて、違った美しさを見せてくれます。

5:54 ちょうど1時間で出合に到着。準備をしていると、太陽が左俣を照らし始めました。気温が上がれば岩魚も活性が上がるはず。思ったプールから1投目で岩魚が。やはり#14ブラックパラシュートへの反応がいいよう。左俣の岩魚は、全体にサイズが小さく、抜きあげて毛バリだけ持ってリリースサイズが連続します。なかなか上に進むことができないので、わざとロッドを振らないようにして前に進むことに。

8:34 最初の大滝が見えてきました。滝のプールに大物がいそうなのですが、ここからは計画通りにロッドをしまってハイクに集中することに。
最初の狭い滝から高巻きでいた。ただ、高巻きしたのは最初だけ。後はすべて滝の横を登ることができました。
一つ滝をクリアーすると、次の滝が現れます。少々興奮してきます。
①先ずは安全第一に。
②着実にルートを見極める。
③腕で上るのではなく、あくまで足場をしっかり確保して登る。

これらのことを自分に言い聞かせます。
いくつかの滝をクリアーしたところで、大きな滝が現れます。落差8mほどでしょうか。右側に岩の裂け目があり、最初の2mをその裂け目を利用してクリアーすれば、しっかりした足場が確保できます。ここは、クスミンに教わったテクニックを試すことに。
ウエイディングシューズを割れ目に差し込み、捻って足場を確保。手を割れ目に入れて体を引き上げ難なくクリアー。

クライミングの練習が思わぬ場所で活かされた瞬間でした。上に行くにつれ、滝も小さくなりますが、全体のレベルは、赤木沢よりも高いように感じました。

滝を登っている途中後ろを振り向くと、薬師岳がきれいに見えます。こんな場所を独り占めしている贅沢さにニヤリ。標高2400m地点の小さな流れで岩魚を発見。滝が魚留になっていないようです。ただ、雪で相当長く覆われてしまうこの場所で岩魚が生息でいることにビックリさせられます。

標高を上げていくと流れが二手に分かれています。ここは、右に進路をとるのが得策でしょう。また分かれると右に。そうこうしていると流れがなくなってきました。

10:54 登山靴にチェンジしてガレ場を進み、這松帯を通って北ノ俣岳山頂に登り上げました。軌跡を見て絶妙なコース取りだったことに驚かされます。

11:19 山頂に到着。予定よりも早かったことになりました。小屋でもらったおこわの弁当に舌づつみ。(これがモチモチして美味しいのです。)

11:29 山頂を後にします。ここから仮想大ちゃん・天狗蔵君といったところでしょうか。思いリュックをもって何処まで早くできるか。限界へのチャレンジです。結局50分でクリアー。シューズと靴下・中敷きの影響なのか下りで足が痛くなりませんでした。

12:19に太郎小屋に到着。名物のラーメンを食べることにします。こんな山の中で美味しくいただけることに感謝感謝。今日も小屋の前には多くの登山者がいます。一樹さんも小屋の中で忙しく対応に追われているよう。ここは声をかけるのをやめて下山することにします。

12:47 太郎小屋下山開始。目標は折立登山口まで1時間30分です。
しっかりエネルギー補給・アミノバイタルも摂取して脚に力が残っています。快調に飛ばしていきます。この傾斜なら私も大丈夫なのですが、早月尾根の角度になると話は別。

13:33鞍部を通過しているころから雨がポツポツ降りだしました。これにまた刺激され、スピードアップ。三角点からの樹林帯を38分でクリアー。多分自己ベストだと思うのですが。こんな年になって何やってんだと批判されそうです。自分の限界を知ることは、安全登山につながるのです。(単なるこじつけ)
とにかく今日も充実しまくりの1日でした。岩魚と遊び、滝の連続に大興奮。天狗蔵君と一緒に来たかったです。彼も大満足するはずです。また来年チャレンジしましょう。一日で左俣もOKです。一人でしたが、特別休暇を十分に満足することができた充実の山行となりました。

レッドバロン単独
折立~太郎小屋270809
1日目 折立~太郎小屋:2時間19分  二日目 太郎小屋~折立:1時間35分
太郎小屋~薬師沢~薬師小屋~左俣~北ノ俣岳270809
岩魚を釣っているので時間はやめときます。 北ノ俣岳~太郎小屋:50分(これは早いかも)
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4:54 眠そうな顔でスタート。
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アキノキリンソウ
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山の中に一人 静寂の中を進みます
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朝露に濡れるチングルマ
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朝露に濡れるキンコウカ
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5:54 左俣出合いに到着  ウエイディングシューズの準備をしてスタート
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いいプールが続きます。なかなか前に進めません。
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今日もちびっ子岩魚が果敢にアタックしてきます。 毛針を持ってリリース
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水中撮影も慣れてきました。
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本日のベストサイズ 丸々と太っています。
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まだまだ滝の仲間に入りません。
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最初の滝  ここは左から高巻しました。
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高巻した滝とバックは薬師岳。
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また大きな滝が現れます。 ここは右側から攻めることに
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滝の右側から岩の割れ目を利用して登りました。途中で振り返ると水しぶきの後ろに薬師岳
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赤いのはロープではありません。登ったコースです。岩の割れ目を利用して登りました
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この後もいくつもの滝が現れます。 楽しさ倍増
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左俣渓谷と薬師岳
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ダイモンジソウ
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滝も終盤 小さくなってきました
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最後のプール
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ハクサンフウロ
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大きな滝がなくなり平らな川原を進みます
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エゾシオガマ
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クロトウヒレン
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稜線が見えてきました
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トリカブト
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ハクサンフウロが今が盛りと咲いています
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オレンジ・白・黄色・ピンクのお花畑  写真ではきれいさが伝わりません
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「ヒメクワガタ」だと思うのですが。
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ハクサンイチゲ
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ミヤマキンバイ
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11:19 北ノ俣岳に到着
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薬師沢小屋のお弁当  美味しくいただきました。
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オヤマリンドウ
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ガンガン飛ばして 太郎小屋が見えてきました。
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ラーメンで腹ごしらえ
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12:47 太郎小屋出発。 目標 1時間30分
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13:33 鞍部通過
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13:44 三角点通過
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14:22 折立に戻ってきました。 結構元気です。ラーメンエネルギーか。
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車の数がものすごいことになっています。
車のナンバーも北は青森・岩手から南は福岡と全国から登山者が集まっているよう。駐車場がなくなりトンネルの手前まで車が並んでいます。
ここ折立は、薬師岳方面、黒部五郎岳方面、高天原方面等いくつものコースへの入り口となっています。
その分岐点に太郎小屋があるため、多くの登山者が集まるのでしょう。
その小屋を仕切っている一樹さんに敬意を表したいと思います。登山者の安全やコースの整備等に尽力いただいていることに改めて感謝いたします。

“薬師沢・右俣で岩魚と戯れ、左俣で滝に大興奮 2日目” への2件の返信

  1. SECRET: 0
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    1週間前に、飛越トンネルから入山して薬師沢を予定でしたが、実行出来なかったので、大変参考になりました。
    赤いザイルの流れた?写真がありましたが、懸垂下降でもしたのでしょうか?
    ビバークできるところ、もしくはビバーク跡ありましでしょうか?
    今日も、
    訳あって山に行けず、悶々とした1日を過ごしています。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    abu8さん コメントありがとうございます。
    薬師沢は今が一番いい状態だと思います。特に左俣は、滝の連続があり、楽しい沢登りができました。
    赤い線はロープではなく、登ったコースを書いたものです。岩の割れ目を利用して登りましたが、充分気を付けなければなりません。滝の左側に高巻コースがあるかもしれませんが、確認はしていません。
    よくロープを出した滝とは、この滝だったのかもしれません。

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