深雪ラッセル・急斜面細尾根手前でガス発生 「昼闇山」途中敗退  

P3260058今週は、まだ行ったことのない「昼闇山」へ行くことに。
先週から今週にかけて新雪が相当降っています。やはりこの辺りは豪雪地帯なのでしょう。深いところでは膝上まであります。先週の乗鞍岳のカチカチ斜面とは全く違う状況にびっくり。
今シーズンは、あまり深雪ラッセルをしていないので、新鮮な感じです。

6:00少し前に焼山温泉駐車場に到着。朝焼けに映える「昼闇山」を遠くに見ながら準備に取り掛かります。BCスキーの準備をしている車が1台止まっています。その横にとめて車を降りると「レッドバロンさんですね。」と声をかけられました。まだ駆け出しのころ、大猫山・猫又山でお会いした方でした。久々の再開に話が弾みます。

6:13 焼山温泉をスタートします。ここには小さなスキー場があるようです。その中を進んでいきます。林道に沿って約1時間「アケビ平」への青い橋を渡った少し奥で、杉林の中に入っていきます。本来は昼闇谷の方へ行くルートが一般的なよですが、「無所属新人やまやまお」君が行っているルートを参考にすることに。アケビ平に入り、早い段階で左に折れ、急斜面を上がり、尾根に取りつくことを考えました。

7:36 杉林を抜けた目の前の急斜面を上がることにします。久々の膝上激ラッセルです。地形も少々複雑。ここで天狗蔵君のテクニックが冴えわたります。上の台地に上がった後は、尾根を右に見ながら登り上げれそうな場所を探しながらのハイクが続きます。ただ、右には深い谷があり、その谷の上まで出てしまわないと尾根には取りつけません。地形と地図をにらめっこしながらのハイクです。

9:19 地図上の標高1111m地点を少し過ぎたあたりの尾根に登り上げることができました。このヒントになったのがウサギの足跡です。ウサギは本能的に登りやすい場所を通過しています。尾根に登り上げてからは、深雪になかなかハイクスピードは上がりません。細い尾根で左側は雪庇になっています。

10:31 小ピークをクリアーした後から細尾根+急斜面+深雪の難所がいくつもでてきます。その都度細かくジグを切りながら時間がかかるハイクとなりました。この細尾根も新雪でなければアイゼンを付けてガシガシ登ることができるのですが、なんせ尾根上でスキーを外すと、膝上まで雪の中にもぐってしまいます。こんな深雪をツボ足で登ることは困難です。なのでスキーを外さないで行けるところまで行ってみることにしました。

12:44 きわどいジグを切りながらどうにかクリアーした斜面の上にもっと厳しい細尾根+急斜面+新雪の難所がでてきました。斜度的にはスキーを外さないと無理な斜度です。二人でアタック方法を協議していると急にガスがでてきました。天狗蔵君が「やばいガスの中でここは危なすぎん。」帰りもホワイトアウト状態で細尾根を下ってくることも大きなリスクを背負うことになります。「今日は、ここでやめよう。一ノ倉川の様子も見れたし帰ろう。」ということで滑降準備に取り掛かり、ガスが降りてこないうちに引き返すことにしました。

13:15 尾根に登り上げた少し上の平らな場所で昼食とします。今日もカップヌードルとおにぎりでしっかりエネルギーを補給します。カップヌードルも普通サイズにしてみました。食事後は、中緩斜面が続く中をビデオを撮り合いながらの滑降。少々重たくなった雪もアネックスは快適に滑ってくれます。天狗蔵君も「アネックス加速していくね。この雪だったらクンバックはダメだわ。」と。アネックスの良さを再認識したようです。

13:43 杉林に向かっての急斜面を滑って林道を目指します。下に来るとやはり雪が腐った状態になり、スキーに急にブレーキがかかるようになってきます。ウッシー君だと前転びになってしまいそう。私も危ない場面がありました。

13:53 アケビ平の入り口を通過。ひたすら林道に沿って手漕ぎでの滑降が続きます。

14:17 焼山温泉に戻ってきました。

今日は、ピークを踏むことができませんでしたが、勇気ある撤退だったと思います。斜面がある程度固く、アイゼンが使えれば後30分で山頂だったと思います。初めての昼闇山でしたが、天狗蔵君が地図を見ながら、私が地形を見ながら絶妙なルートをたどって尾根に取りつくことができたと思います。しかし、思わぬ障害は深雪でした。想定していたよりも時間がかかり、昼を過ぎてガスが出てきてしまったのです。これも敗因でしょう。

今回の山行は、「偵察山行」ということで良しとしようと思います。もちろん山行の後は、焼山温泉で汗を流しました。露天風呂もあり大変気持ちの良い温泉でした。

メンバー:天狗蔵君・レッドバロン
280326焼山温泉~昼闇山往路:6時間31分  復路:1時間33分(昼食も含む)  計:8時間04分

P32600016時13分 焼山温泉駐車場をスタート

P3260004左が「焼山」煙が出ています。  真ん中が昼闇山

P3260008烏帽子岳方面

P3263387ハイク予定の昼闇山の尾根

P3263390田んぼの中の道をハイク

P32600127:13 アケビ平へ繋がる橋を渡ります。

P3260014尾根に取りつくために左に折れて杉林を抜けます。

P32600197:36 最初の急斜面に突入。 ラッセルが大変

P3260020鉾ヶ岳方面 (ほこがだけ)

P3260021やはり先頭は天狗蔵君が。

P3263393藪藪の中をクリアー

P3263394広い台地がでてきます。たまには私もラッセル。

P3260026またまた天狗蔵君が抜いていきます。

P3260029右の尾根を意識しながらのハイク。

P3260036鉾ヶ岳がきれいに見えます。

P3263396尾根への取りつき場所が見えてきました。

P3260037ウサギの足跡をたどって尾根に上がることにします。

P3260039熊の爪痕

P3260045シラカバとダテカンバ

P3260046尾根上は、左が雪庇。 気を付けて。

P3260049焼山が見えていました。後でわかったのですが梅さん・大ちゃん・秀さん・金ちゃん・山ちゃん達は焼山だったようです。

P3263400結構なラッセル。

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P3263403

P3263410焼山と私。

P3263418吸い込まれてしまいたくなる斜面が目の前にあるのですが一ノ倉川のゴルジュが気になっていけません。

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P3260052こんな状態が続けばいいのですが。

P3260053だんだん険しくなってきます。

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P3260060急斜面の細尾根に難儀

P3260068ガスがでてきました。

P326007112:44 急斜面+細尾根+深雪+ガスに行く手を阻まれ敗退を決定。滑降準備をして戻ることに。

P3260072難儀した細尾根も下りはアッという間

P3260074右の斜面に行きたい天狗蔵君

P3260083我慢して尾根を下ります。

P3263429 P3263435 P3263443新雪を楽しめました。

P3263489尾根をカッ飛びます。

P3260093お昼にします。

P3260091おにぎりとカップヌードル

P3263505エネルギー満タンに

P3263515 P3263527 P3263531 P3263544スピードが出すぎて止まれず思わず滑りこみ。

P3260102最後の急斜面。標高が下がり雪が腐った状態に。重いのでうまくせべれません。前のめりになってしまいます。滑った後から雪がロールになって転がってきます。

P3260104杉林に戻ってきました。

P3260105杉林に中を移動。

P3260106小川を渡り林道を目指します。

P3260109

P3260110

P3260111林道をひたすら手漕ぎで。

P3260112

P326011314:17 焼山温泉に戻ってきました。別ルートだったYAMASUKIさんも同時に戻ってきました。スタートが一緒だったYAMASUKIさん2011年10月に大猫・猫又でお会いした方でした。私のブログも見ていただいています。ありがとうございます。焼山温泉の露天風呂にゆっくりつかり今シーズンの楽しい山行の情報交換をすることができました。また何処かでお会いするのを楽しみにしています

“深雪ラッセル・急斜面細尾根手前でガス発生 「昼闇山」途中敗退  ” への4件の返信

  1. こんには。
    ルートが違って山中ご一緒する事はありませんでしたが、谷をつめて苦しい時稜線から大きな声をかけてもらって元気を貰いました。
    下山後、温泉で沢山お話を聞く事が出来て勉強になりました。
    ありがとうございます。また、山で会う事があったら色々教えてください。

    1. こちらこそ露天風呂につかりながらの山談義は楽しいじかんでした。時間を忘れてお話ができて本当によかったです。今シーズン行けなかった山域の様子が分かり状況判断が今後できそうです。
      2011年の10月に大猫・猫又でお会いし、私がガスの中、迷子になりそうなときにGPSの必要性を知るきっかけとなった山行でした。あの後すぐに購入しました。また何処かでばったりお会いするのを楽しみにしています。

  2. すごいラッセルだったのですね。
    焼山エリアはほんと豪雪地帯ですね。
    私は日曜日に白山の湯の谷に行ってきましたが、
    モナカ地獄でまったくターンが出来ず試練スキーでした。。

    1. スタート時は、新雪もさらさら状態でした。午後からは雪も腐ってくることが予想されたのでピークハントをやめて滑りたい気持ちを抑えながらのハイクでした。帰りはやはり標高が低くなってくると腐っていましたが、概ね滑降が可能でした。
      今シーズンは、片貝・方面は1ヶ月シーズンが早い感じです。毛勝ちも早く行かないと雪が切れてしまいそうです。

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