笹倉温泉から火打山へ 最後の登りは四つん這いで

1149

土曜日がまたまた晴天に。天狗蔵君から何処かへ行こうとお誘いが。週末山紀行さんに連絡ると「笹倉温泉からの火打山」の提案がありました。身体もほとんど回復し、先週の毛勝山で完全復活した状態です。
ウッシー君は、残念ながら仕事だそうで不参加に。このブログを見てさぞ残念がることでしょう。
今回もロング山行となりましたが、始めて行く山域です。新鮮な気分でハイクすることができました。今回は自転車がなかった分脚力にも余裕があり、テンポの良いハイクができたようです。

魚津インターで待ち合わせをし、笹倉温泉へ。温泉宿の左の道を上がっていきます。この辺りは、桜が満開となっていました。橋を渡ったところに車を止め、準備にかかります。スタートから七曲りの林道が連続しますが、雪がどのあたりから繋がっているか気がかりです。スタートしてすぐ雪面がでてきたためすぐにスキー登行開始となりました。本来雪が豊富であればショートカットしながらのハイクとなるようですが、杉林の中は雪がない状態です。素直に林道を進むしかありません。

三つの凸の右側を巻くように林道に沿ってハイクしていきます。7:31スタートして2時間少々で焼山北面台地が目の前に広がります。焼山から噴煙が上がっていますが、昼闇山の時より噴煙の量が少ない感じでした。ダテカンバが生い茂る北面台地を快調にハイクしていきますが、気になるのは、「賽の河原」がうまく通過できるかどうかです。一ヶ所だけ雪が繋がり、スキーで通過できるとの情報を得ていました。例年より雪が少ないためここの通過には難儀することを覚悟していましたが、運よく見つけることができ、難なく通過することができました。ただここも雪が切れるのは時間の問題のようです。

賽の河原を通過し、正面に火打山を眺めながら、どこから登り上げるかを3人で議論。いろんな方法が考えられます。右側の焼山の横をかすめて影火打山頂の下をトラバースする方法や、YASUHIRO先生たちが行っている左側の尾根から行く方法など。結局滑降するルンゼを決め、そこを登り上げることにしました。斜度的には毛勝山の一番急な斜面と同じぐらいだと判断。この判断が大正解でした。時間の経過ととともに雪面も緩みハイクしやすい状態になっています。イメージは毛勝山のミニバージョンといったところでしょうか。ただ、最後の鞍部への登りあげは四つん這いでの登行となりました。もし気温が低く硬くしまった状態であれば登り上げるのは横の草付斜面となるでしょう。

稜線に出てしまえば、なだらかな斜面を山頂に向かうのみ。焼山から不気味な唸り声が聞こえてきます。山頂に12:30に到着でした。約7時間に及ぶハイクでしたが、ルンゼの雪の状態を確認しながらのハイクは、最短距離だったのではないでしょうか。このコースは時期を選びそうですが、今回は大正解のようです。

山頂では風が強かったため風裏の斜面に移動しての昼食となりました。最近カップヌードルを食べている私を見習って週末山紀行さんも持ってきていました。ただテルモスが違います。やはり山用の物でないと保温性が悪く、カップヌードルが美味しくなかったようです。

エネルギー補給をして滑降にかかります。上部はザラメ雪になっているため滑りやすいのですが気が抜けません。13:12 私がルンゼにドロップイン。ここはハイクしてきたルンゼよりも斜度の緩い場所を選びました。上部の雪が硬いかどうか心配されましたが、適度に緩み快適な滑降ができました。ハイクしたルンゼとの合流地点を過ぎるとデブリの跡がいやらしく残っています。気を付けながら降りていきました。13:30頃から傾斜もゆるくなりデブリもない斜面がでてきます。ここはハイスピードロングターンを楽しみます。

スキー滑降はすぐに終わってしまいます。このルンゼも30分で降りてきてしまいました。北面台地は賽の河原を通過するまでは、シールを貼り直して進みます。自分たちのトレースが残っておらず、少々上部に出てしまいました。GPSで渡った位置を確認し移動します。賽の河原のボトムまではスキーで滑降することができましたが、対面に登り上げるにはスキーを外さなければならず、意外と時間を費やしてしまいました。上がったところでシールを剥がし、スキー滑降で移動しますが、斜度がないためノルディックスキー滑降状態です。ストックでこぎながら行くしかありません。3つの凸があるため何度も階段登行がでてきます。雪があれば、七曲り林道をショートカットしながら滑降することができるのですが、今日はそうもいきません。後半は腕がパンパン状態です。とはいっても52分かかってハイクした林道を15分での滑降です。帰りは早いわけです。

今回の山行は、予定では左の尾根から火打山に上がることを予定していましたが、遠目に見ても稜線に雪がありません。3人で意見を出し合いルンゼを決定。予定変更となりましたが、現場の状況を見ながらハイク場所を決めたことは大きな経験となりました。時にはこのような臨機応変さも必要になってきます。最後は四つん這い状態でしたが、これもまた一つの楽しみとなった充実の山行となりました。

メンバー:週末山紀行さん・天狗蔵君・レッドバロン

510往路:7時間17分 山頂滞在:39分 復路:2時間26分 計:10時間22分

5115:11 車止めスタート

5185:18 すぐにスキー登行開始。

5245:24 ぎりぎり繋がっています。

607手前が「高松山」 奥が「焼山」

6266:26 林道に沿って。

7317:31 焼山北面台地が目の前に広がります。

732焼山  標高2400mジャスト

7377:37 焼山を見ながらのハイク 今日はここまであまり疲れていません。

8058:05 北面台地を進みます。 賽の河原の通過場所を意識しながら。

816火打山  反対側から見る山のイメージが違います。

8338:33 賽の河原を無事通過。 ハイク方向はばっちり。 対面に登り上げる週末山紀行さん。

839

8518:51 さあ どこを登ろうか思案中のレッドバロン。

8598:59

9139:13 遠くに広がる北面台地

9359:35 雪面が綺麗です。 このまま緩まなければ素晴らしい滑降が期待できます。

9599:59 今日も力強い天狗蔵君です。

1039斜度が急になったところでアイゼン登行にチェンジ。二人はまだ行けそうと言うのを制してはき替えました。リスクは少しでも回避しなければなりません。

105910:59 徐々に傾斜もきつくなりますが、アイゼンが気持ちよく効いてくれます。

112511:25 週末山紀行さんがトップに。しっかり踏み跡を刻んでくれます。

112811:28 その跡をひたすら登るレッドバロン。今日も二人に助けられています。ありがとう。

113411:34 ここから更に傾斜がきつくなります。

114311:43 天狗蔵君が四つん這いになってハイク。雪面は適度に緩みけりこむことができる状態でした。

114411:44 見上げると二人とも四つん這いです。

114911:49 鞍部に先に到着した週末山紀行さんが撮影。ストックのブレードが威力を発揮してくれます。

115011:50 鞍部に到着。

115511:55 滑降するルンゼを偵察

122712:27 レッドバロンが珍しくトップで山頂へ。

123012:30 山頂で記念撮影 ウッシー君がいないのが寂しい。

12317時間を超え、疲れた表情の天狗蔵君。

1247週末山紀行さんもカップヌードルに挑戦。 お湯が熱くなかったようで心配。

1248私は、美味しくいただきました。おにぎりも二つをペロリ。

1259お話をさせていただいた方。「蒼天の空T.HAYASIの山記録へようこ」その方。今シーズンはどこも雪が少なかった話題で盛り上がりました。

130713:07 滑降開始。

131513:15 気持ちよく滑降するレッドバロン。

131713:17 ルンゼにドロップイン。 果敢に滑る週末山紀行さん。

1318この傾斜で平気でニュートラルポジションを作る天狗蔵君です。ダイナミック!

131913:19 お得意のポーズ 余裕がでてきました。

132013:20 忠実に谷周りを意識するレッドバロン。丸い弧を描いていきたい。

1321この斜度に凛々しい立ち姿の天狗蔵君。

132813:28 まだまだ傾斜はきついのです。

133113:31 スピードが出ています。

1332
13:32 ここまで谷側に傾けば後は、外スキーを伸ばすだけ。

133313:33 斜度も緩くなり、雪面もきれいな状態です。ここはハイスピード大回りで滑降。

133913:39 気持ちよさそう。

1340天狗蔵君もハイスピードで。

1341この時期にもまだまだ滑れる場所はあるのです。

134313:43 私もぶっ飛びます。 ただ、雪が柔らかく、スキーのいい場所に乗っていないと前転びになるのです。ストップスノーがたまに混ざっています。

1344天狗蔵君も気持ちよさそう。

134613:46 週末山紀行さんの滑降の様子を連写する天狗蔵君を激写。3人で撮影をしながらの滑降。

1347その時の1枚。 内側からスキーを外に押すことを意識し始めたとのこと。山でスキーをしながらもスキー技術についてアドバイスしてきた成果がでてきています。

134813:48 北面台地に移動します。

1412ハイクコース  滑降コース
このルートを選ぶのに議論をしました。その成果が十分に発揮されたコース。

141414:14 立派なブナの木を発見。夫婦のように立っています。

142514:25 賽の河原のボトムへ滑降。 左の出っ張りの裏を上がります。

1427スキーで登り上げましたが、最後はスキーを外すはめに。

143514:35 週末山紀行さんもスキーを外して登りあげてきます。

144814:48 北面台地をノルディック滑降で。

145614:56 最後の滑降。

151615:16 林道に沿ってひたすら手漕ぎ滑降。

152315:23 杉林の中に無理やり入っていく天狗蔵君。私は外を回りました。

152615:26 週末山紀行さんは、踵をフリーにして本当にノルディック滑降。

152915:29 スキーでの移動終了。 すぐそこに車があります。

153315:33 車止めに戻ってきました。10時間22分 充実の山行でした。ウッシー君はこれを見て相当悔しがることでしょう。まだ若いのですから焦らない焦らない。確実に登行技術・滑降技は向上しています。3人で成長するウッシー君を話題にしながらの楽しい山行となりました。

“笹倉温泉から火打山へ 最後の登りは四つん這いで” への5件の返信

  1. 土曜日はありがとうごいました。
    大明神、毛勝、火打と3週連続10時間山行とハードでしたが、
    全て好天で素晴らしい眺望でしたね。
    今シーズンも残り僅かですが、またヨロシクお願いします。
    ネットや登山地図見てますが、滑れる山域は限られてきてますねぇ~

    1. 本当に土曜日はありがとうございました。二人のおかげで楽しい山行でした。どこを攻めるか意見を出し合ったのも初めての経験です。同行のメンバーの技量・装備・体力・経験の合体があの決定でした。今年は本当に残雪期が短く、夏山に突入の感じです。ただ標高の高いところには雪が残っているのでしょう。今日は小窓雪渓を八号線から見ましたがくっきりとした雪渓を見ることができました。なかなかよさそうです。馬場島への帰りが雪が少なく大変なんでしょうね。そうなると立山周辺になってしまいますね。またよろしくお願いします。

  2. 土曜は行けなくて本当に残念でした。火打山もステキな景色が沢山あって、スキーの写真が画になりますね☆ルンぜの滑降もとても気持ちよさそうで、うらやましい限りです!火打山は夏も含めてまだ行ったことがないので、今度ぜひ私も行きたいと思います。

    1. 一緒に行けなくて残念でした。毎週一緒でしたので居るのが普通になっていました。ウッシーは、回を重ねるごとにハイクテクニック、滑降テクニックが確実に向上しています。また一緒に行きましょう。

      1. ウレシイお言葉ありがとうございます!皆さんのレベルに少しでも近づけるようステップアップしていきたいと思います。また是非ご一緒させてください(^^♪

週末山紀行 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です