
梅雨の時期なのですが、日曜日の天候が晴れマークになってきました。山域別の天候をネットで確認をしてみても、白馬方面は晴天間違いなしのようです。ここは、高山植物が花盛りになっている白馬山域に行く絶好のチャンスです。今シーズン白馬岳の山頂はまだ踏んでいませんので、この時期の花たちに会いに行くことにしました。
白馬岳に行くとなれば、大雪渓はスキーでハイクするのに限ります。蓮華温泉から往復をしてみてもつまりません。なので今日は、三国境から朝日岳方面に進み、鉱山道を下って蓮華温泉に戻ることにしました。(周回コース)
家を2時30分に出発。蓮華温泉までの道中は雨が降りっぱなしでした。駐車場に4時少し前に到着しましたが、まだあたりは暗く、雨が降り続いています。愕然としながら、雨が止むのを待つことにしました。少しうとうとして目を覚ますと、周りが明るくなり、雨も上がっています。空も雲がうすくなりはじめました。やはり天気予報は当たっているようです。
今回新たな試みを実行することに。山行を登山靴からトレランシューズに変更。バリバリのトレランシューズではなく、歩き中心のサロモンのシューズを選択。 このシューズはゴアテックスを使用して防水がしっかりしています。このシューズの防水性が意外と重宝することになりました。鉱山道は、沢の通過が多く、 防水性がないトレランシューズでは、不快な思いをしなければならない状態でした。登山道も草刈りが行われ整備はされていますが、至る所に水が流れ、濡れる可能性が高い場所がいくつもでてきました。
4:46に蓮華温泉をスタートします。前後に登山者は誰もいません。こんなに条件がいい日なのですが、駐車場も空きスペースが沢山あります。トレランシューズの軽さも手伝い、いつもより軽快に歩けるようです。約1時間で「天狗ノ庭」に到着。やはり沢山の花たちが出迎えてくれました。シャクナゲ、マルバイワシモツケ(初めての出会い)、オオタカネバラ、イブキジャコウソウなどが目を引きます。
6:43に白馬大池に到着。ここまで約2時間でした。荷物が軽いこともあり、足元が軽いということは本当に軽快な足取りでハイクすることができます。問題は足首の疲れ具合や爪等がどう影響するかが心配です。足のトラブルに関してもしっかりと状態を確認していく必要がありそうです。
白馬大池を通過すると、いよいよ楽しい尾根歩きがスタートとなります。斜度も緩くしっかりと整備された初心者コースの登山道なのです。池の周りには、ハクサンコザクラ、チングルマが群生、少し上がった場所でコマクサを発見。尾根沿いに沢山の花を見ることができます。ミヤマダイコンソウ・ハクサンフウロ・ハクサンイチゲなどが綺麗に咲いています。
8:00に小蓮華山に到着。登山者も少なく追い越すことや、すれ違いに時間がかかることはありません。三国境を通過して少し急な岩場を登ります。ついにウルップソウを発見。至る所にウルップソウ・イワベンケイ・ミヤマクワガタソウ・ミヤマアズマギクなどを見ることができます。白馬岳山頂への最後の登りでは、イワウメを発見。なかなかお目にかかれない花に感動です。
9:06 白馬岳山頂に到着。ここまで約4時間20分で到着です。余裕もあり、今日は写真を撮って次の目的地へ。三国境に急ぎます。途中山ガールが花の名前で困っているのでアドバイス。(たまにも楽しいことがなければ)
9:38 三国境から朝日岳方面に向かいます。時間も早いので、雪倉避難小屋まで行ってみることにしました。21歳の時に高校の後輩と3人で朝日小屋まで行った記憶があります。避難小屋でお湯を沸かして休憩したことを思い出します。鉢ヶ岳をトラバース気味に進みます。約1時間30分で避難小屋に到着。雪倉岳までの長い登りを確認して引き返します。
11:23 鉱山道に入ります。入口には草刈りをして整備が終了している旨の看板が立っていました。(ラッキー)相当道が荒れていることも覚悟していました。上がってこられた登山者に情報を聴き、雪渓の通過方法等をアドバイスしてもらいました。人の往来が少ない登山道ですので、しっかりとペンキを塗って迷わないように道案内がされています。どんどん高度を下げていくと暑さが増してきました。高山植物の種類も変化してきます。オオサクラソウ・ギョウジャニンニク・シラネアオイ・キヌガサソウ・マルダイタケブキなど写真を撮っていると時間がかかってなかなか進めません。
14:01 瀬戸川を通過します。いつの間にか水量もあり、毎年架け替える臨時の橋がなければ渡渉は難しいでしょう。その橋の姿に思わず苦笑いしてしまいました。この橋がかかっている場所は、BCスキーで一度通過した覚えがある場所です。2014年の3月23日に蓮華温泉に一泊して雪倉岳へチャレンジした時に通過しているはずです。地形的になんとなく覚えがありました。橋を通過した後は、ひたすら蓮華温泉を目指します。登山道もほとんで登りがないため、思わず走り出してしまいました。
14:40 約40分少々で蓮華温泉に到着。途中のエネルギー補給など、こまめに摂取してきたためでしょうか。意外と元気な状態です。今回、トレランシューズでの山行でしたが、終始軽快な行動をとることができました。脚への負担も登山靴を履いている状態と変わりがありません。これからは、行く山とザックの重さによって上手に使い分けていこうと思います。梅雨の合間の好天に恵まれ、沢山の花たちとの出会いを満喫することができた充実の山行となりました。
レッドバロン単独行
蓮華温泉~白馬岳山頂:4時間20分 白馬岳~雪倉避難小屋~鉱山道分岐:2時間17分 鉱山道分岐~蓮華温泉:3時間17分 計9時間54分
4:46 スタート
登山道へ
ここも整備されています。
登山道の高速道路でしょうか。

足元は軽快に。トレランシューズで。
雲海が広がっています。
整備された登山道を飛ばしていきます。

5:56 天狗ノ庭の入り口到着


雪倉岳
マルバイワシモツケ
タカネナデシコ
オオタカネバラ
ハクサンシャクナゲ
イブキジャコウソウ
オオバミゾホウズキ
ウスバスミレ
6:43 白馬大池に到着
軽快な服装・足元でトライ。決して寒くありません。なんせ飛ばしてますので。

チングルマの群生
ハクサンコザクラ
這松帯を抜けるといよいよ尾根ハイク開始。
直ぐにコマクサ発見

ミヤマダイコンソウ
雷鳥にも遭遇
思わず走りたくなる登山道。
7:23 船越の頭を通過します。
ハクサンフウロ

小蓮華山への登山道
アズマギク
ハクサンイチゲ
振り返ると白馬大池が。
アオノツガザクラ
8:00 小蓮華山に到着。

左に白馬岳山頂が見えてきました。
三国境 富山県・新潟県・長野県をまたぐことができます。
8:27 三国境を通過します。
後ほど行く予定の朝日岳方面。
ミヤマキンバイ 葉っぱの形で判別 難しい。
ウルップソウ

ミヤマツメクサ
ミヤマクワガタ
白馬岳への唯一の急登。


白馬の山頂が見えてきました。

イワウメ 貴重な花に会うことができました。


9:06 白馬岳山頂に到着。
長居は無用。
9:10 出発
ミヤマアズマギク
イワベンケイ
タカネヤマズハハコ
9:38 三国境から朝日岳方面へ。


鉢ヶ岳の下にある長池
ミヤマムラサキ

ハクサンコザクラの群生地でした
10:43 雪倉避難小屋まで脚を伸ばしました。ここで引き返します。21歳の時にここに来たことがあります。
テガタチドリ? だと思うのですが。
ここでもコマクサ発見。
11:23 鉱山道へ進みます。 草刈りをしたとしっかり書いてありました。ここを行くなら今がチャンスかも。
上がってこられた方から情報をいただきました。
よくわかりませんがここも登山道です。石に赤くペンキが塗られています。それを目印に。
途中で腹ごしらえ。歩きながらおにぎりを食べました。
12:08 渡渉した場所。難所になるのか。石から石へジャンプ。
上の雪渓は崩れて通過できません。
モミジカラマツ
シラネアオイ
道の両側がミヤマキンポウゲ
オオサクラソウ
ギョウジャニンニクの花 初めて出合いました。
草刈りがしっかりなされています。
タカネニガナ
ヨツバシオガマ

ミヤマキンポウゲ
シナノナデシコ 初めての出会い

テガタチドリ
タカネナデシコ
ツリガネニンジン
マルバタケブキ
ハクサンチドリ
池塘もでてきます。まだまだ道のりは長そう。
ダイモンジソウ

オニシモツケ
キヌガサソウの群生
オタカラコウ
14:01 瀬戸川の橋 思わず苦笑い。

シモツケソウ なかなか会えませんでした。

キンコウカ
14:27 兵馬の平からの合流点を通過
ガスの向こうに蓮華温泉が見えてきました。
14:40 蓮華温泉に到着。 最後は登山道を駆け足で。トレランシューズ大正解でした。この後はゆっくり温泉につかります。

ルート的に10時間超のロング山行かと思ってましたが9時間代だったのですね!
荷物と靴の軽量化で更にスピードアップしましたね^^
雨が上がるのを待った甲斐がありましたね。素晴らしい稜線の眺望です。
急な天候回復にどこに行こうか迷いましたが、白馬方面の花が見たくなり、急な決断でした。旧鉱山道は、本当にラッキーで、沢山の花たちに会うことができたようです。稜線の花と谷あいの花の両方を楽しむことができるコースでした。最後は温泉でしめくくれるのもいいですね。