
夏の槍ヶ岳は、大混雑で山頂への登りで渋滞が発生するとのこと。以前から夏山で行きたかった槍ヶ岳に平日にトライすることに。ただ槍を往復するのでは面白くないので、登頂後は大喰岳・中岳・南岳と縦走し、槍平に下りて周回することにした。約14時間に及ぶ山行に大満足。これで新穂高~槍ヶ岳~西穂高~上高地につながる縦走路を全部踏破することができた。
前日の仕事が終わってから新穂高温泉へ。平日なので無料駐車場は、ガラガラだろうと予想していたが、どっこいほぼ満車状態。車のナンバーも富山の車を探す方が難しい。東北岩手もあれば、香川、関東の車もたくさんある。登山基地としてはメジャーであることがわかる。
到着後は川向かいの「深山荘」の露天風呂で汗を流し、ビールでほろ酔い気分に。愛車に戻って夕食後すぐに就寝。ここで荷台のベットが初めて活かされた。1:30にアラームで飛び起きる。しっかりエネルギー補給して、2:30に駐車場をスタートした。さすがにこの時間帯に登山を始める者は誰もいない。暗がりの中、ヘッドライトのみを頼りに資材運搬道路を白出沢へ向かう。途中誰にも会わない。後ろから誰かが付いてくる気がして振り向くが誰もいない。(いたのは霊達でしょう。)
4:00に白出沢に到着。ここまで1時間30分かかった。長い道のりだった。ここから本格的な登山道になる。樹林帯に入っていくと、薄気味悪い思いは一層深まる。熊への警戒も必要となる。実際に槍平のキャンプサイトに熊が出没しているらしい。
4:38のチビ谷を通過する頃から明るくなってきた。こうなると後ろから付いてきた霊達は、いつの間にかいなくなる。やっと登山に集中できる。私のハイクスピードも上がってきた。
5:39槍平の小屋に到着。ハイドレーションに水をつぎ足し、今後に備える。ここから徐々に斜度が急になっていく。快調に歩いてきたので、以外と疲れていない。飛騨沢の開けた場所にさしかかると、やっと下りてくる登山者とすれ違うようになった。
7:08分岐点を通過してまもなく、トレラン選手に追いつかれる。「何時に出たんですか。」の問いに「4時半ぐらいですかね」と返事が返ってきた。2時間の差をここで詰められてしまった。脅威としか言いようがない。(資材運搬道路は走っているのだろう。)
8:11 後ろの景色を眺めながら、いつの間にか飛騨乗越に到着した。昨年スキーで来たときは、疲労困ぱいだったことを考えると、まだまだ余裕がある。槍ヶ岳山荘に到着し、ヘルメットをかぶって準備をする。ほとんどの登山者は、ザックをここに置いていくケースがあるが、私は担いでトライすることにした。
8:34 槍アタック開始。私の前には誰も上っていかない。下りてくる人が数名。後ろに3名のみ。15分ほどで山頂に到着。あっさりと山頂へ。山頂は誰もいない状態で、貸し切りだった。撮影を終え、すぐに下山することにする。目指すは大喰岳。山荘に戻って登頂のお祝いをペプシコーラでする。テラスに座って一息入れる。
9:35 槍ヶ岳山荘を後にして、大喰岳を目指す。看板には南岳まで4kmとある。山の中での4kmは普通に歩いても1時間はかかるはず。私は南岳に11:30までに到着したいと考えていた。ここの稜線は、とても気持ちが良かった。危険と感じる場所もなく、3000mの稜線を満喫した。
11:19 南岳に到着。ここからは2回目となるルートとなる。昨年、槍平から南岳に上がり、その後大キレット、北穂高岳・涸沢岳と縦走し、奥穂高山荘から白出沢を下った。よく考えるとその山行を思いついたのが、やまお君が「新穂高~槍ヶ岳~南岳~大キレット~北穂高岳~奥穂高山荘~新穂高」の周回を1日で行っていることを知ってからだった。今思うにとてつもない山行だったとわかる。私と天狗蔵君は槍平から南岳に上がって周回することにしたが、それでもきつかった。そんな化け物のようなメンバーが周りにはまだまだ数名いる。
南岳山荘からの下りが意外ときつかった。斜度的にも相当ハードだったことがわかる。槍平までの下りは、1時間54分だったが、とても長く感じた。昨年登りでは2時間45分かかっているので、そこそこのタイムで下ってはいるがやはり辛かった。
13:26 槍平小屋でまたまた水の補給を行う。この後標高が下がっていけば確実に気温の上昇が予想される。今日も下界は猛暑とのこと。槍平からの下りは斜度も緩く、快調に下っていく。滝谷避難小屋を過ぎたあたりから大腿部に力が入らなくなってきた。ここで今日3本目のアミノバイタルを補給。塩分補給タブレットと、水分をしっかりと補充する。もちろんエネルギーも補給。ザックの中にあったパンをかじる。胃袋がやはり物を消化してくれない。(胃液が薄まっている)こんな時はゼリーに限るのだろう。
15:00 白出沢を通過。資材運搬道路をひたすら下る。この資材運搬道路は行きも帰りも同じ時間がかかる。ということは駐車場到着は16:30近くになることが予想できる。ここの時間帯が忍耐だった。何の変化もない道路。できればMTBを使用できるようにできないものだろうか。以前MTBで行った経験があるが、現在は相当厳しくなってきた。
16:29 駐車場に予定通り到着することができた。感想は「長かった」の一言。しかし、じわじわと満足感がわいてくる。思い立ったように決行した今回の山行だったが、概ね予想した時間で行動することができた。槍からの眺めのすばらしさ。富山の山々とは違った楽しみ方がここにはあるように感じた。
レッドバロン単独


往路:6時間19分 槍滞在:6分 復路:7時間37分 計:13時間59分

2:30 駐車場スタート

しっかり登山届を提出

2:47 資材運搬道路に入る。

3:01通過

3:07 ショートカットの登山道へ 昨年は通行止めになっていた。

3:25通過


3:58 ここに曲がると奥穂高岳へ。

4:01 白出沢入口の水場 しっかり水分補給


堰堤工事がされていたっけ?

4:38 チビ谷通過 だいぶ明るく泣てきた。


まだまだ奥に行かないといけない。このアプローチが長い。

センジュガンピ

4:57 滝谷避難小屋通過

結構水が流れている。渡渉に苦労しそう。


ミヤマアキノキリンソウ

ミソカワソウ

5:25 南沢を通過

5:26 涸沢岳の先端に日が当たり始めた

オタカラコウ

トリカブト

5:39 槍平小屋に到着


6:12 最後の沢を通過 ここから斜度が急になりはじめる。

オトギリソウ

レイジンソウ

北穂高岳 涸沢岳等が太陽で照らされている。

中崎山 この尾根を中崎尾根という

笠ヶ岳 抜戸岩?

6:49 飛騨沢の全容がやっと見えた

左から 笠ヶ岳 抜戸岩 抜戸岳

7:07 千丈乗越との分岐点を通過

ここをスキーでハイクした。

笠ヶ岳~弓折岳までの稜線

トリカブトが綺麗


ミヤマクルマユリ

ウサギギクとヨツバシオガマ

ミヤマダイコウンソウ

7:40 太陽が照りはじめる



双六岳方面が見えてきた。

イワツメクサのボリュウムがすごい
花一つ一つが放射状に広がっている。

8:11 飛騨乗越に到着 槍の先端が見えた。

殺生ヒュッテが見える 上には東鎌尾根

飛騨乗越を左に曲がると槍方面

振り返ると後から行く予定の大喰岳(オオバミダケ)

槍の先端 待ってろよ。

西鎌尾根が見えた

8:24 槍ヶ岳山荘に到着 登頂準備をして出発


8:32 アタック開始

小槍 アルペン踊りを踊ろうか

ルートは分かりやすい。

途中から振り返って 高度感はある。

この辺りはクライミングの経験があると楽。

最後の登りと下りの梯子 左から上がって右から降りる

8:49 山頂登着 山頂はレッドバロンのみ 貸し切り状態。

北鎌尾根 いつかは行きたい。

左から赤岳 硫黄岳

西鎌尾根

山頂から山荘を撮るとこうなる

まだ誰も上がってこない 親子ずれが上がってきたところで山頂をあけ渡す。

ミヤマシオガマ どうしてこんな岩場に咲いているのか

山荘に戻って祝杯

9:20 テラスでペプシコーラ これが美味い

9:32 大喰岳に向かって出発

目指す大喰岳


9:40 飛騨乗越を通過

少し離れると槍の全容が見えてきた。

9:57 大喰岳通過

タカネヤハズハハコ


10:10 中岳への登り

トウヤクリンドウ

イワベンケイの花が咲く前?

ミヤマコウゾウリナ ミヤマタンポポかと思ったが違ったよう

10:21 通過

中岳の途中から 槍がガスで見えなくなる。

10:25 中岳山頂通過

南岳までは結構ある。

〇をたどれば楽に下りれた。

最後の眺め 槍ヶ岳 大喰岳 中岳

適度な稜線歩きが楽しめる

11:04 天狗原通過 これまで天狗原と名の付く場所をたくさん見てきた。

11:19 南岳通過 ここは2回目

横尾尾根

花びらに羽毛がないのでイワギキョウ

南岳小屋が見えて来た

11:25 到着 エネルギー補給をする

11:32 下山開始

11:44 尾根からカールに降りていく


小さなキバナシャクナゲの樹に花が咲いている。 これは珍しい高さ10cmはない。

ミソカワソウ

この雪渓がやばかった。踏み跡がなかったので通過した人は何処を通過したのか。

南岳新道は急勾配だった。

救急箱が置いてある。珍しい

オオヒョウタンボクが赤い実をつけていた。

歩きずらい登山道

バランスを崩してしまう

ジグザクに下っていく

マルバタケブキ?

ソバナ

13:10 やっと南沢に出て来た

沢を下って対岸の道を見つけるのはテープがなかったら無理かもしれない。だいぶ荒れた状態になっている。

13:25 槍平小屋に到着

13:35 水の補給を行ってすぐに出発


14:06 滝谷を通過


14:25 チビ谷を通過

アサギマダラが目の前に現れる
タテハチョウ科マダラチョウ亜科に属し、前羽が4~6センチほどの大きさで、羽を広げると10センチ前 後になります。黒と褐色の模様と、ステンドグラスを思わせる透けるような薄い浅葱(あさぎ)色の斑(まだら)紋様の羽を持っています。胸にも特徴 ある斑模様があり、この小さな蝶が日本列島を縦断、さらに南の沖縄や台湾まで延べ2200キロ㍍以上を飛んでい くのです。
翌年春、その逆のコースを日本に渡ってきます。 近年その不思議な旅が明らかになりつつあります。※アサギマダラの神話より引用

14:59 白出沢に戻ってきた。


相当気温が上がっている しっかり水分補給バンダナを濡らして頭を冷やす

資材運搬道路沿いにあったタマガワホトトギス

ひたすら下るのみ

15:39 通過

15:39 ショートカット登山道へ

登山道は脚に力が入らない ヘロヘロ状態

15:57 資材運搬道路に出る

16:12 新穂高ロープウエイ駅が見えてきた。

16:19 下山届を提出

16:29 ほぼ満車状態の駐車場に戻ってきた。充実の山行となった。川でほてった脚をアイシング。
おまけ前夜の露天風呂(深山荘)

これが前夜の睡眠薬でした。露天風呂も貸し切り状態

お久しぶりです。
ハード山行お疲れさまでした。
14時間ですか、モチベーションは相変わらず高いですね。流石です!
私は仙台の父がダウンして名古屋の姉と隔週で仙台帰省しているのと、9月のツールド東北210km、10月の金沢マラソン(フルマラソンは初めて)のトレで、山は殆ど行けてませんでした~。
今シーズンはこんな感じのままですね~
マラソンに挑戦していることを天狗蔵君から聞きました。頑張ってください。私には絶対にできない種目です。
お父さん大変ですね。お大事にしてください。私の父が88歳になりましたが、やはり注意を払ってます。日々様子が違うので心配はしています。