お盆休みは、やっと安定した天候になってきたが、40度を超える猛暑となっている場所も出てきた。地元も気温が上昇しているので、どこかに逃げたくなった。簡単に行けてロング山行が楽しめる場所ということで、地元の室堂・立山三山・大日岳方面に行くことにした。コロナ禍が富山にも広まり、感染者が出ている。アルペンルートのバスには、乗りたくない。考えたのは、昔の富山県人が使った八郎坂を利用して自分の足で雄山登頂を目指すこと。とにかく乗り物を使わずに、雄山山頂に立ちたくなった。
過去に一度だけ、称名の大日岳登山口から奥大日・室堂・弥陀ヶ原・八郎坂・称名と周回したことがあった。その時は約12時間の山行。その時もふらふらだった。今回は、雄山に登頂した後に、大汝山・富士ノ折立と回って、大ばしりから雷鳥沢におり、時間と体力の残り具合をみて、元来た道を引き返すか、奥大日岳を目指すかを決めることにした。結局は、元の称名に戻るわけだが、来た道をたどった方が体力的には楽だ。しかし、思いは奥大日経由で称名に戻ること。そのためには、エネルギー・水分・塩分・アミノ酸を身体の中にどのタイミングで取り込んでいくかがカギとなる。
①エネルギー源(手作りおにぎり3個+カロリーメイト一箱+カップ麺+ゼリー白桃+マーガリン入りロールパン4個) ②水分(ポカリスエット薄めたもの3L+伏流水2L)約4Lの水分を摂取。 ③塩分(塩分チャージタブレット5個摂取) ④アミノ酸(アミノバイタル3本) これらを身体に問いかけながら摂取していった。
一番重要なのは、自分の足に合ったシューズを選ぶこと。今回使用ゴロー登山靴は、今シーズンの毛勝山から使用を開始。6月23日西北尾根からの毛勝山往復。 7月3日僧ヶ岳トレーニング山行 7月19日蓮華温泉~白馬往復 8月1日八方黒菱~五竜岳往復 8月11日八方ゴンドラ~唐松~不帰の嶮~白馬鑓ヶ岳~大雪渓~猿倉~八方ゴンドラ周回 とハードに登山靴を酷使してきた。おかげで自分の足に収まった感じだ。決してぴったりとフィットしている感じではない。全体に緩く感じるが、土踏まずから踵にかけてのおさまりがいい。逆に五本の指はしっかりと広がるぐらいに緩い。指の緩さが逆に歩き安さを引き出しているように感じる。(あくまで主観)今までの登山靴は、フィット感が抜群だが、下りで指が痛くなっていた。
ゴロー登山靴は、自分の足型をとってオーダーで作ってくれる老舗の登山靴ショップだ。その店なりのノウハウが活かされた登山靴に、今は感謝の言葉を送りたい。(決して店の回し者ではない。個人的な感想に過ぎない。)
今回も、14時間を超えるロング山行だったが、終始楽しむことができた。雄山の山頂には数えきれないほど登頂しているが、記憶に残る山行となった。
レッドバロン単独 踏破距離:40.6km 山行総時間:14時間49分

往路(桂台~雷鳥沢):8時間17分 昼食タイム20分 復路(雷鳥沢~奥大日~桂台):6時間12分

3:06 桂台下からMTBでスタート。

誰もいない桂台ゲート。少々心ぼそい。

斜度の急な場所はジグザグに上がっていく。極力大腿部の筋力を使わないようにギアーを調整。

小休止 意外と楽に上がってこれた。

3:54 MTBをデポ。

4:11 八郎坂に入る。今年はここを利用する登山者が多いのか、踏み跡がたくさんついている。やはりアルペンルートのバスには乗車したくない登山者が、例年よりも多いように思う。

今日も足元は、ゴローの登山靴。ほとんど足が痛くならない。快適な登山靴を手に入れたことで、たくさん歩くのが苦にならない。脛が膨らんでいるのは、サッカー用のプロテクター(子供用)を入れて脛をガードしている。これまでの経験で、何度も岩にぶつけて出血している。それを回避するための策。(使用するプロテクターは、子供用がいい。)

しっかり整備されている。以前よりきれいになったように思う。

水量が減ったので1本のみ。

4:57 展望台通過

やはり綺麗に見える。

しっかり階段状になった登山道を行く。

もうすぐバス道路。

5:22 バス道路に出る。八郎坂は終了。ここから弥陀ヶ原となる。

雄山方面はガスの中。


ここの入り口が分かり辛かった。

木道は、ほぼ駆け足状態。


愛妻 おにぎりでエネルギー補給。

分岐点で直進してしまい、間違いに気づいて戻る。この道に入っていく必要がある。

弥陀ヶ原ホテルが見えてきた。 今年度はコロナ渦の影響をうけて休業している。

6:30 一番のバスが通過。(観光バス)

6:36 弥陀ヶ原バスターミナルを通過。

10分ほどバス道路に沿って歩き、美松坂コース入口に入る。しっかり草刈りが行われて整備されている。

熊に注意の看板があった。すぐに鈴をつけた。

この登山道は、一時閉鎖されていたとのこと。天狗平と弥陀ヶ原と結ぶ近道として作られた。バス道路が出来るまで沢山の登山客で賑わっていたが、 バス開通後一時は廃道状態となっていた。
しかし数年前天狗平山荘のスタッフや山岳ガイドの方々により整備され、安全に歩く事が出来るようになった。
立山室堂周辺では珍しく”地面を歩く”登山道。(天狗平山荘HPより引用。詳しくは「天狗平山荘周辺トレッキングガイド」へ。







7:36 天狗平山荘が見えてきた。

7:40 前を通過。あまり登山者の気配がしない。

7:43 最初のバスか?

立山では初めてテガタチドリに出会った。

ウサギギクも可愛い。


室堂ターミナルが見えてきた。自然とペースが速くなる。


8:10 室堂ターミナル前をスタート。 ほとんどの人がマスクを着用しているので、私は覆面装着。

一ノ越を目指す。

やはり雄山はガスの中。


急激に気温が低下。風も強いので、雨具を着ている人も多くなってきた。

一ノ越で私もウインドブレーカー・雨具の下を着用。一瞬の晴れ間もある。

9:16 三ノ越を通過。

ガスの中に社務所が見えてきた。左側に上がりやすく整備された階段があった。気が付かなかった。

山頂はガスの中。

9:35 大汝山に向かう。

振り返ると山頂が見えた。

風が強いので稜線のガスも抜ける瞬間がある。

山崎カール ロウソク岩が見えた。雪がある時期にしか近づけない。

いい感じ。

稜線を行く。

室堂ターミナルが見えた。

大汝山荘が見えた。

9:51 大汝山を通過。

やはり登山者は少ない。

ここでもポツリポツリと登山者とすれ違うのみ。



真砂沢を見る。ここをスキーで滑ってみたい。まだ行っていないコース。帰りの剣御前までが長い。

10:20 大ばしりに入る。(後で気が付いたのだが、大ばしりコースではなかった。ボッカ用の専用登山道だった。踏み跡があったので、なんのためらいもなく踏み込んでしまった。)

登山道の印がつけられているが、「分かりにくい」と思いながら写真を撮っていた。

この辺りから、雷鳥沢に向かわないで、離れていく。大ばしりは、雷鳥沢に向かっていくはずと頭をひねり始めた。


疑問が解決した瞬間。今下ってきた道は、一般登山道ではなかった。入口にこのような看板があったのかもしれない。見落としてしまった。

ペンキで「ボッカミチ」と書かれている。

しかし、この〇印はまぎらわしい。矢印が付いているのでOKと判断してしまいそう。

一ノ越からの登山道と合流。雷鳥沢を目指す。少々遠回りしたよう。

雷鳥のメスと遭遇。子供はいなかった。それとも大きくなった子供なのか。

天候が回復。気持ちがいい。

浄土山を振り返る。

雷鳥沢を目指してスピードアップ。


この尾根上に大ばしりコースがあるよう。


この辺りは駆け足状態。

雷鳥沢 大ばしりコースとの合流点で食事タイム 手作りおにぎり デザート付き。

山でのこれはやめられません。

コーヒーもいただきます。

ゼリーの時間 白桃が最高!

11:44 ここから奥大日岳を目指すことに。称名の登山口まで5時間30分を想定。到着が17:30頃になる。まだ元気はつらつ。脚力も残っています。

雷鳥沢テント場への橋の横を通過。

室堂乗越を目指す。

気温も上昇してきた。昼食をとった場所は、伏流水が流れていたので、ハイドレーション3Lを満タンにしているので、思う存分水分補給ができる。


雄山のガスも抜けてきた。

今年初めてイワイチョウに出会った。

地獄谷の噴煙がすごいことになっている。爆発するのでは。

ガスがすべて抜けてクリアーに。


ダラダラとした登りが続く。


称名川の深い谷。

行っても行ってもトラバース気味の登りが続く。

一度 右側のルートに入ったので終わりかと思ったら、またダラダラと登りが続いている。

振り返ると剱御前山並み。

やっと大日岳方面が見えた。

まだまだトラバースの登りが続く。

トリカブト 紫が毒々しい。

13:17 登山道が稜線の右側になる。山頂はすぐそこ。

13:24 奥大日岳山頂に到着。

すぐに次へ出発。ここからは何度も来た登山道。約3時間で登山口に着けるはず。

池塘を通過。

中大日岳 大日岳が見えてきた。

鎖場を下りる。

またまたトリカブト

七福園まで楽しい稜線歩きができる。

カライトソウ

ミヤマアキノキリンソウ

お花畑 ピンク・黄色・白・紫が混じっている。

ツリガネニンジン(ハクサンシャジン)

シナノオトギリ

14:01 七福園が見えてきた。

弥陀ヶ原のバス道路 午前中は向こう側を歩いていた。

ガスが湧いてくる。

タカネマツムシソウ 出会ったのはこの一輪のみ。



14:29 七福園に入る。

14:37 中大日岳のはず。看板が見当たらない。

今年は休業している大日岳山荘。ハイドレーションにたっぷりと水分を入れてきて本当に良かった。4L近く飲んでいる気がする。

14:47 大日平への分岐点。今回は大日岳にはいきません。


だらだらと辛い下り。気温も上昇。

モミジカラマツ

何ヶ所か水場が出てくる。タオルを濡らしたり、帽子を濡らしたりと暑さ対策をとる。

木道が出てくると安心する。

ここは駆け足状態で進む。

16:10 大日平山荘を通過。覆面はコロナ対策ではなく、日焼け止めに使用。

木道はやはり楽。

牛ノ首手前にある細い尾根。左側から称名川の音。右側から雑穀谷の音。両方が聞こえる場所。川の音に違いがある。

雑穀谷方面

称名川方面。

16:47 牛ノ首を通過。ここからが急な下りとなる。何度来てもこのくだりは辛く感じる。 ここから約40分の忍耐。


16:59 猿が馬場を通過

対岸に朝登った八郎坂が見えた。

急な下りで膝が笑い始める。

この大岩が見えたら登山口はすぐそこ。

17:31 登山口到着。ここからアスファルトの下りとなる。

17:47 MTBを回収。

ここからダウンヒル開始。

セルフタイマーで 綺麗に取れなかった。

17:56 車止めに到着。登山届タイムより早かった。

酷使したゴローの登山靴。またまたいい感じにダメージがついた。今回すれ違った登山者の中でゴロー使用者は1名のみだった。それにしても14時間以上履いていて、指が全く痛くないことに驚きを感じる。
3週連続のロング山行。今回が一番長い。自分でもなぜここまで歩けるのか不思議で仕方がない。日々のランニングの効果と判断する。


40km超のロング山行お疲れ様でした。
この距離は凄い。昔より明らかにパワーアップしてますね!やはり体が軽くなったせいでしょうか。
それにしてもゴロー登山靴いいですね~
少々変態な山行でしたが、トライして良かったです。長く歩くことに、慣れてきました。週に4回のランニング効果です。MTBもゆっくりですが、称名まで余力を残して上がることができました。