先週は、大陸の寒気が南下して、標高2000m以上は、一気に銀世界。立山室堂は、吹き溜まりで50cmの積雪となっている。今日は、高気圧が日本の真上に一日停滞の予定で、晴天が約束されている。紅葉が綺麗な山域をいろいろ探ったが、どこも標高がある場所は、積雪がある。悩んだあげく鍬埼山に決定。いい汗を流した後は、大品山で山鍋を計画。いつもと違った山行となった。
先週の木曜日は、ポカポカ陽気の秋山を満喫することができた。その後に寒波が入り、標高2000m以上で積雪を記録している。鍬埼山も例外ではないが、手前の大品山は、まだ紅葉が期待できる標高。鍬埼山から下りてきて、大品山でゆっくりお昼を食べることにした。寒ければ、ツエルトを張って山鍋パーティーを楽しむことをメインに山行を考えた。
そうなるとザックの中身が重くなる。それを覚悟で、防寒具・ツエルト・コッヘル・食材・鍋用の水等をザックにパッキング。どうにか10kg以内に納めることができた。今日は山での鍋を意地でも楽しみたかった。
片やんに計画を相談したところ、山鍋パーティーに大賛成。食材等はすべて私が準備をしてみた。特に鍋の材料をどうお昼まで新鮮なまま持参するかが課題だった。現地で切ることも考えたが、朝に野菜を切ってジップロップに入れ、冷凍の鶏肉団子と油揚げを保冷容器一緒に入れて、保冷剤代わりとして持っていくことにした。鍋の元は最近よく宣伝している「プチっと鍋」。一人前でも美味しい鍋が食べれるようにと商品開発されている。味が薄ければ、つぎ足しで醤油・塩を追加することを考えた。これが大成功。二人で山鍋を堪能することができた。
6:42 粟巣野スキー場駐車場を出発。スキー場内を直登して、上部のリフト降り場まで一気に上がる。BCスキーの時も同じようにハイクするが、スキー場の右端を上がっていく。
7:06 上部リフト降り場を通過。そこから登山道に入ってく。ここ数年のトレランブームで、登山道は綺麗に整備されている。2017年9月3日に鍬埼山に登山しているが、この時と比べると相当整備がされているように感じた。今日も、一人だったが、トレランシューズのランナーが走って追い抜いて行った。
7:29 貯水池横を通過。ここから細尾根に入る。ここの登山道の入口も以前は、ピンクのテープが付いているだけだったが、しっかり看板がでて道案内されている。細尾根の登山道は、前日の雨でぬかるみも多いが、整備がしっかりされていた。なので快調にとばしていく。
8:26 大品山と鍬埼山の分岐点を通過。駐車場から大品山まで1時間44分でクリアーできた。確実にBCスキーよりも早い。ここから鞍部に向かって下っていく。登山道は、全体に湿気を帯びてぬかるみが多い。
8:34 鞍部を通過。日陰の雪はしっかり残っている。朝の冷え込みで霜も降りている。標高が1400mを越えるとやはり、降った雪は簡単には融けない。標高を上げるに従い、雪の量も増えてくる。葉っぱに残っていた氷が、太陽があたって融けて頭上からバラバラと降ってくる。たまりかねて雨具を着る。
9:28 今日の核心部、真谷東又の上部の鎖場に到着。この辺りの登山道は、ほぼ雪の状態。慎重に鎖場を通過する。ここを上がると独標になる。
9:33 独標を通過。もう山頂から下りてこられる登山者もいる。積雪はあるが、登山道はしっかり見えており、問題はなさそう。独標におられた方は、軽アイゼンを装着されていた。(準備がいいお二人だ。)登山道の雪は、まだサラサラ状態。ところどころ滑る箇所がある。登山靴をけり込んでいくだけの硬さがない。逆にフクラハギはパンパンになってくる。標高が上がるにつれ積雪も30cm以上はある状態になってくる。それでもある程度踏み固められ、どろどろの登山道よりも歩きやすい。
10:30 約1時間の雪道ハイクで鍬埼山山頂に到着。目の前に素晴らしい眺望が広がる。右下には、有峰湖が見え、目線を上げると薬師岳方面の山々。立山連峰が一望に望め。奥大日岳の後ろから剱岳の山頂が見える。10分間ほど山頂に滞在。今日の目的は、大品山での鍋パーティー。心はそこにある。
10:41 快晴の山頂を後にする。下りは、思った以上に楽。雪は相当緩み、踏み固められている。踵から雪を踏み下ろすようにスタンスを気にすることなく下っていくことができる。実に早い。登りと下りの差は大きい。
11:14 独標に到着。約30分で下ることができた。登りの半分の時間。いかに楽に下れたかが分かる。ここから鎖場に下りていく。下から登山者がクループで上がってくる。先頭の方の声に聞き覚えがある。「荒木さん?」の問いに「アレー」の返答。よく山の中でお会いする魚津岳友会の強者の方だ。先週、婆谷温泉に泊まっての山行で、アメリカ軍の戦闘機の訓練に遭遇。山の中で航空ショーを見た話など、一時の会話を楽しんだ。別れぎわに「また、どこかの山で逢いましょう。」と挨拶して別れた。
11:23 核心部を通過。この後は、頭の中は鍋のことで一杯。大品山をひたすら目指す。雪が融け、ぬかるみ状態の登山道がやけに滑る。慎重に下っていく。
12:03 鞍部を通過。この辺りは雪もなく、歩きやすくなっている。気温も上昇し、絶好の鍋パーティー日和となってきた。鞍部から大品山への登りも、自然にスピードが上がっている。
12:20 大品山山頂に到着。格好の場所を見つけていざ鍋の準備を開始。段取りは素晴らしかった。片やんがお湯を沸かして持ってきていたので、ガスに火を点け、水を少々追加してすぐに鶏肉団子・油揚げを投入。少し沸騰したところで野菜を投入。プチっと鍋を3つ。醤油・塩を少々。野菜がしなっとしたところで完成。二人で美味しくいただいた。もちろんおにぎりも。食後は、リンゴの皮をむいて二人で分ける。最後はコーヒーを飲んでパーティー終了。今までにない楽しい食事ができた。これから癖になりそうな気がする。問題は、ザックが重くなることだが、その分スピードを抑えればいいのかもしれない。
13:37 下山開始。大品山から粟巣野スキー場の駐車場まで標高差約800mの下りとなる。ここもぬかるみが多く、自然と慎重な下りとなる。それでも数名の登山者を追いぬいてしまった。
14:15 細尾根を下って、貯水池の横に出る。ここからは、整備された登山道を進む。
14:32 スキー場上部リフト降り場に到着。朝はスキー場の中をハイクしてきたが、帰りは、右側に登山道らしきものがあるので、そこを下ることにした。少々くねくねとなって降りているが、しっかり整備されている。行きつくところは、導水管の横に下りてくる道だった。舗装された道に出たところで、お猿の集団に遭遇。相当な数の群れだ。そのままスキー場の方面へ。
14:54 駐車場に到着。そこで山頂でご一緒だった方とお逢いし、ご挨拶していると、足元が「ゴロー登山靴」だった。すぐに写真を撮らせてもらい、ゴロー登山靴談義となった。その方は、当初、足に合わず、当たりがでて調整してもらったことなど、靴にまつわる話で盛り上がった。また何処かでお会いできるように思う。その時は声を掛け合いたい。
今回の山行は、山鍋がメインだったが、雪の鍬埼山もよかった。新たな経験で、また山の楽しみ方が増えた気がする。今度は、11月にスキーでの山行に突入のような感じだ。特に立山室堂周辺の積雪が、ここ2年少なく行けてない。今年は期待できそうだ。
メンバー:片やん・レッドバロン 総山行時間:8時間12分

往路:3時間45分 山頂滞在:14分 復路(大品山まで):1時間39分 山鍋パーティー:1時間17分 大品山~駐車場:1時間17分

全体に同じような勾配で鍬埼山まで続いている。スタート地点標高599m~鍬埼山標高2090mを3時間45分でクリアー

6:42 駐車場をスタート

スキー場の中を行く。

左のスキー場内へ。

食材が入りザックが大きい。

カモシカの足跡がある。 獣臭もする。僧ヶ岳の臭いと同じ。

7:08 上部のリフト降り場を通過。 導水管の横の登山道を行く。

今日はいい天気になりそう。

登山道も整備されている。

導水管の上を通過。

いつもスキーで上がっていく尾根もきれいに整備されている。


今日も片やんと山行。

7:31 貯水池横を通過。細尾根に上がっていく。

以前はなかった看板。2017年は、そのまま通りすぎてしまった。

根っ子だらけの細尾根を行く。よく滑る根っ子。

ここも看板が完備。

日光が当たらないので、全体にジメジメしている。

太陽が当たると気持ちがいいダテカンバ林。この辺りはまだ紅葉していない。



8:26 大品山との分岐点を通過。ここまで以外と早かった。日陰に雪が残っている。


綺麗な大日岳・弥陀ヶ原が見える。

鞍部に向かって下りていく。

霜が降りていた。寒かったよう。

雪が残る登山道を行く。


日陰には、樹木の上にも雪が残っている。樹木の上の雪が、温められバラバラと降ってくる。(雨具を着用)



9:28 今日の核心部に差し掛かる。真谷東又の最上部にある鎖場を行く。(スキーでいつもここの通過に苦労する。)

雪の状態が悪いときは、スキーを外してこの鎖場を這い上がって独標に行く。

片やんも上がってきた。

9:35 標高1756m独標を通過。素晴らしい眺め。

鍬埼山までは積雪30cm以上の雪道。 ふみ跡があるので逆に楽ちん。


鍬埼山までは約1時間といったところ。



傾斜がきつくなると雪が滑って足場が定まらない。脹脛に負担がかかる。

山頂まではもうすぐ。

10:27 山頂に到着

劔の頭をバックに記念撮影。

有峰湖~

薬師岳方面

立山室堂 劔岳の先端 大日岳とつながっている。

越中沢岳 鳶岳が見える。意識をして見たことがなかった。浄土山~薬師岳までの稜線は、来年の目標に入れたい。


富山湾をバックに片やん。

写真を撮るのに夢中のレッドバロン。

10:41 短時間の滞在で大品山に戻る。

登山道の雪も緩み、下りはらくちん。雪を踵で踏み下ろしていく。

めちゃくちゃ早く下りていく。

独標が見えてきた。


ナナカマドの実がたくさんなっている。

11:14 独標を通過 登りの約半分の時間で。

チョコレート色のオオカメノキの葉

核心部を上がってこられたパーティーのリーダーは、顔見知りの荒木さん。楽しい会話が弾んだ。二人とも覆面。

鎖場を下りたところ。


雪が少なくなると滑りやすくなる。

標高が下がってくると気温が上昇。


目指す大品山が見えてきた。 鞍部まですぐそこ。

12:05 鞍部通過。

大品山への登り。 気持ちがいいブナ林。

分岐点を左に曲がって大品山山頂へ。

12:20 山頂に到着 鍋の準備にとりかかる。


プチッと鍋を入れて味付け。

ダシがでて美味しい。

いい感じに煮えてきた。

味見をしたら少々薄味だったので、醤油と塩を入れる。

美味しくいただく。

おにぎりもいただく。


リンゴもいただく。

片やんも大満足。


コーヒーもいただく。

13:38 大品山から下山開始。




貯水池が見えてきた。

14:16 貯水池横を通過。

導水管を横切る。

リフト降り場から右の登山道へ。

綺麗な登山道ができていた。


導水管の横に下りる。 猿の群れに遭遇。



スキー場に出てきた。

スキー場の案内板

駐車場で鍬埼山の山頂でご一緒だった方と、ゴロー登山靴について談義。写真を撮らせてもらう。

14:54 下山終了。新しい山行スタイルが見つかった。これから癖になりそう。


鍋登山いいですね。
下準備をしておけば短時間で美味しく頂ける発見で、新たな楽しみに終わりは無いですね(笑)
2000m級の山となると上部は積雪してますね~
この土地にのように、山は日によって寒暖差が極端に異なりますから要注意でいきましょう。
まだ10月だというのに、北アルプスの山々は真っ白です。今年は立山周辺でのスキーができそうです。
登山道の雪の多さにはびっくりでした。今回、火打岳・雨飾山・大渚山などを考えましたが、鍬埼山に落ち着きました。山鍋が目的だったので良かったように思います。
来年から、こんな山行が増えそうです。