若者からの誘いを断れず疲れた脚で大日岳へ 予想以上に動けてしまった 紅葉と剱岳の眺めを満喫! 

昨年のこの時期に剱岳に一緒に行った若者から、山行のお誘い。2日間奥穂・前穂だったので、大日岳ならと山行決定。コンビニで調達できる食材での山飯にチャレンジ。紅葉が始まって、剱岳の素晴らし眺めに帰りたくなくなった。

間を1日空けての山行だが、2泊3日で山に入っている感覚で行くことにした。身体的な疲れは、やはり残っている。9月の前半に山に行かなかった、いや行けなかった理由があった。10年以上にわたり、両脚の「下肢静脈瘤」と付き合ってきた。その治療として「下肢静脈瘤血管内焼灼術」という手術を行った。

下肢静脈瘤とは足の血管がふくれてこぶの様になる病気。良性の病気で治療をしなくても健康を損なうことはないそう。しかし、自然に治ることはなく、足にこぶの様な血管が目立つ見た目の問題、だるさやむくみなどの症状が日常的に起こる。重症になると、湿疹ができたり、皮膚が破れたり(潰瘍)、出血をおこすことがある。下肢静脈瘤は静脈の病気。足の静脈の役割は、心臓から足に送られ使い終わった汚れた血液を心臓に戻す働きをしている。重力に逆らって足から心臓に血液を送らないといけないので、静脈の中には“ハ”の字型の弁があり、立っている時に血液が足の方に戻ってしまう(逆流)のを防いでいる。下肢静脈瘤は、この静脈の弁が壊れることによっておこる静脈独特の病気。弁が壊れてきちんと閉まらないために下流の静脈に血液がたまり、静脈がこぶ(瘤)のようにふくれてしまう。また、汚れた血液が足にたまるために、むくみやだるさなどの症状が起こる。弁が壊れる原因には遺伝や妊娠・出産、長時間の立ち仕事などがある。

私の母親も下肢静脈瘤だったので、遺伝的な要因と職業柄、立っていることが多かったことが発症の要因のように思う。ここまで登山をするうえで支障はなかった。ただ、ここ数年ふくらはぎを常に圧迫している生活が続いていた。ふくらはぎ用のスパッツを日常的に身に着けていた。もちろん登山の時も。

手術に踏み切った要因は、皮膚に色素沈着が見られるようになり、潰瘍が起きそうな状態になってきたからだ。もう一つは、氷見市民病院医に「小畑 貴司」先生という名医がおられることを知ったからだ。手術は1泊2日で行われ、静脈の中に細いレーザーファイバーを通して、レーザーの熱によって静脈をふさいでしまう方法で行ってもらった。レーザー治療は中から静脈をふさいで血を流れなくしてしまい、カメラで行う胆石の手術と同じ、“低侵襲治療”と呼ばれる体に優しい治療だった。

術後は、普通に歩いて病室に戻り、安静にしていたが、痛みがほとんど出なかった。ただ、内太ももに打撲をした時のような内出血がでたが、それも2週間たつと消えていた。術後のエコー検査で、良好ということから運動の許可が出た。少しずつランニングからスタート。内太ももになんとなく違和感はあるが、気にならなくなってきたこともあり、今回の山行を実施することにした。

術後の筋力の低下や、血行不良等も感じない。歩いていても疲労感が軽減された気がする。下腿全体の血行が良好になったからのようだ。まだまだアウトドア―スポーツを楽しむことができそうな、前向きな手術だったように思う。先生には心から感謝したい。下肢静脈瘤でお悩みの方は、氷見市民病院の小畑先生に相談してみることをおすすめする。

メンバー:S鷹君・レッドバロン 総山行時間:7時間38分

往路:3時間34分 山頂滞在:1時間06 復路(称名滝見学含む):2時間58分

スタート地点標高:933m 大日岳2051m

7:01 称名の駐車場をスタート

登山者は、横から抜けていく。

みんなで通れば怖くない 8時オープンは遅すぎる。事故があれば自己責任で。

7:13 大日岳への登山口を出発。ここからが登山。

オオアキギリ に出会う。秋の花

ヤマハッカ

7:49 猿が馬場を通過。ここまで脚が重い状態。

8:01 牛ノ首を通過。

8:19 紅葉が進んでいる。

8:35 大日平小屋に到着。

エネルギーを補給。

ゴゼンタチバナ

9:28 見晴らしのいい場所で大日平を振り返る。

9:47 大岩を通過。上の方は紅葉が進んでいる。

10:04 大日小屋が見えてきた。左の紅葉はベニバナイチゴの樹。

薬師岳方面

だいぶ近づいてきた。

10:18 大日小屋の横に到着。剱岳がドカンと見えた。ここは何度来てもいい。手前から奥大日岳・剱岳・後ろに白馬三山が見える。

左が毛勝三山(猫又・釜谷・毛勝) 朝日岳・白馬三山 剱岳と見える。

手前がチングルマの紅葉。

赤くなっている。

10:35 大日岳山頂に到着。今年は3回目。

誰かの真似をしてみた。

今日は、コンビニで手にはいる食材で作る山飯。キャベツの千切りベーコンがポイント。

コールスローは、そのままでも食べれる。

彼も同じカップ麺だった。

お湯が湧いたらベーコンとコールスロー(キャベツ)を入れていく。

カップ麺を少し砕いて入れる。

火を止めて面が柔らかくなるのを待つ。

美味しくいただきます。山での食事は最高。

彼はカップ麺を直接。

最後に沢山のコーンが溜まっている。これが美味しい。

コーヒーもいただく

少しバラバラになたレーズンバタークッキー。

11:41 下山開始。山頂で1時間以上滞在していたが、本当に心地よかった。

二人で剱岳の写真を撮りまくる。

ナナカマドの紅葉がいい感じ。

12:09 大日小屋でトイレ休憩 その後剱岳に別れを告げて下山開始。

12:24 大岩を通過。ハイスピード下山。以外にも脚が動いてくれた。

水場も枯れている。

12:52 木道がでてきた。

下の方も紅葉がどんどん進む。

なぜかザックを外して歩くS鷹君。背中が汗で冷たいからだそうだ。そんなに軽いザックなのか。

13:06 大日平小屋を通過。

深呼吸してスタート。

13:23 ここも紅葉がいい感じに進んできた。

またまた深呼吸。いい空気をたくさん吸いたいとのこと。

この場所は、左から称名川の音、右からザクロ谷の音が聞こえる珍しい場所。

13:37 牛ノ首を通過。ここの看板が無くなっている。

13:46 猿が馬場を通過

14:08 いつもの大岩前を通過。

14:11 登山口に到着。 大日小屋の鞍部からここまで2時間少々。以外にも駆け降りる脚力が残っていた。山飯がよかったのか。

14:19 称名滝を見に行く。-イオンをたっぷりと吸収。

秋の花 ノコンギク

14:39 駐車場に到着。充実の山行となった。彼も走り高跳びの選手だった。彼と一緒に山に行くようになったきっかけは、陸上競技の審判を一緒にするようになってから。山に登りながら「彼女を見つけて早く結婚しろ」と親が思っていることを代弁しながらハイクしていた。彼とハイクしながらの会話は本当に楽しい。どこかにいい人いませんか。いい男ですよ。ちなみに身長は私より高い183cmほどある。

“若者からの誘いを断れず疲れた脚で大日岳へ 予想以上に動けてしまった 紅葉と剱岳の眺めを満喫! ” への2件の返信

  1. 連チャン登山、元気というか気持ちが若いですね!!
    若者との会話も楽しそうです。

    下肢静脈瘤の件、手術でスッキリして良かったですね。
    私はまだ50代半ばですが体のメンテナンスは、少しずつ意識していこうかと感じました。

  2. 自分の息子たちよりも若い彼との登山は、新鮮です。両親が登山をするらしく、その魅力に少しずつ気づいてきたようです。ただ、結婚しておらず、人生を豊かにするためにも「彼女を作れ」と説得しての登山でした。爽やかな好青年です。最近、天狗蔵君は夏山はしなくなりました。膝を痛めてからは、もっぱら自転車の様です。冬は一緒にBCスキーに行ってくれますが、少々寂しいですね。

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