ウルップソウを見に蓮華温泉~白馬岳へ 登山道で砂浴びをする延べ10羽の雷鳥に登山道を占領される

17日は、猛暑になるが晴天が約束されている。山仲間を誘って大好きなコースに行ってみることにした。この時期は、一気に高山植物が開花し始める。ここ白馬岳周辺には有名な「ウルップソウ」がある。この花は早い時期に花を咲かせる関係から、8月にはいつも花が終わってしまい、なかなか出会うことができなかった。今回は「ウルップソウ」を目的に行ってみることにした。 蓮華温泉から白馬岳のコースは、北アルプスの中でも非常に人気がある。斜度的にもきつくなく、登山道の整備もされている。標高1,475mの蓮華温泉を地点に朝日岳方面と白馬岳方面に行くことができる。両方とも日帰りや一泊二日での山行が可能なため、登山初心者にもってこいのコースだ。夏山の魅力である気持ちのいい稜線ハイクや、多くの高山植物にも出会うことができ、人気となっている。

17日は、連休最終日なので蓮華温泉の駐車場は、当日の朝では駐車できないと判断。前日に入って車中泊することにした。この判断が大正解。10時頃に到着しまずは駐車場へ。やはり満車だった。戻って乗鞍沢の手前に15台ほど駐車できる場所がある。そこにどうにか1台分のスペースがあった。明日の朝は3時30分起床。4時30分にはスタートしたいと考え、ビールを飲んで就寝とした。

予定通り3時30分起床。お湯を沸かして朝食をとる。車の中は非常に快適で、たっぷりとエネルギー充電ができた。

4:37 駐車場所をスタート。蓮華温泉の駐車場のトイレで用を済ませ、登山口に向かう。

4:55 登山口をスタート。いつもながら整備がしっかりされた登山道をハイクしていく。上に行くにつれ太陽が照り始める。やはり太陽が当たると一気に気温が上昇し暑くなってきた。

6:12 天狗ノ庭に差し掛かる。まずは、タカネナデシコ・マルバイワシモツケ・ミヤマムラサキ・イブキジャコウソウ・ハクサンシャクナゲ等が咲いている。数的にはまだまだ少ない。天狗ノ庭を通過した後は、オオバミゾホウズキ・イワイチョウなども見れるが、数は少ない。まだまだ最盛期といった感じではない。

7:05 白馬大池の分岐点に到着。ハクサンコザクラ・チングルマ・ハクサンイチゲが咲いているが、やはり数的に少ない。チングルマは、もう綿毛になっている物もある。ここ白馬大池山荘のテント場でマッタリと過ごすのもいいような気がしてきた。今年はそんなマッタリ登山をもっと楽しみたいと考えている。

その後、休まずに船越ノ頭を目指す。這松帯を抜けたところにコマクサがあるはずと探す。あったあった。ピンクのかわいい花が咲いている。その後、ミヤマコゴメグサの群生にも出会うことができた。

7:31 登山道に雷鳥がつがいで遊んでいる。晴天なのによく出てきたものだ。乾いた登山道の砂で砂浴びをしている。全く逃げようという気配がない。

7:48 船越ノ頭を通過。たくさんの登山者が休んでいる。ここは、冬に私たちが滑降するポイント。雪が積もると傾斜も緩くなるが、夏場に覗くと「よくこんなところを滑っているもんだ。」と考えさせられる角度だ。ここからは、高速道路のように整備された登山道を楽しみながら小蓮華山に向かう。

8:34 小蓮華山を通過。今まで何度も来ているが、山頂にこれほどの人が集まっている状態に出会ったことがなかった。密集状態にびっくり。そそくさと次に進む。

9:07 三国境を通過。やはりここも人が多い。白馬岳方面から下ってくる人が多い。時間的にもそうなる。ここから少しずつ傾斜がきつくなり、唯一の岩稜部分も出てくる。この辺りは、ミヤマダイコウンソウ・ミヤマキンバエ・シナノキンバイといった黄色い花が増えてくる。

9:38 岩稜帯を通過中にミヤマクワガタ・目的のウルップソウ・イワベンケイ・アズマギクといった花が見られるようになってきた。予想通りウルップソウは、今が盛りといった感じで青紫の色がすばらしい。

9:48 白馬岳山頂に到着。富山方面の北方稜線の山々や、剱岳から立山方面、奥の方を見ると穂高岳方面の山も見ることができた。素晴らしい景色を満喫して早々に下山して、お昼は白馬大池で摂ることにした。

10:00 下山開始。この時点では、まだまだ見晴らしもいい。しかしどんどんとガスがわいてくる。やはり夏山の天気だ。

10:37 三国境を通過。この時間帯になると登山者はほとんどいない。

11:07 小蓮華山を通過。さすがに登山者の数は少なくなっている。

11:41 船越ノ頭を通過。やはりこの時間になると、雲がわき太陽を隠してしまう。この関係からか、登山道には、たくさんの雷鳥が這松帯から出てきて、砂浴びをし始めている。ちょうどこの辺りの登山道は、岩に交じって砂地の場所も多い。雷鳥のほとんどがツガイだが、中にはメスを二匹従えているオスもいる。これから卵を産み育てる繁殖期に入っていくように思われる。とにかく8匹近くの雷鳥に出会うことができた。その都度、行く手を阻まれ下山が遅くなる。高山植物を楽しみ、雷鳥にも出会えるすばらしいコースに、通過中の登山者は満足そうな顔をしている。

12:24 大変ゆっくりとしたペースで、白馬大池山荘キャンプ場に到着。お昼を食べる。いつものようにカップ麺とおにぎり、コーヒーをいただき、充実の食事をとる。後は、1時間45分ほど下れば、蓮華温泉に到着と考えると、のんびりムードになってしまう。

12:59 白馬大池を後にして、分岐点から蓮華温泉への下りに入る。ガスで太陽も隠れているのであまり暑さを感じない。慌てることなくのんびりと下っていく。

13:43 天狗ノ庭を通過。この時間帯に下っていく人も少ない。

14:46 登山口に到着。下りは淡々と下ってきた。行きで花を確認できなかったオオウバユリを見ることができた。初めての出会いのように思われる。蓮華温泉の駐車場を過ぎて、乗鞍沢の橋を渡り駐車場所へ向かう。

14:54 駐車場所に到着。予定通りののんびりマッタリ登山となった。一緒に行った友達(顔出しNG)も大満足。充実した山行ができたようで喜んでいる。お誘いして正解だった。目的のウルップソウ・雷鳥にも出会えた充実の山行となった。

メンバー:レッドバロン・その友達   総山行時間:10時間17分

往路:5時間11分 山頂滞在:12分 復路(昼食時間34分含む):4時間54分

蓮華温泉標高:1,475m 白馬岳標高:2,932m

10:30頃に到着。ビールを睡眠薬とする。

3:30に起床してしっかり朝食。

朝のコーヒーをいただく。

車の中で食事ができるのがいい。

テントで使うキャリー・ザ・サン(CARRY THE SUN) ソーラーランタンが活躍。

4:37 駐車場所をスタート。

ギリギリ車を駐車している。

朝日に照らされる山。

4:55 登山口をスタート

蓮華の森を通過。

まだ涼しいので上は2枚着ている。

カラマツソウ

朝日岳方面 五輪の森からの花達がすばらしかった。

登山道はきれいに整備され、草刈りがしっかりされている。

太陽があたると暑くなり、一枚脱ぐ。

眺めがいい。

この花は、モミジカラマツ 葉っぱがモミジに来ている。なのでカラマツソウとの違いが分かる。

ゴゼンタチバナ

右が朝日岳~雪倉岳

眺めを満喫するレッドバロン

天狗ノ庭に差し掛かかる。まずはマルバイワシモツケ。

タカネナデシコ

タカネバラ 残念花が終わっている。

ミヤマムラサキ この花の名前が出てこなかった。

イブキジャコウソウ

またまたミヤマムラサキ

花を見ていると前に進めなくなる。

ハクサンシャクナゲ

天狗が作った盆栽

オオバミゾホウズキ

イワイチョウ

もう少しで白馬大池に出る。

一気に開けた。

手前がチングルマ

ハクサンイチゲ

ハクサンコザクラ まだまだ少ない。

7:05 分岐点を通過。休まずに船越ノ頭を目指す。

太陽が反射する白馬大池。

右が小蓮華山。

雷鳥に遭遇。登山道から動かない。

ここにも雷鳥がいた。

ミヤマダイコンソウ

遠くに鹿島槍ヶ岳 五竜岳が見える。

鹿島槍ヶ岳 五竜岳 唐松岳 白馬鑓ヶ岳 杓子岳は重なっているかも。

7:48 船越ノ頭を通過 写真を撮る順番待ち。

いつも滑る場所を確認中。こんな傾斜にびっくり。

少し下ってから長い登りが待っている。しかしここのハイクは気持ちがいい。

ハクサンイチゲと白馬岳

振り返ると白馬大池が見える。最高!

シナノキンバイ

花と山をどう入れ込もうか悩む。

アオノツガザクラ

ハクサンチドリ  後ろの黄色い花はミヤマキンホウゲ

8:34 大混雑の小蓮華山 うまく人を入れないで撮影成功。

ここから三国境までは、本当にらくちん登山。

雪倉岳~鉢ヶ岳

ガスがわいてきた。

9:07 三国境を通過。

ウルップソウに出会えた

青紫が綺麗

ミヤマクワガタ

写真では綺麗さが伝わらない。お花畑

シナノキンバイ

タカネシオガマ

タカネツメクサ イワツメクサとは違うようだ

あの岩稜帯を抜けるとすぐに山頂。

白馬岳の山頂が見えた。

ウルップソウの周りにイワベンケイ

隠れるようにして咲くイワウメを発見。

9:48 白馬岳山頂に到着。最高の眺め。

剱岳方面をバックに。

右から毛勝三山・ブナクラ峠・赤谷山~剱岳・立山三山と見える。

杓子岳~白馬鑓ヶ岳

10:00 下山開始。

今日一番のウルップソウ

イワベンケイ

ミヤマキンバイ

アズマギク

ミヤマダイコンソウ

二重稜線がはっきりわかる場所

二重山稜とは、二つの稜線が平行して走っている場所のことであり、二つの稜線の間はくぼ地が形成されるので線状凹地、船くぼ、雪くぼとも呼ばれる。

10:32 三国境を通過。人がいない。

高速道路のような登山道。

クモマスミレ 葉っぱの先端がとがっているので判断。

11:07 小蓮華山を通過。

ガスが出てきた。

タカネヤハズハハコ

ツガザクラ

クジャクチョウがタンポポに止まっている。これ以上近づけなかった。

アズマギク

11:41 船越ノ頭を通過。

タカネイブキボウフウ

またまた雷鳥の砂浴びに遭遇。

登山道を下っていく。

這松の上にもいる。

カップルの雷鳥

コマクサ

この状態で長く咲いている。

チシマギキョウ 花びらに産毛がある。

ハクサンコザクラ

チングルマと白馬大池

12:24 白馬大池のキャンプ場でお昼にします。今日のカップ麺は辛かった。

コーヒーもいただきます。

12:59 分岐から蓮華温泉への下りへ。

ツマトリソウ

モミジカラマツ

キヌガサソウ

エンレイソウ 花は終わってます。

オオバミゾホウズキ

13:43 天狗ノ庭を通過

風雪を感じる

ここから後2km

あと1.4km

あと1km

ハクサンオミナエシ

オタカラコウ

オオウバユリ 初めての出会い

蓮華の森を通過

ヤマアジサイ

14:46 蓮華温泉が見えてきた。

この時間帯で少し車が減ったか。

車止めまでまだまだ歩く。

14:54 駐車場所に到着。お疲れさまでした。山行時間は10時間を超えていますが、のんびりとした山行なので二人とも大満足。ウルップソウをはじめたくさんの花達と雷鳥に出会えた充実の山行となった。この後はお決まりの姫川温泉「瘡の湯」で汗を流した。

“ウルップソウを見に蓮華温泉~白馬岳へ 登山道で砂浴びをする延べ10羽の雷鳥に登山道を占領される” への5件の返信

  1. 10時間山行お疲れさまでした。好天でバッチリでしたね。
    この山域の花の綺麗さは相変わらずですね。種類多く、群生していて見応えがあります。

    17日は山形県の大朝日の縦走をやりましたがガスに散りました(笑)
    花もたくさん咲いていましたが、やはり白馬の稜線には敵いませんね~

    来週、会社のリフレッシュ休暇を利用して、念願の後立山テント泊縦走をやります。
    7/30 栂池入山→白馬岳山頂上宿舎テント場
    7/31 五竜山荘テント場
    8/1  種池山荘テント場
    8/2  扇沢下山

    天候によっては入山を7/30から7/31に1日遅らせる可能性あります。期間中テント担いで稜線を歩いていますので、もしスケジュール合えばと思いご連絡しました。

  2. いいですね。白馬山頂宿舎テント場から五竜山荘テント場までが、長いですが楽しいと思います。不帰ノ嶮を通過して、唐松岳。そこから五竜山荘テント場までが楽しいです。不帰ノ嶮は、逆回りで通過しましたが、そっちが楽でした。
    来週の土日も協会の仕事があり、4日~6日で折立~雲ノ平~水晶~鷲羽~三俣蓮華~黒部五郎~太郎小屋~折立の周回に行く予定です。 
    今度、どこかテント泊コラボお願いします。

  3. 後立山は何回かに分けて歩いてますが一気通貫は初でした。
    これを達成したら次は日本海からの栂海新道を歩きたいです。

    4-6の縦走楽しそうですね。
    私も飛越トンネル起点でほぼ同じルート歩いたことがあります。
    初日は雲ノ平泊でしょうか? とすると初日が長そうですね。

  4. 後立山縦走、中止しました。
    雷要因です。雷予報の中、あの稜線は歩きたくない。

    時間かけて準備してきましたが、ご縁がありませんでした…。

    1. それは残念ですね。今ブログ書いてますが、27日・28日と薬師峠でキャンプして、薬師岳登山と右俣沢登りを楽しんできました。12時を過ぎると雷がゴロゴロ不気味でした。どこかで降ってますね。8月の後半はコラボできませんか。

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